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シーメンス・ジャパン、新型3テスラMRI『MAGNETOM Prisma』販売開始

[ 2013/10/23 ]

シーメンス・ジャパン株式会社は、ニューロサイエンス領域などで求められる高度で強堅なMRIシステムへのニーズにも応える、ハイエンド3テスラMRIの新製品『MAGNETOM Prisma(マグネトム プリズマ)』の販売開始を発表した。シーメンスが3テスラMRIシステムの開発で培ってきたハードウェア、ソフトウェアの技術をさらに発展させた先進技術のパッケージ「3T PowerPack」を搭載し、高性能かつ強靭な傾斜磁場システムにより、さまざまな脳機能イメージングや、高精細で立体的な神経線維の画像化など、ニューロサイエンス領域で求められる、負荷が高く長時間の連続撮像でも、高い空間分解能と安定性を実現する。

たとえば、従来の装置でも可能な神経線維の全体像の描出だけではなく、脳機能イメージングにおける賦活領域どうしの神経線維のつながりを確認したり、神経線維どうしが入り組んで複雑な走行をしている部分のMR撮像は、これまで知り得なかった情報をもたらし、将来の画像診断の在り方をさらに飛躍させる可能性をもつ。『MAGNETOM Prisma』は強靭なプラットフォームと先進のテクノロジを搭載し、高度なMR撮像を支えていくハイエンドな3テスラMRIシステムとなる。

■「3T PowerPack」の概要
1)最大傾斜磁場強度80mT/m
 従来のハイエンド3テスラMRIシステムの最大傾斜磁場強度は45mT/mだが、『MAGNETOM Prisma』ではそれを大幅に上回る80mT/mを実現している。これにより、超高速イメージング技術のEPI(Echo Planar Imaging)と、拡散強調画像DWI(Diffusion Weighted Imaging)、DTI(Diffusion Tensor Imaging)の画質と性能が向上。脳内の神経線維を立体的に可視化するDTIにおいては、最大514軸のMPG(Motion Probing Gradient)と、DSI(Diffusion Spectrum Imaging)が複雑に入り組んだ神経線維の構造をより精密に画像化することができる。

2)64チャンネルRF受信システム
 特にニューロサイエンス領域の撮像においては撮像対象の構造が微細であるため、より高い空間分解能が求められる。MRIにおいては受信チャンネル数の多さが画像のSNR(Signal to Noise Ratio)の向上をもたらすが、この高いSNRは、より高い空間分解能、またはより速い撮像を実現。『MAGNETOM Prisma』では、64チャンネルの高密度Head/Neckコイル(頭頚部用コイル)により、従来のハイエンド3テスラMRIよりも短時間で高分解能の画像を得ることができる。

3)局所励起撮像技術「syngo ZOOMit」
 シーメンスの3テスラMRIのフラッグシップモデルである『MAGNETOM Skyra』に2013年4月に初めて導入された、局所励起撮像技術「syngo ZOOMit」は、MRIにおいて実現困難といわれていた局所励起を可能にした。『MAGNETOM Prisma』では、「syngo ZOOMit」を標準搭載。「syngo ZOOMit」は、撮像領域(FOV:Field Of View)の外側からのアーチファクトの影響を受けることなく、FOVを絞って高分解能の撮像を行える技術として医療関係者の間でも高い関心を集めている。

4)Dot (Day optimizing throughput)
 エンジン Dotエンジンは、臨床MRIにおいて高い画質を安定して得られるユーザインタフェイスとして、シーメンスの3Tおよび1.5Tシステムに搭載されている。『MAGNETOM Prisma』ではこのDotエンジンを搭載することにより、被検者やオペレータが変わっても、同じ条件で実験データを安定して蓄積することが可能。


【お問い合わせ】
シーメンス・ジャパン株式会社
http://www.siemens.co.jp/