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GEヘルスケア・ジャパン ポケットサイズの超音波診断装置Vscan国内販売1,000台突破

[ 2012/06/18 ]
GEヘルスケア・ジャパン株式会社が2010年10月1日に発売したポケットサイズの超音波診断装置「Vscan」の国内販売台数がこのほど1,000台を突破した。

Vscanは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が展開する医療に関するビジネス戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)*1」の厳しい認証審査をクリアした同社最小・最軽量(本日現在)*2の超音波診断装置。どこへでも持ち運べる手軽さと片手で扱える操作性に加え、在宅や僻地など多彩な医療現場のニーズに応える臨床性能が高く評価され、発売から1年7ヵ月と、これまでの当社発売製品のなかで最速のペースで国内販売1,000台を達成した。

1,000台の内訳は、在宅・訪問医療を行う開業医と循環器・救急などの病院施設がそれぞれ約50%ずつとなっている。国内の高齢化の加速に伴う慢性疾患患者の増加を背景に、患者一人ひとりを身近で総合的に診るプライマリ・ケアの重要性は今後ますます高まると見込まれている。在宅・訪問医療においてはこれまで聴診器での診断が主流だった。そのような中、携帯性と操作性に優れたVscanが新たな医療の「目」として、プライマリ・ケアの現場で幅広く利用されるようになってきている。

またプライマリ・ケアのみならず、心臓をはじめとする循環器分野や、一刻を争う救命救急においても使用されている点は、Vscanがその携帯性や操作性に加えて、体内をリアルタイムで描出できる高い臨床性能を有していることを示している。

なおVscanは、昨年後半にGEの社会貢献組織「GEファンデーション」から岩手・宮城・福島の被災3県に寄贈した軽自動車のドクターカー*3「めんこい」11台に搭載された医療機器の1つで、被災地域に点在する仮設住宅等への往診などにも幅広く使用されている。

1,000台目の納入先である立川相互ふれあいクリニック(東京都立川市、所長:向山新)内科の藤井幹雄先生は、「半年ほど前、震災支援で訪れた病院で、この装置と出会いました。すぐに自分で試してみて、これは良いなと思いました。先日納入後、まだ模索しながら、というのが正直なところですが、腹水穿刺や尿閉のときの確認などに使っています。また、今後ご高齢の患者さんの心機能検査などにも使っていけたらと思っています」と、プライマリ・ケアにおけるVscanの可能性について語っている。

また同社では、医師が手軽に購入・利用できるように、これまでの医療機器とは異なるマーケティング手法をVscanに取り入れている。

Vscanは、同社営業スタッフによる対面販売やGEグループの金融事業部門であるGEキャピタルと連携したリース・割賦販売に加え、同社で初めて専用ウェブサイト(www.gehealthcare.co.jp内Vscanコーナー)経由での販売を展開し、順調に売上を伸ばしている。加えて、オリックスグループのオリックス・レンテック株式会社と組み、2010年12月からレンタルサービスも開始。全国の医療機関から数多く寄せられる試用依頼に対応し、Vscanの利用拡大を図っている。

同社代表取締役社長兼CEOの川上潤氏は、「発売から1年7ヵ月という短期間で国内販売1,000台を達成でき大変嬉しく思います。昨年の東日本大震災後の災害医療から救急、循環器領域、胎児診断まで、幅広い診療科の先生に様々な医療現場でVscanをご利用いただいておりますが、なかでも当社ではこのVscanの導入を機に、『プライマリ・ケア』領域の充実をめざしてきました。在宅医療においては現在、聴診器での診断が主流ですが、このVscanを利用することで在宅医の診療の質を格段に高められると期待しています。当社では今回の1,000台達成を機に、今後もVscanの用途開拓を積極的に進め、これまで超音波診断装置の使用経験のない方々に対しても新たな利用法を提案することで、超高齢社会に対応した優れた医療ソリューションの提供を図ってまいります」と述べている。

