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JART、モニタ精度管理セミナー開催

[ 2014/08/19 ]
公益社団法人日本診療放射線技師会(以下、JART)は、さる7月19日(土)、JART事務局(東京都港区)にてモニタ精度管理セミナーを開催した。情報機器用モニタと医用画像表示用モニタの比較、解像度や階調特性、輝度の違いによる比較、不具合事例の確認、LCDモニタの構造確認など、モニタ精度管理の体験ができる内容になっており、およそ50名の診療放射線技師が参加した。

多くの医療機関では医療画像のデジタル化が進み、画像表示用モニタによる画像参照、読影業務が進んでいるが、実際の精度管理の方法がわからない、ツールがないといった声が多い。そこで、さまざまなモニタ条件による画像表示品質の差やモニタ精度管理手法を実体験できる、JART-JIRA共催によるセミナーが開催された。

同セミナーでは、「医療画像表示モニタの特徴と品質管理の実態」と題して、津坂昌利氏(名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻 准教授)を講師に迎え、基礎技術をはじめ、液晶モニタの構造を理解するための講演が行われた。

また、JIRA医用画像システム部会モニタ診断システム委員会による、「モニタ実機によるヒヤリハット体験」、「モニタの品質管理に関するガイドライン(JESRA X-0093)の紹介」、そして「モニタの品質管理のデモンストレーション」と題して、講義が行われた。

デモンストレーションでは、機材提供協力を行ったEIZO(株)、NECディスプレイソリューションズ(株)、キヤノンライフケアソリューションズ(株)、(株)JVCケンウッド、(株)東陽テクニカ、バルコ(株)の6社が、モニタの品質管理について自社取扱製品を用いて解説を行った。

今回受講の診療放射線技師を対象にしたアンケートも行われ、JARTが発表した集計結果によると、受講動機として半数以上が「モニタ品質管理を実施しているので、勉強のため」としており、モニタの品質管理ガイドラインについても、6割以上の受講者が理解を深めることができたとしている。

また実機による各デモンストレーションに関する関心度については、「LCDモニタの構造とモニタの不具合」68%、「医用画像表示用モニタと情報機器用モニタとの違い」71%、「モニタの解像度と画像表示」61%、「3MPモニタでの異なる階調特性の比較」44%、「液晶プロジェクタでの異なる階調特性の比較」41%、「輝度による視認性の差と環境光の影響」73%、そして「モニタの品質管理のデモンストレーション」66%との結果が示された。
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津坂 昌利 氏
名古屋大学大学院医学系研究科
医療技術学専攻 准教授

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安田 哲也 氏
JIRA医用画像システム部会
モニタ診断システム委員会 委員長

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モニタ品質管理に関する
デモンストレーションの様子