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富士フイルムが世界最小画素50μm直接変換型FPD搭載の乳癌検査用デジタルX線撮影装置2機種を新発売

[ 2011/09/07 ]
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、世界最小画素50µm(*1)の直接変換型FPD(フラットパネルディテクタ)(*2)を搭載し、鮮明なマンモグラフィ画像を描出する、乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET(アミュレット)」の新ラインアップとして、「AMULET f(アミュレット エフ)」と「AMULET s(アミュレット エス)」の2機種を、富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて平成23年9月8日より発売する。

「AMULET f」は、マンモグラフィの通常撮影だけでなく、バイオプシー検査(*3)などの精密検査にも対応したフルファンクションモデル、「AMULET s」は、通常撮影を中心とした主に検診向けのスタンダードモデルである。

今回発売する「AMULET f」、「AMULET s」は、2機種ともに従来機「AMULET」同様に、当社独自の「Direct Optical Switchingテクノロジー(光学式スイッチ技術)」(*4)を採用した直接変換型FPDを搭載し、世界最小画素50µmの高精細で低ノイズなマンモグラフィ画像を描出する。さらに、乳房の形状、乳房外組織(胸筋など)や乳腺組織の状態などマンモグラフィ画像の特徴を自動的に抽出・解析し、診断に最適な濃度とコントラストに調整する新たな画像処理技術を搭載することで、体型の個人差や撮影時のポジショニング(*5)の影響を受けることなく、医師が診断しやすい画像を安定して提供することが可能になる。
また、体の形状にフィットする安定感のあるアームレストや、顔が触れる箇所に凹凸を無くしたフェイスガードなど、受診者の不快感を軽減するように工夫されたデザインを採用。さらに、ワンタッチで設定した角度に撮影台を回転させることができる「シングルタッチ機能」などの新機能を搭載し、撮影者が操作しやすいようスイッチの位置、形状にも配慮した快適で使いやすいマンモグラフィシステムである。

富士フイルムは豊富な症例をもとに精度の高い独自のデジタルマンモグラフィ関連製品を開発してきた。
平成15年にCR方式のマンモグラフィ用デジタルX線画像診断システム「FCR PROFECT CS」(*6)を発売し、全世界で7000台以上を販売。マンモグラフィ画像のデジタル化に大きく貢献してきた。また、撮影した診断画像から微小石灰化や腫瘤(しゅりゅう)など、乳がん患部の特徴を示す領域を高い確率で検出するデジタルマンモグラフィCADを平成20年2月より提供。同年12月には、乳がん検査用デジタルX線撮影装置として画像の鮮鋭度とX線変換効率が高いとされる直接変換型の世界最小画素50µm FPDを搭載した「AMULET」を発売し、全世界で導入を進めてきた。さらに、今回発売する「AMULET f」、「AMULET s」をラインアップに加え、今後も幅広い画像診断ニーズに対応した最適なソリューションを提供し、乳がんの早期発見に貢献していく。

*1 平成23年8月末時点でアモルファスセレン型直接変換方式のデジタルマンモグラフィに関する公開情報に基づいている。(当社調べ)
*2 FPD(フラットパネルディテクタ)とは、被写体を通過して照射されるX線エネルギーを、X線透過画像として再構成するための電気信号に変換する機能を有し、画像診断のために必要な人体の部分を十分に覆う面積の平面をもつ、平板状のX線画像平面検出器のこと。X線を直接、電気信号に変える直接変換型と、X線をいったん光に変換した後に電気信号に変える間接変換型がある。直接変換型は、X線を光へ変換することなく直接電気信号に変えるため、画像の鮮鋭度や変換効率が高いと一般的にいわれている。
*3 乳がん精密検査のための生検で、疑わしい部位に直接針を刺すことで細胞を採取し、病理検査を行う手法。傷も小さく縫合が不要で、小さながんや石灰化の診断にも有用。その中でもステレオバイオプシ検査は2方向からの撮影を行うことにより、検査部位を3次元座標で特定できる技術。別売オプション。
*4 アモルファスセレンに光を照射することで電荷を発生させ、導通させる技術。
*5 マンモグラフィ撮影時に、乳房の圧迫・固定を最適の位置で行うため、撮影前に位置を決める行為。
*6 マンモグラフィ用としてイメージングプレート(IP)に記録したX線画像情報を50µmスキャンの高精細読取と両面集光読取技術により高解像度を実現。微小石灰化を鮮明に描出した高画質画像を提供できる医療用デジタルX線画像診断システムである。

