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ソニー、手術顕微鏡用3D HDビデオカメラ「MCC-3000MT」を発表

[ 2012/08/09 ]
ソニー株式会社は、手術用顕微鏡に装着して顕微鏡を覗く執刀医と同様のリアルな立体映像を撮影可能な3D HDビデオカメラ「MCC-3000MT」(1/2型フルHD 3CMOSイメージセンサ搭載)を今年9月17日より発売すると発表した。

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左右セパレートタイプのカメラユニット2台が装着された手術用顕微鏡

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「MCC-3000MT」のコントロールユニット


同製品は、左右セパレートタイプのコンパクトなカメラユニット2台と1台のコントロールユニットで構成されている。同社の放送・業務用の3Dカメラで培った技術ノウハウを活用し、3D撮影の際に発生する左右のカメラの色ずれやホワイトバランスなど、従来困難であった精密な調整を1台のコントロールユニットで調整することにより、医療用に最適な高精細で精度の高い奥行き情報を容易に得ることができる。

従来の3D映像では、左右2台のカメラを準備し、それぞれ別々に色調整を行う必要があったが、その場合、左右カラーマッチングの不具合による「視野闘争」により、疲労感や頭痛を引き起こしたり、3D破綻の原因となっていた。「MCC-3000MT」を用いることで、2台のカメラを1台のコントロールユニットで調整できるため、フォーカスのずれ、色調不一致、感度(明るさ)の不一致といった不具合は解消され、導入コストについても、およそ30%程度下げられるとしている。

また、通常の顕微鏡下手術では、執刀医のみしか見ることができなかった3Dの術野映像を、「MCC-3000MT」では医療現場に適した映像伝送損失の小さいHD-SDIインタフェイスを採用することで、最長100m先のモニタへの映像伝送を可能にし、3Dの術野映像の共有を容易にした。

同社では、3D映像による手術支援に注力しており、「MCC-3000MT」をはじめ、3D手術映像における撮影、補正、表示、配信、記録、編集といったワークフローのトータルソリューションの実現が可能な製品ラインナップを揃える。

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3D手術映像のワークフローに必要な製品が揃う


今後は、主に脳外科・眼科領域の顕微鏡下手術の3Dへの展開を進めていき、立体視による手術解剖の理解が早まるという利点から、教育的な観点での有用性が高いと見込まれている。また、顕微鏡下手術以外では、執刀医もいまだ2D映像で施術しているケースがほとんどの内視鏡下の手術映像の3D化を目指していくとしているが、3D内視鏡については国内未発売のものが多く、大手各社からの3D内視鏡の国内発売を待って展開するという状況になっている。


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