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東芝メディカルシステムズ さらに高速化を可能にしたマルチスライスCTの新たな展開 Aquilion PRIME発売

[ 2010/12/07 ]
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東芝メディカルシステムズ株式会社は、Aquilion ONE™の技術を継承した新プラットフォームのAquilion™ PRIME(アクイリオン プライム)を開発し、12月より全国で販売を開始する。

昨今のマルチスライスCTは、日常検査への対応はもとより、循環器、救急、小児など、臨床ニーズが複雑化かつ多様化している。さまざまなシーンが想定されるCT検査環境において、ワークフローの改善は必須。またCT検査に対してさらなる“低被ばく”が求められる一方で、“高画質”といった基本的な画質へのニーズも要望されている。

同社ではこのような多様化するニーズに対して、快適な検査環境を実現しながらより低被ばくで安全な検査を提供できるAquilion™ PRIMEを開発した。

【新製品の特長】

■160スライス×0.5mmヘリカルスキャンによる高速かつ低被ばく検査の実現

Aquilion™ PRIMEは、新開発のDAS(Data Acquisition System)により高密度サンプリングが確保でき、全身領域で高速ヘリカルスキャンを可能にし、従来のAquilionシリーズに比べ、3倍もの高速化に成功。また、Aquilion ONE™で開発したアクティブコリメータ*1)を実装し、再構成には新たに逐次近似再構成法の原理を応用したAIDR*2)を開発・実装した。

ワイド・ボアと高速撮像の組み合わせにより、呼吸停止不可能な救急患者や高齢患者への適応や、より少ない被ばくで検査を行いたい小児患者への対応も可能。さらにDouble Slice Technology*3)と従来の東芝マルチスライスCTで定評のあるIsotropicデータ(X-Y-Z:3軸で等方向性をもつ)により、さまざまな臨床検査において、空間分解能、密度分解能に優れた画像を可能にする。

*1)ヘリカルスキャンの移動にあわせてコリメータを制御し、最適なX線照射を行う。 *2)Adaptive Iterative Dose Reduction:SD値を50%向上、被ばくは最大で75%低減する。 *3)Double Slice Technology:検出器から取得したボリュームデータを体軸方向に倍密度で再構成可能にする技術。たとえば80列×0.5mmでスキャンした場合、0.25mm間隔の画像が、画質を維持したまま160スライス得られる。

■ワイド・ボアによる検査効率向上

Aquilion™ PRIMEでは従来のAquilionシリーズの開口径(720mm)より60mm広い、780mmのワイド・ボアを採用。検査における圧迫感の減少や患者へのアクセス性が向上する。特に動かせない重篤な状態にある救急患者など、ワイド・ボアによって患者に負担をかけることなく柔軟な検査が行える環境を提供可能。

■東芝独自のDual Energyヘリカルスキャン

ヘリカルスキャンによるDual Energyは、高電圧/低電圧の2つの異なる管電圧の変化に合わせて管電流も自動調整し、管電流の違いによって生じる画質の差のない画像を得られる。さらに患者の背中側のみ照射する撮影方式を採用しており、乳房や眼球など放射線感受性が高い部分への被ばくを低減しする。

■高速画像再構成によるワークフローの改善

多様化する臨床ニーズにおいて、スキャン時間の高速化と同様に重要なのが検査スループットの向上である。Aquilion™ PRIMEではスキャンと並行して高速な画像再構成ができるので、待ち時間なくすぐに次の検査にすすむワークフローを可能とする。

■環境調和型製品の開発

Aquilion™ PRIMEのガントリはX線管球や検出器の回転が減速する際の熱エネルギーを電気に変換し再利用する、電力回生機能で省エネルギー化を実現。Aquilion ONE™で培った技術に加え、内部ユニットも減少し、ガントリの省スペース化も図った設計で、より環境にもやさしい環境調和型なCTシステムである。

・全身用X線CT診断装置 東芝スキャナ Aquilion PRIME TSX-302A
・製造販売認証番号:222ACBZX00083000
【お問い合わせ】
東芝メディカルシステムズ株式会社
CT事業部(国内)
TEL. 0287-26-5034