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富士フイルムがDR方式・カセッテ型デジタルX線画像診断装置『FUJIFILM DR CALNEO flex』新発売

[ 2011/11/18 ]
ケーブルレスで自由に持ち運びでき、必要なときに必要な場所でDR方式のX線撮影が可能!
世界初(*1)、自動X線検出機能搭載 DR方式・カセッテ型デジタルX線画像診断装置
『FUJIFILM DR CALNEO flex (カルネオ フレックス)』新発売


富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、世界で初めて(*1)自動X線検出機能を搭載したDR方式(*2)カセッテ型デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO flex」(以下、「CALNEO フレックス」を、11月25日より富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて発売する。
「CALNEO フレックス」は、ケーブルレスで持ち運びが可能なカセッテ型DRパネルとユーティリティーボックス、ノートPC型コンソールで構成されており、必要な時に必要な場所で既存のX線発生装置を活用したDR方式の撮影が可能な画期的なシステムである。

医療現場では以前より、手術室や、病室からの移動が難しい重症患者が入院している病棟においてX線撮影が行われている。従来のX線フイルムやCRカセッテを使用した撮影では、撮影後の画像を迅速に確認できず、現像や読取のため放射線科へフィルムやカセッテを運ぶ手間や時間が必要であった。 また、一般的なDRパネルを使ったX線撮影システムでは、X線情報をDRパネルに蓄積するために、X線発生装置との間でタイミング信号(*3)をやりとりする機器とのケーブル接続が必要で、画像を含む各種データのやり取りのため、制御ユニットやコンソールをネットワーク環境において有線で接続するのが一般的であった。このように従来のX線撮影システムでは、X線撮影室以外にカセッテ型DRパネルを持ち出して使用することが困難であった。
今回発売する「CALNEO フレックス」は、富士フイルムが世界で初めて実用化した、DRパネル自体がX線の照射を検出する「自動X線検出機能」を搭載し、X線発生装置とのケーブル接続なしにX線撮影が行えるシステムである。このシステムは、X線発生装置からX線が照射された瞬間に、DRパネル自体がX線信号の蓄積を開始することを可能にした高速サンプリング機能とX線検出感度が高い当社独自の「ISS方式(*4)」の組み合わせにより、実現したものである。X線発生装置とのケーブル接続が不要なことに加えて、制御ユニット(ユーティリティーボックス)やコンソールも相互に無線接続でき、バッテリーで駆動するので、システム全体を自由に持ち運ぶことが可能となった。
さらに、X線撮影装置とタイミング信号をやりとりする機能をもたないX線発生装置とも組み合わせて使用することもできる。たとえば、既存のX線フィルムやCRカセッテと組み合わせて使用されている移動型X線装置と「CALNEO フレックス」を組み合わせることで、病棟での撮影を迅速かつ高画質なDR方式で行えるなど、X線撮影室以外でのX線撮影の利便性を飛躍的に向上させることが可能である。

富士フイルムは、平成20年9月より、少ないX線量でもシャープかつ高画質なX線画像を提供する、間接変換型FPD(*5)を採用したデジタルX線画像診断装置「CALNEO」シリーズを発売しており、医療現場から評価をいただいている。今後も、デジタルX線画像診断装置のみならず、ネットワークシステムなども含めた幅広い製品・サービスの提供を通じて、医療現場のさまざまなニーズにこたえ、さらなる画像診断の効率化と医療の質の向上に貢献する。

