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相良病院、シーメンス製全身統合型MR-PETシステム『Biograph mMR』を乳がん検診・診療用に導入

[ 2016/08/15 ]

社会医療法人博愛会 相良病院(鹿児島県鹿児島市)とシーメンスヘルスケア株式会社(以下、シーメンス)は、相良病院向けに全身統合型MR-PETシステム『Biograph mMR』を2016年9月に納入することで合意した。Biograph mMRは、MR画像とPET画像の同時撮影を世界で初めて実現した最先端機器として2012年2月にシーメンスが国内販売したものとなる。相良病院への納入は女性専門の医療機関としては国内初となり、これにより最先端の女性医療システムの確立を目指す。相良病院では本装置による乳がん検診・診療などを2016年10月から開始予定で検診の予約受付を開始している。

相良病院理事長の相良吉昭氏はBiograph mMR導入について、導入後はがん診療における使用実績を積み重ね、国内外で学会発表を行うなど、鹿児島から世界に向けて、この統合型装置による検査の有用性を発信したいと抱負を述べた。また、同院附属ブレストセンター放射線科の戸崎光宏氏は、乳がんリスクの高さに応じて検診方法を分ける個別化検診の重要性を強調し、PET-CTと比較する中でのPET-MRIの有用性についても注目している。

Biograph mMRはMRIとPETの特徴を組み合わせ、一度で全身を撮像し、MRI検査の得られる「かたち」「大きさ」とPET検査の強みである「機能」を同時に撮影した画像を重ね合わせられる統合型装置。シーメンスのMRIクリニカルマーケティングマネージャー井村千明氏は、CTではなくMRIと組み合わせた理由の1つとして、MRとPETは収集時間が近く(1シーケンス≒1ベッド)、時間的・空間的に同時に収集できるメリットを挙げるほか、世界初となる3テスラの高磁場に適応できるPET検出器の開発と小型化には技術的なチャレンジがあったと述べた。

相良病院は2016年4月より真栄会 新村病院(鹿児島県)と業務提携しており、今後、「地域医療連携推進法人(仮称)」設立を見据えながら、患者の相互受け入れや共同での研究教育活動の推進など、地域における病診連携強化を進めるとしている。相良病院の『Biograph mMR』や新村病院の手術支援ロボットといった高度な医療機器によるがん診療における新たな病院経営モデルの構築を目指している。

乳がん単独で国内唯一の特定領域がん診療連携拠点病院に認定されている相良病院は、2019年春には全面改築した新病院を建設予定で、同院とシーメンスは、病院建設・運営ノウハウの共有をはじめ、シーメンスネットワークによる認知度と企業価値の向上や最先端の女性医療を提供する新病院をショールームとして利用するなど、両者のメリットを活かして、日本から世界へ女性医療のモデルケースを発信したいとしている。

※2016年8月、シーメンス調べ

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左から相良吉昭氏(相良病院理事長)、戸崎光宏氏(相良病院附属ブレストセンター)、井村千明氏(シーメンスヘルスケア)


【お問い合わせ】
社会医療法人博愛会 相良病院
http://www.sagara.or.jp/
シーメンスヘルスケア株式会社
http://www.siemens.co.jp/