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GE ヘルスケア・ジャパン 細胞画像解析装置の最上位機種「IN Cell Analyzer 6000」を発売~ 国内初のsCMOSカメラ搭載装置、共焦点・非共焦点など3種の撮影モードを同時搭載 ~― 多彩なサンプル形状に幅広く対応、細胞研究の迅速化・効率化に貢献 ―

[ 2011/08/16 ]
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GE ヘルスケア・ジャパン株式会社は本日8 月16 日、GEヘルスケア製細胞画像解析装置(イメージングサイトメーター*1)の新製品「IN Cell Analyzer 6000(インセルアナライザー 6000)」を、国内の製薬企業や主要大学・研究機関を主対象に発売した。

IN Cell Analyzer 6000 は2003 年の発売以降、多くの製薬企業での導入実績を誇り、40%近い国内シェアを持つ*2 業界標準の細胞画像解析装置「IN Cell Analyzer」シリーズの最新・最上位装置。最大の特長は、国内のイメージングサイトメーターとして初めて、高性能のsCMOS カメラを搭載したことと、共焦点・非共焦点・透過光画像の3 つの撮影モードを備えたことの2 つ。

sCOMS カメラ搭載の主要メリットは以下の4 点である。

① 共焦点イメージングによりWash(洗浄)less 実験系が可能に

抗体医薬研究の評価系や神経細胞など剥がれやすい細胞へのダメージを抑えるために、このWash step を簡略できるようになります。また、タイムラプス実験における培地由来のバックグラウンドを抑えたイメージング解析が可能になる。

② 微弱なシグナルを検出することで、蛍光画像の取得がむずかしかったサンプルのイメージングが可能に

SN(Signal-to-noise)比が高く、微弱なシグナルを検出できるため、低輝度が原因で蛍光画像の取 得が困難であったサンプルのイメージングが可能になる。

③ 開口部の広さを調節可能で、サンプルに合わせ適切な厚みでの共焦点イメージングが可能に

従来の共焦点型機器では開口部の広さは固定されたままで変更できなかったが、IN Cell Analyzer 6000 のsCMOS カメラは開口部の広さを随意に調節可能なため、ユーザーのニーズにあわせて、適切な厚みでのイメージングが可能になる。これにより、iPS/ES 細胞やがんのコロニー、細胞シートなどの3 次元培養、組織切片、個体などの解析の可能性が広がる。

④ 一般的な96 well マルチウェルプレートの1 ウェル全体の撮影が1 回で可能に

IN Cell Analyzer 6000 に搭載した550 万画素のsCMOS カメラは従来に比べて約4 倍大きな視野(FOV:Field of View)を持ち、96 well マルチウェルプレートの1 ウェル全体を1 回で撮影可能。ホールウェル撮影が可能になることで、発生頻度の低いレアイベントを検出しやすくなるほか、撮影時間の短縮につながる。また、IN Cell Analyzer 6000 は国内のイメージングサイトメーターとして初めて、共焦点・非共焦点・透過光画像の3 つの撮影モードを備えている。これにより、分子局在の場合は共焦点、コロニーや組織全体に発現する分子の総発現量の解析には非共焦点といったように、解析対象(分子・細胞・コロニー・組織)ごとに最適な撮影モードを選択できるようになる。さらに多重染色の場合、チャネル(蛍光色素)ごとに共焦点、非共焦点モードを併用でき、解析の対象物ごとに最適な撮影モードを一度に設定できるため、取り直しの手間や退色リスクの回避につながる。

細胞のさまざまな生命現象を自動で高速かつ多数のイメージングを取得し、定量解析するイメージング サイトメトリー解析では現在、実験系やサンプル形態の多様化が進んでおり、一段と高精度な共焦点画像や柔軟性の高い画像取得システムに対するニーズが高まっている。そのような中、高性能のsCMOS カメラと3 つの撮影モードを同時に備えたIN Cell Analyzer 6000 は、大量の細胞を高速で自動解析できるため、製薬企業が手がける創薬スクリーニングや抗体医薬開発において、人的資源や時間の節約など、その効率化ならびに生産性向上に貢献する。

また、大学や研究機関が進めるiPS 細胞などの幹細胞研究や再生医療研究においても、多数サンプル解析が難しかった実験系からサンプル数の制限を取り去ることで、新たな知見の獲得につながると見込んでいる。

同社は今回発売する「IN Cell Analyzer 6000」を、既に同シリーズを導入している製薬企業の買い替え・買い増し、ならびにiPS 細胞などの幹細胞や再生医療の研究を手がける主要大学・研究機関の新規購入を主対象に販売する。

また、GE ヘルスケアは今年、超解像顕微鏡をはじめ、生細胞と固定細胞の構造・挙動に関する詳細な情報を研究者に提供するソフトウェアやデータ可視化ツールの開発・製造を手がけるアプライド・プレシジョン社(API)を買収した。API が得意とする高度な細胞イメージング技術などを組み合わせることで、細胞解析領域における製品拡充を一段と推し進め、国内の創薬や抗体医薬開発、ならびにiPS 細胞などの幹細胞や再生医療の研究に寄与することをめざす。

IN Cell Analyzer 6000 の主要仕様

・撮影スピード: 96 ウェルプレート4 分(3 色、1 視野)
・オートフォーカス: Laser およびSoftware
・豊富な対応プレート: 6 – 1536 ウェルプレート、およびスライド
・豊富な対物レンズ: x2, 4, 10, 20, 40, 60
・ライブセルアッセイ用オプションモジュール対応: 温度、CO2、湿度コントロール、および分注機
・プレビュースキャン: 組織切片など大きなサンプルでの視野探索を効率化
・マニュアル顕微鏡撮影モード: 従来の顕微鏡同様、ユーザー任意の設定での撮影モード

*1: サイトメーターとは、短時間(数秒から数分)に多量(数千個から数百万個)の細胞を1 個ずつ定量測定する統計的精度の高い細胞測定法(サイトメトリー)を手掛ける装置のこと。その1 つであるイメージングサイトメーターは、マルチウェルプレートやスライドグラス上の付着した細胞集団などを、レーザー走査して蛍光イメージや散乱光、透過光イメージを取得し、細胞画像処理にて、1 個の細胞ごとの情報を抽出する装置。個々の細胞内・細胞表面の情報(蛍光強度・サイズ・構造など)を定量化・数値化しポピュレーション解析を行うことで、細胞集団や現象を統計的に理解できるほか、神経突起の長さや数などの形態情報や分子局在なども解析可能
*2: 出典:株式会社アール アンド ディ「科学機器年間 2010 年版」(2010 年9 月発行)

製品名: IN Cell Analyzer 6000(インセルアナライザー 6000)
発売日: 2011 年8 月16 日(火)
希望小売価格: 6,000 万円(除消費税)
初年度国内販売目標台数: 15 台

【お問い合わせ】
GE ヘルスケア・ジャパン株式会社
コミュニケーション本部・松井亜起
Tel: 0120-202-021
Fax: 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com