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GEヘルスケア・ジャパン、デジタルブレストトモシンセシス『SenoClaire(セノクレア)』発売

[ 2013/11/03 ]
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、従来のマンモグラフィの課題であったデンスブレストの視認性向上や、要精検率の低減を可能にすることが期待される新技術を搭載したデジタルブレストトモシンセシス『SenoClaire(セノクレア)』を11月1日より発売した。

乳腺構造が発達して乳房領域が真っ白な領域で覆われる「デンスブレスト」は、欧米人に比べて日本人の乳房に高い頻度で出現する傾向にあるといわれており、マンモグラフィによる撮像で白く描出される腫瘍との判別がしづらいという課題がある。

『SenoClaire』は、このような従来のマンモグラフィの課題であった「デンスブレスト」の視認性を向上させ、要精検率の低減を可能にすることが期待される新技術となる。画質とX線照射線量、圧迫時間のバランスを考慮し、検査時の乳房への負担を軽減させながら高精度なトモシンセシス画像を実現する。

『SenoClaire』は、「Senographe Essential」のオプションとして、1回の撮影で検査部位に異なる角度でX線を連続パルス照射し、撮影後コンピュータによって画像を再構成することで任意の複数断層画像を一度に得る技術です。奥行き方向のデータも収集し、薄いスライスに画像再構成して観察することによって、これまで困難であった乳腺の重なりを解消し、より精度の高い情報を得ることを可能とした。

特に、画像再構成に逐次近似法(ASiRDBTアルゴリズム)を採用したことで、従来の画像と比べ、アーチファクトを除去できるようになり、微小な関心部位をよりクリアに表現することが可能となった。従来のマンモグラフィと同等の線量*1)で、診断に必要なより精度の高い情報を適切な検査時間で取得することにより、受診者の負担が少ない、「やさしい」検査の提供を実現する。

マンモグラフィは、高精度かつ効率的にがんの可能性を見つけ、次の精密検査へ送ることが重要となる。現在日本のマンモグラフィ検診では、デンスブレスト等により描出が難しく、再検査を受けなければならない被検者が全体の約10%にのぼる。そのうちの約90%もの被検者は精密検査の段階でがん所見が認められない結果となるデータもあることから*2)、不要な心的不安や恐怖感、再検査費用の負担を被検者に与えているケースが多い。

また、マンモグラフィ検査における感度は乳腺密度にも大きく依存し、平均して22%程度はマンモグラフィでは描出が難しいともいわれている。さらに、日本人をはじめとしたアジア人は高濃度の乳腺を持っているケースが、欧米人に比べて2倍を超える*3)ことがわかっている。そこで、日本においてデジタルブレストトモシンセシスに求められることは、従来のマンモグラフィでは描出が難しかった病変を描出する(感度を上げる)こと、そして診断精度を上げ要精検率を低減することである。

■『SenoClaire』の特徴
①GE特許でデンスブレストの撮影に有効な、ロジウム陽極を有したX線管球
②ディテクタの精度向上を実現する、高DQEフラットパネル
③約25度のスイープで9回の曝射を行う高画質と低線量のバランスを考慮した撮影方法
④マンモグラフィでは初の逐次近似法ASiR DBTを採用した画像再構成法
⑤従来よりも軽量な管球を使用し、よりクリアな画像撮影を可能にするステップ&シュートを採用したガントリーコントロール
⑥多くの情報を得ることを可能にしつつ、従来の2D撮影並みの被ばく線量

*1)Digital Breast Tomosynthesis Fundamentals-6-7-8 white paper references
*2)Brown ML, Houn F, Sickles EA, Kessler LG: Screening mammography in community practice: positive predictive value of abnormal findings and yield of follow-up diagnostic procedures.
*3)Kolb et al: Radiology 225: 165-175, 2002


【お問い合わせ】
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
http://www.gehealthcare.co.jp/