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東芝メディカル、新世代320列エリアディテクタCT『Aquilion ONE / GENESIS Edition』販売開始

[ 2016/04/08 ]

東芝メディカルシステムズ株式会社は4月7日、新世代320列エリアディテクタCT(以下、ADCT) 『Aquilion ONETM / GENESIS Edition(アクイリオン ワン / ジェネシス エディション)』の国内販売を開始することを発表した。

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Aquilion ONETM / GENESIS Edition


Aquilion ONEは、世界で初めて一度に16㎝の幅が撮影できる320列検出器(エリアディテクタ)搭載のCTとして2007年11月に販売を開始。ADCTは脳や心臓などの臓器全体を1回転で撮影することができるため、被ばくの低減を実現する。また、臓器や関節の動きなど、動態そのものを可視化することができる世界で唯一のCTとして、その臨床的価値が広く認められ、今日までに国内で300台超、全世界で1,000台を超える装置が導入されている。

新製品のAquilion ONETM / GENESIS Editionでは、X線出力から検出器、画像再構成に至るまで、さらに機能アップさせることで、より一層の被ばく低減、画質向上、スループットの向上を図った。また、ガントリ設計を一新し、最小設置スペース19m2を実現、さまざまな施設の設置環境に柔軟に対応する。加えて電源容量も抑制し、省エネルギー化を図った。設置から運用、廃棄まで装置のライフタイムコストを抑えられるため、導入施設の経営にも貢献する。

同社社長の瀧口登志夫氏(写真)は、現在世界2位のシェアを占める同社CTについて、グローバルスタンダードCTとして、さらなる低被ばく、広範囲撮影、高速性能、高分解能といった機能向上に注力し、2018年度には5,000億円の売上を目指し、CTのシェアを世界1位に押しあげたいとしている。

なお、本新製品・新技術は4月15日(金)~17日(日)にパシフィコ横浜展示ホールにて開催されるITEM2016 国際医用画像総合展に出展を予定している。

■製品特長
①独自のX線光学系技術「PUREViSIONTM Optics」
 X線の出力から検出器にいたる過程において、独自のX線光学系技術PUREViSION Opticsを用いて被ばくと画像のクオリティを決めるあらゆる要素を徹底的に見直した。X線の出力部では、患者被ばくに影響を与える低エネルギー側の成分を低減し、X線エネルギー分布の最適化を図った。X線の検出部では、精巧な極小切断技術と検出器素材の最適化により、光出力を40%向上させたPUREViSION Detectorを実装。被ばく低減はもちろんのこと、画像ノイズやアーチファクトのより少ない鮮明な画像を提供。

②低線量撮影と新たな診断画像をもたらす画像再構成技術「FIRST」注1
 FIRST(ファースト)は順投影適用モデルベースを使用した逐次近似再構成法。従来のX線CTの画像再構成法であるFBP(Filtered Back Projection)に比べ、大幅にノイズを低減できるため、低線量撮影を実現。空間分解能の向上やアーチファクトも抑制され、新たな診断画像を提供する。さまざまな撮影条件に合わせた設定強度やスキャンに連動しながら使用できるため、あらゆる検査に対応。また1回転のボリュームデータを最短3分で再構成できるため、処理速度も日常検査に使用可能なレベルにまで高速化が図られている。

③さらなるスループットの向上
 新たに開発したエリアファインダでは、位置決め用のスキャノ画像を用いることなく、ボリュームスキャン時の撮影範囲を直接視認することができる。また、ガントリは78cmの大開口径に加え、ガントリチルト角(傾き)を±30°まで拡張することで、さまざまな撮影体位に対応。さらに、FIRSTは専用ユニットを用いて画像再構成を行うため、従来のFBPやAIDR 3D注2と完全に並列再構成が実施でき、撮影後、即座に画像を確認できる。
 これらの革新的な技術や機構により、セッティングから撮影、画像再構成・表示(検査スループット)の効率化を実現、患者にも術者にもストレスのない快適な検査環境を提供。

④施設の設置環境に柔軟に対応
 新製品では数々の機能アップを図りながら、ガントリサイズは当社製64列CT AquilionTM 64注3より小さく、検査室の最小設置スペース19m2を実現注4。さらには電源容量を抑制し、省エネルギーな運用を可能としているので、より導入しやすい設計となっている。
 また、人を想うカタチ、人に愛されるカタチをコンセプトとして、Patient centric design(患者中心のデザイン)を追求し、なごみや安心感を与える無駄のない美しいガントリデザインとなっている。

注1)FIRST:Forward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion
注2)AIDR 3D : Adaptive Iterative Dose Reduction 3D
注3)2004年9月販売開始
注4)撮影範囲150cm短寝台の場合機械室なしでの設置も可能。実際は施設のCT室や運用形態に合わせて最適にプランニングしている。

■一般的名称:全身用X線CT診断装置
■販売名:東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-305A
■製造販売認証番号:227ADBZX00178000

【お問い合わせ】
東芝メディカルシステムズ株式会社
http://www.toshiba-medical.co.jp/