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シーメンス、Advanced Breast Conference開催

[ 2014/08/04 ]
シーメンス・ジャパン株式会社は、さる8月3日(日)、Advanced Breast Conferenceを開催し、およそ200名の出席者で盛況のうちに幕を閉じた。同カンファレンスでは、NPO法人乳がん画像診断ネットワーク(以下、BCIN)との合同プログラムとして基調講演が行われ、BCIN副理事長で女性医療ジャーナリストの増田美加氏が司会を務め、昭和大学病院の中村清吾先生とBCIN理事長で亀田京橋クリニックの戸﨑光宏先生が登壇した。

中村氏は「日本人の乳がん-現状と今後の対策-」と題して講演し、乳がん死亡率が欧米では減少傾向にあるのに対して、日本ではいまだ減少傾向には至っておらず、日本人の検診率向上の必要性を述べたほか、乳がんの遺伝要因と環境要因の関連性についても戸﨑氏とともに研究を進めており、将来的には乳房温存療法から非手術の乳がん診療へシフトしていくことを目指している。

戸﨑氏は、自身が理事長を務めるBCINの活動について講演した。BCINは、乳がん早期発見・治療に資する画像診断研究への取り組み、論文および書籍の執筆、一般の方に向けた情報発信、啓発活動などを積極的に取り組んでおり、自分に合った乳がん診療を受けられる環境やシステムをBCINの活動から生み出すことを最終目標としている。

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左から、増田美加氏(女性医療ジャーナリスト)、中村清吾先生(昭和大学病院)、戸﨑光宏先生(亀田京橋クリニック)


また、最新の技術を用いた臨床講演では、遠藤登喜子先生(国立病院機構 東名古屋病院)と栗栖美穂先生(医療法人成和会 山口病院)が登壇した。

遠藤氏は「トモシンセシスの有用性」と題して講演し、2Dマンモグラフィにトモシンセシスを追加することにより感度が確実に上昇するなど、優位性を挙げる一方、今後、診断の有効性の定量的評価と、 トモシンセシスの併用により情報は確実に増加するが、被ばくも増加するため、その使用法の検討は必要と述べた。

栗栖氏は「超音波画像診断装置 自動乳房ボリュームスキャナ(ABVS)の有用性」と題して講演を行った。従来のハンドヘルドの超音波検査では、検査者の技量に検出能が左右される部分が少なからずあったが、ABVSは自動で乳房全体を隈なく短時間で走査することができ、栗栖氏は私見としながらも、特に冠状断面での有用性を評価している。また、冠状断面の画像は、患者にも位置把握などが容易でメリットの1つとして挙げた。

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左から、遠藤登喜子先生(国立病院機構 東名古屋病院)、栗栖美穂先生(医療法人成和会 山口病院)


講演後には、3つのハンズオントレーニングが行われた。詳細は以下のとおり。
①デジタルマンモグラフィ読影のポイント講習(トモシンセシスを含む)
 講師:岸本昌浩先生(医療法人 明和病院)/小倉信子先生(国立病院機構 姫路医療センター)
②マンモグラフィ装置ハンズオントレーニング
 ・マンモグラフィポジショニング検討会
 ・デジタル・ブレスト・トモシンセシスの基礎
③超音波装置ハンズオントレーニング
 ・ABVS Workplace症例解説
 ・ABVSハンズオントレーニング
 講師:栗栖美穂先生(医療法人成和会 山口病院)


【お問い合わせ】
シーメンス・ジャパン株式会社
http://www.siemens.co.jp/