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シーメンスヘルスケア、ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム『ARTIS pheno』販売開始

[ 2017/03/31 ]

シーメンスヘルスケア株式会社は、ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム『ARTIS pheno(アーティス・フィノ)』の国内販売を3月28日より開始した。高齢化が進み、複数の疾患を抱える患者が増加している近年では、その治療は複雑さを増し、より⼀層負担の少ない検査や治療が必要とされている。ARTIS phenoは、優れた画質と多彩なアプリケーションにより難易度の高い検査や手術を支援するだけでなく、患者1人ひとりの容態に応じた低侵襲な治療を可能にした。また、手術室での使用を前提に設計されており、独自の衛生管理手法により衛生的な環境での手技に対応している。

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多軸透視・撮影システム『ARTIS pheno』


■複数の疾患を抱える患者に対応
 患者の中には健康上の問題を複数抱えている場合もあり、それが低侵襲治療を困難にする要因となったり、時には治療を不可能にしたりすることがある。特に高齢の患者が増加するにつれ、慢性疾患率が上がり、それに伴って手術のリスクも高まる。ARTIS phenoは、医療現場が直面するこうした課題への取り組みを強力にサポート。3D画像撮影機能「syngo DynaCT」は、高度な画像処理プロセスにより、従来よりも少ない造影剤での3D画像を生成する。また造影剤に過敏な患者でも、ARTIS phenoなら四肢のCO2造影が可能。テーブルを傾斜させた場合でも、新機能「StructureScout」によりCO2造影画像を鮮明に描出する。
 また、Cアームの内径を13cm広げ、アーム内のフリースペースを95.5cmに拡大。これにより、X線透視を併用する手技において患者へのアクセス性は向上し、体格の大きい患者の場合でも器具操作のための作業スペースを⼗分確保できる。ARTIS pheno専用に設計された4報告傾斜機能付テーブルは、患者体重280kgまで対応し、さらに心肺蘇生時には追加で+60kgの耐荷重を有する。また、フレキシブルなアイソセンター可変機構「FIS」により、あらゆる患者ポジションに応じて、治療に最適な透視・撮影を可能にしている。ARTIS phenoは、Trumpf社とGETINGE GROUP社の手術台と組み合わせることも可能※1で、複雑な患者体位や特殊なテーブルトップが必要な外科的処置にも対応できる。
※1:⼀部非対応の手術台もある。

■より低被ばく、より高画質
 低侵襲治療、画像ガイド下治療、インターベンションで透視・撮影装置としての威力を発揮するARTIS phenoは、あらゆる検査や治療に、低被ばくでありながら高品質な画像を提供することができる。高感度の「zen40HDR」ディテクタと定評のある「GIGALIX」X線管の搭載により、被ばくを抑えながらも高精細で高画質の画像を描出。さらに新たな2K技術を搭載し、撮影に加え透視も2K対応が可能になり2D画像分解能が4倍に向上した。

■術者の負担を軽減
 外科的処置は長時間に及ぶこともあり、その間立ったまま手技を行う術者にとっては最小限の負担で手技をこなすことがとても重要になる。また、術者は常に外科的処置エリア内で最大限のアクセス性を確保しなければならない。新しい4報告傾斜機能付テーブルには、いずれの軸方向に傾いていようとも、スムーズに移動するテーブルトップが搭載されている。
 ARTIS phenoは常にテーブルのポジションを認識し、同時にCアームを自動的にテーブル位置に合わせる。術者が処置のためCアームを⼀時的に退避させたとしても、装置はポジションを正確に記憶しているため、撮影を再開する場合も同じ位置にCアームを戻すことができる。

■手術室での使用を前提に開発された衛生管理アプローチ
 近年、院内感染は大きな課題となっており、院内感染への徹底した対策が求められている。手術室で使⽤することを目的に開発されたARTIS phenoは独自の衛生管理アプローチに基づき設計されている。表面の滑らかな抗菌加⼯カバーは掃除もしやすく、清浄度の高い手術室の環境維持を容易にする。ケーブルは装置内にまとめられており、またカバーの隙間をなくすようデザインされているため、液体が装置内部に入り込みにくい設計となっている。

シーメンスヘルスケアは、ARTIS phenoを導入した東京慈恵会医科大学附属病院(東京都港区西新橋)にて、販売を開始した3月28日に最新のハイブリッド手術室に関するプレスセミナーが開催した。同セミナーでは、同院の丸毛啓史院長ならびにシーメンスヘルスケアの代表取締役社長兼CEOの森秀顕氏が同席したほか、「第二世代Hybrid ORが可能にする最新の低侵襲性手術」と題して同院の村山雄一教授(脳神経外科)、大木隆生教授(血管外科)、そして坂東興教授(心臓外科)による講演が行われた。また、シーメンスヘルスケアのドイツ本社からはシニアバイスプレジデントのピーター・ザイツ氏が来日し、ARTIS phenoについて説明を行った。

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上段:左から丸毛啓史院長、村山雄一教授(脳神経外科)
下段:左から大木隆生教授(血管外科)、坂東興教授(心臓外科)

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左からシーメンスヘルスケアの森秀顕氏(代表取締役社長兼CEO)、ピーター・ザイツ氏(ドイツ本社シニアバイスプレジデント)


シーメンスヘルスケアは、2017年4月14日(金)~16日(日)にパシフィコ横浜で開催される「ITEM 2017(国際医用画像総合展)」に出展する。2016年5月に発表した新たなブランド「Siemens Healthineers」のもと、新デザインのブースではARTIS phenoを含む数多くの製品やサービスを紹介する。また、ARTIS phenoは世界的に権威のあるデザイン賞であるiF Design Award 2017を受賞している。

ITEM 2017シーメンス展示情報ページURL: www.siemens.co.jp/ITEM2017

据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置:アーティス pheno
認証番号:219AIBZX00107A01

【お問い合わせ】
シーメンスヘルスケア株式会社
http://www.siemens.co.jp/