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JART-JIRA、モニタ精度管理セミナー開催

[ 2015/06/30 ]

 公益社団法人日本診療放射線技師会(JART)と一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA) は、6月27日(土)、JART講義室 (東京都港区) にて 『モニタ精度管理セミナー』 を共同開催した。

 多くの医療機関では医療画像のデジタル化が進み、画像表示用モニタによる画像参照、読影業務が進んでいるが、実際の精度管理の方法がわからない、ツールがないといった声が多い。第3回目となる本セミナーは、さまざまなモニタ条件による画像表示品質の差やモニタ精度管理手法を実体験できる。

 開講式の後、津坂昌利氏 (名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻 医用量子科学講座 准教授) による 「医療画像表示モニタの特徴と品質管理の実態」 と題する講演が行われた。
 氏の講演は基礎技術をはじめ、「液晶」 の解説から始まり、パネル構造、視野角、コントラスト比、解像度、輝度などモニタ仕様についての詳細な解説が75分にわたり行われた。
 病院内には参照用・汎用のカラーモニタをはじめさまざまなモニタが配置されており、適切な使い方がなされなければならないが、実際の現場では “ヒヤリハット” 多く報告されている。これらモニタの適切な運用管理は、診療放射線技師に負うところが大きいという講師の言葉は非常に重い。

 日々医療業務に使用するモニタには品質管理は避けられない。できれば半年に1回、最低でも1年に1回は行いたいということであったが、キャリブレーション機材や、管理人員を当てられない場合などは、モニタの導入前の仕様書に 「1年1回校正」 という文言を入れることも一法であるとの津坂講師の助言は、非常に有用であると感じた。

 休憩後、JIRA医用画像システム部会モニタ診断システム委員会による、「モニタ実機によるヒヤリハット体験」 が実施された。参加者が6班に分かれ、6ブース (A~F) のデモを体験した。

A:液晶モニタの構造とモニタの不具合
B:モニタの解像度と画像表示
C:医用モニタと情報機器用モニタ
D:3MP 異なる階調特性
E:プロジェクタ異なる階調特性と比較
F:輝度による視認性の差と環境光の影響



 その後、 「モニタの品質管理に関するガイドライン (JESRA X-0093) の紹介」 、そして 「モニタの品質管理のデモンストレーション」 が講義が行われ、セミナーは終了した。


 デモンストレーションでの機材提供協力は、JIRAモニタ診断システム委員会の以下企業が行うとともに、解説も担当した。
・EIZO(株)
・NECディスプレイソリューションズ(株)
・キヤノンライフケアソリューションズ(株)
(株)JVCケンウッド
・(株)東陽テクニカ
・バルコ(株)

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津坂 昌利 氏
名古屋大学大学院医学系研究科
医療技術学専攻 准教授

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講義風景

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実機による体験

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実機による体験