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富士フイルム、DR方式・カセッテサイズデジタルX線画像診断装置『FUJIFILM DR CALNEO Smart』シリーズ新発売

[ 2014/11/26 ]
富士フイルム株式会社は、バッテリ交換タイプのDR方式・カセッテサイズデジタルX線画像診断装置(以下、カセッテDR)として世界最軽量※1の『FUJIFILM DR CALNEO Smart(カルネオ スマート)』シリーズを12月1日より富士フイルムメディカル株式会社を通じて発売すると発表した。

『カルネオ スマート』シリーズは新開発のノイズ低減回路を搭載し、透過時にX線が吸収されやすく、撮影画像のコントラストが低下する心臓や縦隔部などの画像の粒状性を向上させ、従来機※2と比べてより鮮明に描出することができる。新画像処理ソフトウェア「Virtual Grid(バーチャルグリッド)」※3と組み合わせることで、CR方式のデジタルX線画像診断装置の約1/4※4のX線量でも高画質な画像が得られる。また、医療現場で求められる抗菌仕様や堅牢性も実現。パネルに使用する蛍光体は、温度や湿度などの環境変化に強いGOS(ガドリニウムオキサイドサルファ)とX線変換効率に優れたCsI(ヨウ化セシウム)の2種類から選べ、サイズはそれぞれ14×17インチ、17×17インチを提供する。

『カルネオ スマート』は同社独自のISS方式の間接変換方式FPDを採用し、新開発のノイズ低減回路の搭載、そしてVirtual Gridを使用することで、CR比25%線量で高画質で大幅なX線被ばく量の低減を実現したカセッテDRとなる。Virtual Gridは撮影画像からX線の散乱線成分を除去する新画像処理ソフトウェアで、従来の金属製フィルタのグリッドを使用しなくても、画像のコントラストと粒状性を向上させ、被ばく低減ができる。岩手県立中央病院の佐々木康夫副病院長兼中央放射線部長(写真)は、グリッド不使用でも診断精度の高い画像が得られ、被ばく低減にもつながることを評価。また、1kgほど重量のある従来のグリッドがなくなることで、技師の立場からはポジショニングが容易になりワークフローが改善されることから、特に女性技師の負荷軽減が期待される。さらにワークフローの改善は、患者にとって撮影時の体動減少となり、被ばく低減はもちろんのこと、再撮影率の減少にもつながると、同氏はそのグリッドなしの最先端技術に期待を寄せている。

また『カルネオ スマート』は、高い抗菌性能と持続性を併せもつ富士フイルム独自の抗菌コート技術「HYDRO AG(ハイドロエージー)」※5により、カセッテ全面を銀系抗菌剤を含有した超親水性膜でコーティングした世界初の抗菌仕様のX線画像診断装置となる。

同社ではカセッテDRシステムの導入が撮影室にとどまらず、手術室や病棟、そして災害現場など多様化にも対応すべく、『カルネオ スマート』は、撮影後のデータをコンソールに転送しなくても内蔵メモリに最大100枚の画像を保存できる「メモリモード撮影」機能を標準搭載し、回診撮影など撮り溜めが求められる現場でも「コンソールレス運用」を可能としている。

そして堅牢性の向上として、フラットパネルセンサの裏面カバーの内側全面をリブ補強した新フレームを採用。金属の中で最も軽量かつ強度性能に優れたマグネシウム合金により、14×17インチが2.6kg※6、17×17インチが3.2kg※6と、バッテリ交換タイプDR方式カセッテサイズデジタルX線画像診断装置として、世界最軽量を実現している。この裏面カバーの基礎フレームには、軽くて強い建築構造の手法であるシェル構造を採用。世界トップクラスの全面耐荷重310kgと高い堅牢性を実現し、基礎フレームの側面は、病棟撮影時など患者とベッド間にカセッテを挿入しやすい丸みを帯びたラウンド形状により、撮影者の作業効率向上も期待できる。

『カルネオ スマート』は年間3,000台の国内販売目標を掲げており、標準ユーザ渡し価格は2,190万円(標準構成:FUJIFILM DR CALNEO Smart G47(DR-ID 1201SE)の場合、税別)。

※1:バッテリ交換式カセッテDRにおいて(2014年11月24日現在。富士フイルム調べ)
※2:CALNEO C 1417 Wireless SQ、CALNEO C 1717 Wireless SQ
※3:オプションとして有償で提供している新画像処理ソフトウェア
※4:富士フイルムによる評価
※5:2014年7月に富士フイルム(株)が開発した抗菌コート技術
※6:バッテリ込みの重さ(富士フイルム調べ)


【お問い合わせ】
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
TEL:03-6419-8033
http://fms.fujifilm.co.jp/