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第41回 日本医療福祉設備学会 東京ビッグサイトで開催

[ 2012/11/16 ]
 11月14日~15日、第41回 日本医療福祉設備学会が東京ビッグサイトで開催された。

 本大会のメインテーマは「ホスピタルエンジニアリングを取りまく新たな潮流」とし、経済の停滞が続く中での高齢化社会の進行といった現在を踏まえて討議が行われた。
 昨年の東日本大震災は、東日本の多くの医療施設が、事業の継続に大きな支障をきたた。医療施設の設備に拘わる会員にとっては、災害時対応を含め医療施設の運用のあり方から設計、設備機器、エネルギーシステムのデザインといった周辺領域まで、これまでの発想をリセットしての再構築が迫られている。

 15日には、『医療クラウドが実現するICTの未来』と題する産学協同医療連携シンポジウムが開かれた。
◆座長 信川 益明 (HEAJ理事・医療法人千禮会)
◆演者
1.基調講演「医療クラウドが実現するICTの未来」
  大道 久 (HEAJ会長 社会保険横浜中央病院 院長)
2.「タブレット端末経由の医療クラウド・ライブラリが支持された理由を解く」
 山内 善行 (株式会社QLife 代表取締役)
3.「医療とICTの今とこれから」-ICTのさらなる利活用による医療分野への貢献-
  古屋 初男 (ソフトバンクテレコム(株) ヘルスケアプロジェクト推進室長)

 大道氏は、医療ITはオーダリング、電子カルテと進んできたが、2006年の電子画像
管理加算、同フィルムレス加算がの導入が大きなポイントとなり、さらに、2010年
診療情報の外部保管が認められるという法制上の大転換により、ITはICTに変わったと
述べた。言い得て妙である。
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 近い将来、マイナンバー制度が見込まれ、医療・介護にもID番号の検討が進んでいる。
今後の高齢化社会にあっては「地域包括ケア」体制の構築には、クラウド技術の有効な
活用が時代の要請である。
 ※ICT(Information and Communication Technology

 一方、通信事業者として、ソフトバンクテレコムからは、医療業界では外部保管に
法的規制などの認識不足や、ベンダーには体制が不十分であるなど、クラウドの概念が
十分浸透されてはいないとの認識が示された。また、現在の医療情報システムは、
利用者である医療従事者のカスタマイズ導入が大半を占めており、いまだ高コストでの
提供体系にあり、クラウドが十分活かされるのはこれからだとしていた。
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 山内氏からは、患者指導などに使う補助ツール『医療ボードPro』の事業について
紹介がなされた。「患者満足」に立つ姿勢を明確にしてクラウドを活用した成功事例が
注目を集めていた。 http://www.medicalboard.jp/
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