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富士フイルム、世界初 類似症例検索システム 『SYNAPSE Case Match (シナプス ケース マッチ)』 を発売

[ 2012/10/23 ]

世界初 過去の肺がんの診断情報を活用して類似症例を表示
人工知能の技術により医師の画像診断をサポート
類似症例検索システム 「SYNAPSE Case Match (シナプス ケース マッチ) 」新発売


富士フイルム株式会社は、静岡がんセンターと共同開発した、人工知能の技術を用いて肺がんを対象とした画像診断をサポートする世界初の類似症例検索システム『SYNAPSE Case Match』を、富士フイルムメディカル株式会社を通じて発売開始する。

肺がんは、がんの中でも進行が早く、最も死亡数が多い疾患である。そのため、初期の診断が重要で、肺がんの疑いがある患者に対してCT検査を行う際、画像診断医には、陰影の大きさや性状などから肺がんの可能性が高いか否かを正確かつ迅速に判断することが求められる。

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『SYNAPSE Case Match』は、過去の症例データベースから、病変の特徴が類似した症例を瞬時に検索し、似ている順に表示するシステムである。医師は、表示された画像やその診断結果を参考にして、CT画像の診断を行うことができる。

本システムには、静岡がんセンターで蓄積された肺がんを対象とする約1,000例の確定診断のついた豊富な症例データベースが搭載されており、国内トップシェアを誇る富士フイルムの医用画像情報システム『SYNAPSE(シナプス)』上で利用できる。また、導入施設ごとに症例を追加登録して症例データをより充実させることができる。独自の画像解析技術を組み込んだ画像検索機能は、肺がんの病変部の複雑かつ多様な画像を、形状やサイズなどの特徴で分類して数値化し、医師が診断の際に留意する観点に基づいて画像の類似性を定量化することができる。静岡がんセンターの読影実験による検証では、約9割の確率で適切な類似症例が表示されるとの結果が出ている。

さらに、『SYNAPSE Case Match』には、画像診断医や臨床医が自分の診断した症例を登録し教育目的に使用できる「ティーチングファイル機能」のほか、「電子医学書」などを標準搭載。充実した機能で幅広く医師をサポートする。加えて、同社のレポーティングシステムと組み合わせて使うことで、検索・表示された類似症例の診断結果を元に、読影レポートの作成を効率的に行える連携機能を備えている。

静岡がんセンターでは、9月から『SYNAPSE Case Match』を画像診断の支援に利用するとともに、各種外来・病棟など臨床現場に広く導入し、電子カルテシステムとも併用して、教育用途への積極的な活用がスタートしている。医師からは、「診断が難しい症例においても、類似症例が提示されることによって疾患の候補が具体的になり、診断の参考にできる」との評価を得ている。


【構成】
■ SYNAPSE Case Match構成
SYNAPSE Case MatchサーバとSYNAPSE Case Matchクライアントから構成される。
下図は、レポートシステムとSYNAPSEを組み合わせた場合の運用構成例。

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【特長】
(1) 肺がんの類似症例を瞬時に検索
病変の特徴が類似した症例画像を瞬時に検索し、似ている順番に画像を表示する。医師は、表示された画像から、参考としたい症例を選択し、検査画像と比較しながらCT画像診断を行うことができる。

(2) 充実した症例で医師の画像診断を強力にサポート
導入時から静岡がんセンターの肺がんを対象とする約1,000例の豊富な確定診断のついた症例が活用できる。また、症例データベースには、導入施設ごとに蓄積された症例を追加登録することで、データをより充実させることができる。

(3) 読影レポートを効率的に作成できる
検索された症例の診断結果を元に、読影レポートの作成を効率的に行える機能を備えている。

(4) ティーチングファイル機能
画像診断医や臨床医が、すべての疾患において自分の診断した画像や診断レポートを登録し、研修医、学生などに対して教育を行う際に使用できる。

(5) 電子医学書を搭載
画像診断医の実用参考書籍を本システム用に電子化した電子医学書を搭載した。レポートを記入するPC画面上で閲覧でき、キーワード検索も可能。


【お問い合わせ先】
富士フイルムメディカル株式会社
営業本部 マーケティング部
TEL:03-6419-8033
http://fms.fujifilm.co.jp/