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改良型 胸部大動脈瘤用ステントグラフト
『Zenith TX2 Pro-Form TAA エンドバスキュラーグラフト』
クック ジャパンから販売開始

[ 2012/12/03 ]
 Cook Japan株式会社は、次世代の胸部大動脈瘤(TAA)血管内治療用デバイス「Zenith TX2 Pro-Form TAAエンドバスキュラーグラフト」(以下Zenith TX2 Pro-Form [ゼニス・TX2・プロフォーム])の国内販売を10月より開始した。
 同社は2007年に国内初となる腹部大動脈瘤(AAA)の血管内治療用ステントグラフトを発売して以来、このほどステントグラフト症例数は10,000例を超えた。
 破裂の危険性がある大動脈瘤の治療法には、外科手術(開胸・開腹手術)で瘤(こぶ)の部分を人工血管と置換する方法と、カテーテルを使った血管内治療がある。血管内治療では、鼠頸部(大腿部の付け根付近)の血管からカテーテルを挿入し、ステントグラフトと呼ばれるグラフト(人工血管)にステント(金属製の細いリング)を縫い付けた機器を大動脈内に留置する。留置されたステントグラフトで、大動脈瘤全長を完全にカバーすることで、瘤の破裂のリスクを低減する。
 外科手術に比べ侵襲性が低く、患者にかかる負担が少ないため、2007年に日本初となるステントグラフト「Zenith AAA」が上市されて以来、大動脈瘤治療の選択肢として広まってきた。

 新製品Zenith TX2 Pro-Formは、従来品の胸部大動脈瘤(TAA)用デバイスZenith TX2を改良した次世代製品。遠位弓部から瘤の形成が始まっており、これまでステントグラフト単独での治療が難しかったタイプの下行大動脈瘤に対するステントグラフト治療の新たな選択肢として期待される。
 胸部大動脈瘤の患者の約25%にはアーチ(大動脈弓)に急峻な曲がりがあり、これまでの胸部用ステントグラフトの性能ではこのアーチの小弯側(径が小さいアーチの内側)に平行して留置するのが困難な場合があった。そのため、アーチの小弯側と留置したデバイスとの間に隙間ができる<バードビーク現象>と呼ばれる問題が起こり、これを減らすことが課題となっていた。また、この部位に対する血管内治療では、大動脈から分岐する脳につながる血管をふさがないように正確にステントグラフトを留置する必要もあった。
 このような状況から、これまで遠位弓部からステントグラフトを留置する必要がある下行大動脈瘤の治療法としてはバイパス手術との併用や、開胸手術の選択が一般的になっていた。本製品は、ステントグラフトの展開の仕組みの改良をはじめとしたデリバリーシステムの操作性の向上により、アーチの小弯側の血管壁への圧着性を高め、血流の多い弓部大動脈における正確な留置が可能となった。また、製品のサイズバリエーションも豊富です。これらの特徴から本製品による治療は、医療現場では手術時間の短縮が期待されており、患者様に対しては入院期間の短縮、術中出血の抑制、より少ない合併症発生率と再治療率が期待されている。


【問い合わせ先】
Cook Japan株式会社
カスタマーサービス
TEL:03-3468-9911