*1 平成23年11月17日現在販売されている、ワイヤレスモデルのカセッテDR(デジタルラジオグラフィ)において。(当社調べ)
*2 Digital Radiographyの略。被写体を通過して照射されるX線エネルギーを電気信号に変換し、X線透過画像として再構成する方式。
*3 X線発生装置がX線を照射するタイミングと、DRパネルがX線情報の蓄積を開始するタイミングを同期させるために、X線発生装置とDRパネルを使ったX線撮影装置の間で送受信される信号。
*4 従来と反対側のX線照射面側にセンサーを配置し、X線の照射面側よりX線から変換された光信号を読み取る当社が世界で初めて開発した方式。
*5 Flat Panel Detectorの略。被写体を通過して照射されるX線エネルギーを検出し電気信号に変換するX線画像平面検出器のこと。X線をいったん光信号に変換した後に電気信号に変える間接変換型(センサー:ヨウ化セシウムやガドリニウムオキシサルファイドを採用)とX線を直接、電気信号に変える直接変換型(センサー:アモルファスセレンを採用)がある。




1.品名:FUJIFILM DR CALNEO flex
薬事販売名:富士フイルム DR-ID 700(薬事認証番号:第223ABBZX00128000号)
構成品(1)パネルユニット(制御ユニットおよびDRパネル):DR-ID 700PU
[1] ユーティリティーボックス(制御ユニット):DR-ID 700AB
[2] フラットパネルセンサ(DRパネル):DR-ID 601SE、DR-ID 602SE、DR-ID 611SEのいずれか、または複数
(2)ノートPC型コンソール

2.発売日:平成23年11月25日

3.標準ユーザ渡し価格:2,500万円(標準構成(*6)、税別) *6 FUJIFILM DR CALNEO C 1417 Wireless用のDRパネル(DR-ID 601SE)を使用した場合。

4.主な特長
(1)世界で初めて実用化したDRパネル自体がX線の照射を検出する「自動X線検出機能」を搭載
「CALNEO フレックス」には、富士フイルムが世界で初めて実用化した「自動X線検出機能」を搭載。X線発生装置からX線が照射された瞬間に、DRパネル自体がX線信号を検知して画像情報の蓄積を開始することが可能です。従来必要だった、X線発生装置とDRパネルがタイミング信号をやりとりする機器とのケーブル接続が不要である。
X線撮影装置とタイミング信号をやり取りする機能をもたないX線発生装置とも組み合わせて使用することができる。
(2)全ユニットケーブルレス、バッテリー駆動で持ち運びが容易
従来パネルのみに採用されていた無線LAN機能をほかのユニットでも実現しており、さらにバッテリーで駆動するので、完全ケーブルレスで取り扱いが便利。システム全体を簡単に持ち運ぶことができるので、たとえば移動型X線発生装置と組み合わせれば、病棟での撮影をDRパネルで行うことができる。またX線撮影室外でもノートPC型コンソール(「Console Advance」)で撮影室と同等の運用を行うことができる。
「Console Advance」はタッチパネルでの操作に対応している。完全ケーブルレスなので設置が容易で、移動も簡単。1台の「CALNEO フレックス」を、複数の移動型X線装置で共用したり、病棟撮影以外にも集中治療室や手術室など、病院内の複数の場所で共用することも可能である。
ユーティリティボックスは、半切サイズ以下、厚さもカセッテ6枚程度なので、従来の移動型X線装置のカセッテボックスに収まるサイズである。
(3) 無線LANに対応したカセッテDRパネルでX線撮影の業務効率が飛躍的に向上
パネルにケーブルがなく、薄型、軽量タイプなので取り扱い性に優れ、かつ衛生的。約2秒で画像を「Console Advance」に表示することができるので、迅速かつDRパネルを取り出すことなく撮影した画像を確認できる。
外形寸法がISO4090に準拠した従来のフィルムカセッテやCR用IPカセッテと同じサイズなので、一般X線撮影で幅広く使用することができる。
(4)院内ネットワークとの接続が可能
院内LANと「Console Advance」を無線接続すれば、いつでも検査オ-ダを取得可能で、撮影後の画像を直ちにPACS(*7)に直接送信可能。医師の画像確認までの時間を最小化し、また、X線撮影室の外に居ながら、撮影室内と同等の運用を行うことができる。
*7 Picture Archiving and Communications Systemの略。CT、MRI、CRなどの医療画像診断装置からの検査画像を電子的に保存・検索・解析する医用画像情報システム。


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