HOME > 新着ニュース

新着ニュース

富士フイルム(株)、レーザー光源搭載の新世代内視鏡システム『LASEREO(レザリオ)』新製品発表会を開催

[ 2012/09/05 ]
さる9月4日(火)富士フイルム(株)は、同社本社(東京都・港区)にて、レーザー光源搭載の新世代内視鏡システム『LASEREO(レザリオ)』の製品発表会を開催した。

会に先立ち、同社取締役・常務執行役員 メディカルシステム事業部長 玉井光一氏により、メディカル事業および内視鏡事業の取り組みについて説明が行われた。同社のヘルスケア事業においての成長戦略として、“重点事業の成長の推進”“グローバル展開の加速”を2つの柱とし、内視鏡、X線画像診断をはじめとする診断から、予防、治療へと事業の拡大を図ると述べた。また、「今回発表した代内視鏡システム『LASEREOは』は、本年5月に発表した日本消化器内視鏡学会において、“明るく診断しやすい” “表面の病変がよく見える”との高い評価を得ることができた。今後の診断技術に、新しい可能性、将来性が提示できるものである」と語った。

次に、同社執行役員R&D統括本部 メディカルシステム開発センター 副センター長 早川利郎 氏が、新製品『LASEREO』の製品説明を行った。同製品は、「白色光観察用レーザー(白色光用レーザー)」と「狭帯域光観察用レーザー(BLI用レーザー)」の2種類の異なる波長のレーザー光を観察目的に応じてコントロールすることにより、早期がんに特徴的な粘膜表層の微細血管の変化など強調し観察することが可能な、新世代内視鏡システムであると説明した。

「白色光観察用レーザー」は、通常の観察に適した白色光を発光し、自然な色の画像をモニタ上に再現することができる。「狭帯域光観察用レーザー(BLI用レーザー)」は、粘膜微細模様などを強調処理して表示する「Blue LASER Imaging(BLI機能)」が新規に搭載されており、短波長のレーザー光の照射により得られる高コントラストな信号に画像処理を行い、表面構造観察に適した画像を表示させる。この機能が診療現場にて活用されることにより、がんの早期発見や診断精度向上への貢献に期待できる。

最後に、「新世代内視鏡システムの可能性」と題し、北海道大学 光学医療診療部 診療教授 加藤元嗣 氏により、同製品の臨床的価値について講演が行われた。同氏は、本新世代内視鏡システムについて「『LASEREO』は、従来のキセノン光源にかえてレーザーを用いた全く新しいコンセプトの内視鏡システムである。これにより、通常の白色光観察が可能であり、狭帯域の観察においても明るさを維持して観察、診断ができる。また、レーザー光を応用することで、新たな内視鏡診断学が行える可能性を秘めている」と語った。
玉井光一 氏
玉井光一 氏

早川利郎 氏
早川利郎 氏

加藤元嗣 氏
加藤元嗣 氏

新世代内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」
新世代内視鏡システム
『LASEREO(レザリオ)』