【概要】
1. 発売予定 :平成23年9月8日
2. 品名 :「FUJIFILM Digital Mammography System AMULET f」
(薬事販売名 : デジタル式乳房用X線診断装置 FDR MS-2500/認証番号:223ABBZX00020000)
「FUJIFILM Digital Mammography System AMULET s」
(薬事販売名 : デジタル式乳房用X線診断装置 FDR MS-2000/認証番号:223ABBZX00021000)
3. 標準ユーザー渡し価格(税別) : AMULET f : 8,000万円 (本体+コントロールユニット+操作用ワークステーション)
AMULET s : 5,870万円 (本体+コントロールユニット+操作用ワークステーション)
4. 特長
(1) 診断しやすい高画質マンモグラフィ画像を描出。
当社独自の「Direct Optical Switchingテクノロジー」によって実現した画素サイズ50µmの直接変換型FPD搭載に加え、新たな画像処理技術を搭載。乳房の形状、乳房外組織(胸筋など)や乳腺組織の状態などマンモグラフィ画像の特徴を自動的に抽出・解析し、診断に最適な濃度とコントラストに調整する画像処理技術により、体型の個人差や撮影時のポジショニングの影響を受けることなく、左右比較診断しやすい、安定した画像を提供する。
(2) 快適で使いやすいマンモグラフィシステムを実現
①受診者への「やさしさ」を、さらに進化させたエルゴノミクスデザイン。
体の形状にフィットする安定感のあるアームレストや、顔が触れる箇所に凹凸をなくすフェースガードなど、受診者の不快感を軽減することを最優先に考慮したデザインを採用した。
②操作者のワークフローに配慮した最適の操作系
ワンタッチで設定した角度に撮影台を回転させスピーディな検査を実現する「シングルタッチ機能」を搭載した。また、撮影者の視線に入りやすい位置に情報表示ディスプレーを配置し、操作しやすいようにスイッチの位置、形状にも配慮した快適で使いやすいマンモグラフィシステムとなっている。
③乳房の大きさに対応した圧迫板など、多様なニーズにこたえるオプション製品
操作者が乳房の伸展をした後に、圧迫板から手を抜きやすくするために、乳房の大きさに合わせた奥行き方向が短い小乳房圧迫板など、さまざまなニーズにこたえるオプション製品を用意した。
④マンモグラフィ検査のニーズにこたえる専用操作ワークステーションと高精細セカンドモニター(オプション)
従来機「AMULET」で好評のマンモグラフィ画像の表示に最適な縦型モニターを採用。さらに高精細セカンドモニター(オプション)を追加することにより、検査画像の詳細な表示や、受診者の過去の検査画像を比較参照できる機能(PACS接続時)などを搭載し、確実な検査をサポートする。
(3) 正確で効率的なバイオプシー検査をサポート。(AMULET fのみ/オプション)
確実なターゲティング(検査部位の位置決め)をサポートすることに加え、生検針の天板への接近情報をマークで表示することや、乳房とターゲットの位置の関係を模式図で視覚的に確認する機能など、検査の安全性にも充分配慮した各種機能を搭載している。

<AMULET f,AMULET sに搭載した直接変換型FPDについて>
X線センサーを2層のアモルファス・セレン(a-Se)膜で構成し、被写体を通過したX線をまず第1層で、高効率で電気信号に変換する。そして、世界で初めて当社が実用化に成功した「Direct Optical Switchingテクノロジー」により、第2層では、「光」の照射をスイッチとして、電気信号化された画像情報を読み取る。TFTを用いた従来型FPDと比べ、読み取りのための電気スイッチ回路が不要で配線もシンプルにできるため、直接変換型FPDで世界最小の50µmまで画素サイズを小さくして解像度を高めることが可能になった。同時に、TFT方式の課題であった読み取り時に生じる電気ノイズを大幅に低減し、高精細と高画質の両立を実現したことで、乳がんの兆候である微小石灰化病変を精確に検出でき、「早期診断・早期発見」が求められている乳がん検査・診断の質の向上に貢献する。

5. 主な仕様 (AMULETf、AMULETs共通)
X線変換方式 直接変換方式(出力階調 14bit)
撮影サイズ 18×24センチメートル
画素サイズ 50µm×50µm
X線管球陽極 モリブデン
画像表示時間 最短約8秒
撮影間隔時間 最短約15秒
画像処理 規格化処理、階調処理、周波数処理、マルチ周波数処理、黒化処理
DICOM対応 DICOM Storage対応

(AMULET f のみ) 乳がん精密検査用ステレオバイオプシ位置決め機能(オプション)


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【お問い合わせ】
富士フイルムメディカル株式会社 営業本部 マーケティング部
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