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GE ヘルスケア アルツハイマー病の早期発見につながるバイオシグナチャーの特定に関する研究でヤンセン・ファーマスーティカと協業

[ 2010/12/09 ]
米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGE ヘルスケアは、アルツハイマー病のバイオシグナチャー(biosignature)*1 の特定に関する研究において、ヤンセン・ファーマスーティカ(Janssen Pharmaceutica N. V.)と協業することで合意したと発表した。両社では今後、それぞれが培ってきたデータ統合やインフォマティクス(情報学)、ゲノムの構造や機能を解析するゲノミクス、ならびに画像診断分野における専門知識を組み合わせた研究を進め、アルツハイマー病の発症前診断に有望なバイオシグナチャーを突き止めることをめざす。

今回の協業は、GEヘルスケアが現在アルツハイマー病領域で進めている広範な診断ソリューションの開発に向けた取り組みの一環。GE ヘルスケアのメディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)事業担当プレジデント兼CEO のパスカル・ヴィッツは、「GE ヘルスケアは、アルツハイマー病の早期診断やこれまでにない患者の管理手法につながるような先進的な臨床知識の蓄積ならびにイノベーションの提供に向けて、現在世界各国で取り組んでいます。本日発表した協業体制はアルツハイマー病の理解促進に向けて当社が進めている施策の一環です。将来アルツハイマー病にかかる可能性のある人を識別できるバイオシグナチャーを突き止めることができれば、医師はより確かな情報にもとづいて患者の治療法に関する判断を下せるようになります。さらに重要なのは、このバイオシグナチャーの特定がアルツハイマー病に有効な治療法の開発加速につながるということです」と述べている。

なお、GE ヘルスケアが進めている陽電子断層撮影装置(PET)検査用薬剤18F-PIB の開発は現在、欧米で第III 相の臨床試験の段階まで進行している。

NPO アルツハイマー協会によると、アルツハイマー病による死亡者数は2000 年から2006 年の間に46%以上増加した。米国のアルツハイマー病患者数は現在530 万人で、同病にかかる費用は年間1,720 億ドルに上る。アルツハイマー病は現在、死亡原因の第6 位となっているが、ベビーブーム世代の高齢化が進むにつれ、同病による死亡率は今後上昇することが見込まれている。国際アルツハイマー病協会は2009 年世界アルツハイマーレポートにおいて、2010 年の世界の認知症患者数は3,560 万人になり、その後2030 年に6,570 万人、2050 年には1 億1,154 万人に増加すると推定している。

*1 バイオシグナチャーは、血液中や尿中、あるいは身体の組織の中に含まれる物質で、身体の状態を知るうえで定量的な指標(マーカ)となるもの。バイオマーカ。病気の状態を客観的に評価できるバイオシグナチャーが発見されれば、診断、予防、薬の有効性の判定、予後の予測、さらには新薬開発などに応用可能となる。

【お問い合わせ】
GE ヘルスケア・ジャパン株式会社
広報・松井亜起
Tel: 0120-202-021
Fax: 042-585-5360
Mail: aki.matsui@ge.com