HOME > 新着ニュース

新着ニュース

64列/128スライスCT装置 「SCENARIA EX edition」 発売

[ 2014/11/27 ]
 株式会社日立メディコは、撮影線量を最適化する機能や線量情報を管理する機能を向上させた新しい64列/128スライスCT装置 「SCENARIA EX edition」 を発売する。 2011年の原子力発電所事故や、幼少時のCT撮影で発がんリスクが上昇するという研究論文が英国の医学誌に掲載されるなど、国内外でCT装置での撮影における医療被ばくに対する関心は高い。同社は高速撮影や心臓の診断能向上だけでなく、診断に必要な画質と撮影線量を最適化する機能および被検者ごとの線量情報を管理する機能を向上させた新しいバージョン64列/128スライスCT装置 「SCENARIA EX edition」を開発した。


SCENARIA141127.jpg

■特長
(1)撮影線量を最適化するための2つの機能
被検者の体型を位置決め画像から推定し管電流を変調する 「IntelliEC」と、逐次近似を応用したノイズ低減処理 「Intelli IP(Advanced)」という2つの機能を連動させた新機能 「IntelliEC Plus」を搭載した。従来は「IntelliEC」と「Intelli IP(Advanced)」を併用すると、最終的に得られる画像ノイズの標準偏差は目標SDから「Intelli IP(Advanced)」によるノイズ低減効果を経たものとなり、目標SDと実現SDとの関係が分かりにくいものとなっていた。
 「IntelliEC Plus」では 「Intelli IP(Advanced)」のノイズ低減効果を予め考慮して従来よりも低い管電流で撮影し、そのことにより増加したノイズを「Intelli IP(Advanced)」で低減することで、最終的に目標SDの画像を簡便に得ることができるようにした。これにより、「Intelli IP(Advanced)」のノイズ低減効果を適切に設定することで、診断に必要な画質を維持したまま 「IntelliEC」単独の撮影よりも低線量での撮影が期待できる。
 また、心臓検査時に目的とする心位相に応じて管電流を変調させる新機能 「IntelliEC Cardiac」を搭載。「IntelliEC Cardiac」では、比較的心臓の動きの遅い心位相を最適線量で撮影し、比較的心臓の動きの速い心位相を低線量で撮影することで、従来の一定線量での撮影と比較して心臓検査時の被ばく線量を低減することができる。

(2)線量情報を管理するための2つの機能
 従来、線量情報の表示・管理はCTコンソール上でのみ行っていたため、被検者からの問い合わせ対応や他のX線診断機器と合わせた線量の管理が難しいという問題があった。CT撮影後の線量情報をDICOMの構造化レポートとしてPACS、RISへ送信することができる 「DICOM Dose SR(Structured Report)」を搭載。「DICOM Dose SR」は、2008年以降に規格化された比較的新しいDICOM規格で、最近では米国放射線医学会が運用している被ばく線量管理システムや、国内でも日本CT検診学会が中心となり低線量肺がんCT検診における受診者の被ばく線量の把握と管理をめざしたシステムで採用されている。
 また、Dose SRに対応したPACS、RISは限られているため、同社はCT撮影後の線量情報をセカンダリーキャプチャ(画像)として作成し、CT画像と同様に一般的なPACSに転送することができる 「Simple Dose Report」も搭載した。画像ビューワを利用して、撮影依頼元の医師がCT画像と一緒に線量情報を簡便に確認することが可能である。

(3)心臓検査のワークフローと画質を改善
 心臓検査時に被検者の心拍数から最適な撮影条件を自動設定する「CardioConductor」や、心臓全体の動き量から最適な心位相を自動的に探索する「CardioHarmony」など心臓検査のワークフローを改善する機能を搭載している。体格の大きな被検者の撮影時の線量不足を補うために、最大で84kWまで出力可能な大容量X線管も新たに搭載した。


全身用X線CT診断装置 SCENARIA
(医療機器認証番号:221ABBZX00081000)

■定価(標準構成):13億円(システム構成により価格は異なる)


【お問い合わせ先】
株式会社日立メディコ CT・MRマーケティング本部 CT製品企画グループ
TEL: 03-3526-8305