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GEヘルスケア・ジャパン PET検査用の薬剤合成装置「FASTlab」を発売

[ 2012/04/11 ]
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は4月13日、PET(陽電子放射断層撮影装置)検査で使用する放射性薬剤を自動合成する装置(放射性医薬品合成設備)「FASTlab(ファーストラボ)」を、大学病院や検診センター、先端の研究機関を主対象に発売する。

放射性医薬品合成設備はPETでのがん検査などの際に体内投与する薬剤を生成する装置で、薬剤のもとになる放射性同位元素を製造する加速器(サイクロトロン)と並んでPET検査に欠かせないシステム。FASTlabは主にがんのPET検査で使用する放射性の18FDG(フルオロ デオキシ グルコース)薬剤を自動合成する装置で、世界中で350台以上の納入実績を誇り国内シェア3割を有する「TRACERlab(トレーサーラボ)」シリーズの後継機種となる。

FASTlabの最大の特長は、国内で初めて、従来(今後も含めすべて同社TRACERlabシリーズとの比較)別々に分かれていたカセットや試薬などを一体化し、すべての合成用試薬をあらかじめ充填した状態で提供するフルパッケージングカセット方式を採用したことにある。

従来の合成装置では、試薬用カセットや合成用試薬、アクセサリーキットが独立しており使用前に現場で組み立てる必要があったため、準備の手間や使用時のトラブルの発生といった問題があった。加えて、18FDGの半減期(寿命)は110分と短く、1回で生成できる量も限られるため、短時間での効率の良い薬剤合成が求められていた。

FASTlabでは合成用試薬がセットされたフルパッケージングカセット方式を採用することでこの課題を克服、一体成型のカセットユニットを取り付けるだけのわずか60秒で手軽にセットが完了し、液漏れなどのトラブルも減る。また容器の熱効率改善などの改良を施すことで、合成時間も25分未満と従来装置に比べて2割弱短縮したほか、これまでに比べて約10%高い合成収率(非時間補正値)を実現し、18FDG薬剤合成時の効率性を高めている。加えて、洗浄プログラムを見直すことでカセット内の残存放射能量を従来の1割となる0.5%まで低減、被ばくを抑えることで連続して合成する際の安全性を高める。

このようにFASTlabは短時間で高効率・低被ばくの確実な18FDG薬剤合成を実現し、年間約60万件実施されているPETによるがん検査のさらなる利便性向上に貢献すると期待されている。

【お問い合わせ】
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
松井亜起
Tel:0120-202-021
Mail:aki.matsui@ge.com