Vscanは、そのデザインが「医療関係者、生活者双方の新たな社会的、人間的価値を創出した」と高く評価され、当社製品として初めて2011年度のグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。 2010年2月に米国を皮切りに世界各国で発売されたVscanは、現在では後発の日本が全世界トップである約4割の販売台数を占めており、日本で圧倒的な人気を誇る。海外諸国と異なり、Vscanの投入をフックにプライマリ・ケア市場の確立に取り組んできた点が奏功した要因の1つとみられている。

その他、すでに使用しているユーザからも、Vscan国内販売1,000台に向けて次のようなコメントが寄せられている。

「Vscanは手のひらの“科学の目”です。これを身につけると日常診療のスピードと質が大幅に向上します。いまVscanなしの私は考えられません。みなさんも、ぜひこのすばらしさを実体験なさって下さい」(秋田県秋田市:秋田赤十字病院消化器科 石田秀明部長)
「2Dが世に出た1980年代から、白衣のポケットに入る携帯小型装置の創作を各メーカーにお願いしてきました。GEはそれを見事に成し遂げました。画像も美しく、Vscanは愛すべき素晴らしい機械です」(兵庫県西宮市:西宮渡辺心臓・血管センター 吉川純一院長)
「小さい機械ですが、心エコーが再発見されました。驚きをもって成長を見守っています」(千葉県浦安市:東京ベイ・浦安市川医療センター 渡辺弘之ハートセンター長)
「私もとても気に入っています。在宅医療の診断にとても役立っています」(沖縄県宮古島市:ドクターゴン診療所 泰川恵吾理事長)
「ぱっと持って行って診ることができるのがいいですね。手軽に在宅でエコーを使えます。たくさん活用しています」(岡山県倉敷市:つばさクリニック 中村幸伸院長)
「こんなちいさいのに画期的な製品びっくりしました。めちゃめちゃ見えますね」(兵庫県川西市:さくらホームケアクリニック 久保雅弘理事長)

【Vscanの主要概要】
販売名称: 汎用超音波画像診断装置Vscan
製造販売: GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本体サイズ: 135 mm(縦)x 73 mm(横)x 28 mm(奥行き)
画面サイズ: 3.5インチ
重量: 約390g
付属物: プローブ、ドッキングステーション(USBでPC接続可)
バッテリー持続時間: 1時間
希望小売価格: 98万円(税込)
発売日: 2010年10月1日
医療機器認証番号: 第221ABBZX00252000号

*1: ヘルシーマジネーション(healthymagination)は、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、2009年5月にGEが策定したヘルスケアに関する戦略。イノベーションで環境課題の克服を図る「エコマジネーション」(2005年5月導入)に続く中核戦略で、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指している。詳細はwww.healthymagination.com
*2: GEヘルスケア・ジャパンの超音波診断装置の中でこれまでの最小製品はVenue 40で、サイズは282 mm(縦) x 274 mm(横) x 56 mm(奥行き)、重量は3.2kg。
*3: ドクターカーとは、消防と連携して(緊急の場合に消防署からの連絡を受けて出動)、医師(ドクター)を運ぶ緊急自動車。車内に十分な医療機器が装備されており、緊急時には医師による車内での診療が可能。めんこいは、被災3県では初となる「軽自動車のドクターカー」。

【お問い合わせ】
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 コミュニケーション本部・松井亜起
Tel: 0120-202-021 Fax: 042-585-5360 Mail: aki.matsui@ge.com
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どこへでも持ち運べる手軽さと片手で扱える操作性を有し、プライマリ・ケアをはじめとする多彩な医療現場のニーズに応える高い臨床性能を誇るVscan。

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記念盾贈呈。左:立川相互ふれあいクリニック 内科 藤井 幹雄氏、右:GEヘルスケア・ジャパン(株)超音波本部長 多田荘一郎氏。