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富士フイルムと静岡県立静岡がんセンター「類似症例検索システム」共同発表会を開催

[ 2012/04/11 ]
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4月10日、東京ミッドタウンにて、富士フイルムと静岡県立静岡がんセンターによる「類似症例検索システム」共同発表会を開催した。

医療の現場ではCTなど検査装置の高性能化により高精度な検査画像が得られる一方で、読影する検査画像も増え、画像診断医の負担も増大している。今回開発された同システムは、肺がんのCT画像読影を行う際に、静岡がんセンターの豊富な肺がん確定症例データベースより、病変の特徴が類似した症例を瞬時に検索し、医師がそれを参考に画像診断を行うことが可能となるもの。

冒頭に登壇した同社取締役常務執行役員 メディカルシステム事業部長・玉井光一氏は平成17年2月より同センターと包括的な研究をスタートさせた点にふれ、人工知能の技術を用いて医師の画像診断をサポートする同システムの開発に成功したことを披露。今年秋には商品化し国内にて発売予定であると述べた。

つすいて登壇した同センター総長・山口建氏はファルマバレープロジェクトと同センターの取り組みと題し、同システムのが数百名の医療スタッフの意見を取り入れ、開発部隊による医療現場の体験や新機能についてのアイデア、データベース利用について徹底して討議を重ねてきた点を強調した。

次に同社事業部 担当部長・志村一男氏が同システムの概容について説明。肺がんの類似症例を瞬時に検索でき、充実した症例で画像診断をサポートすること、また読影レポートが効率的に作成可能で、教育・自己学習にも最適である点について説明した。

最後に登壇した同センター画像診断科部長・遠藤正浩氏は実際の検索の模様を紹介。診断への正答率と確信度が増し、革新的に画像診断を進化させることを可能とするツールである点を強調した。