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三菱電機が 佐賀国際重粒子線がん治療財団の重粒子線がん治療装置を受注~九州初かつ民間初の重粒子線がん治療施設

[ 2010/09/22 ]
三菱電機株式会社は、公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団(佐賀県鳥栖市)から、炭素イオンを使用する重粒子線がん治療装置を受注した。国内にある重粒子線治療装置3 基はすべて同社が製造したもので、4 基目となる本装置は九州では初、また、民間施設でも国内初の設置となる。

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サガハイマット完成予想図(西方向から見たイメージ)
佐賀国際重粒子線がん治療財団と受注の概要

佐賀国際重粒子線がん治療財団は、重粒子線によるがん治療を通じて安心、安全な医療を提供し、佐賀県内はもとより、国内外における医療・福祉の向上とがん治療の進歩・発展を図り、「がん撲滅」に寄与することを目的として設立された公益財団法人。今回設置場所となるサガハイマット(九州国際重粒子線がん治療センター)は、九州で初めて、また民間では日本で初めて開設する重粒子線がん治療施設で、佐賀国際重粒子線がん治療財団と施設の整備運営を行う九州重粒子線施設管理株式会社がプロジェクトを推進している。また開設にあたっては、経済界、医療界、大学、行政が連携し、産学官共同でプロジェクトを支援している。同社は、このサガハイマットに整備する重粒子線がん治療装置の納入会社として選定され、製造請負契約を締結した。2010 年より製作を開始し、2013 年春に稼働開始予定。

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粒子線治療装置と同社の取り組み

粒子線治療は放射線治療の1 つで、従来のX 線やγ線による治療に比べ、患部に集中的に照射できるため、副作用や身体機能の損失を最小限に抑えられるという特長がある。国内では1994 年6 月から臨床試験が開始され、2001 年7 月に先進医療として認可された。

同社は放射線治療と加速器の両分野で約40 年にわたる実績とノウハウがあり、この2 つの技術を組み合わせて粒子線治療装置を開発し、2002 年に「陽子線タイプ」の医療機器製造承認を取得し、2005 年には世界で初めて炭素イオンと陽子の両方が使える「炭素イオン/陽子タイプ」、2010 年には同じく世界で初めて「炭素イオンタイプ」の医療機器製造販売承認を取得した。医療機器として、この3 タイプの粒子線治療装置を展開している世界唯一のメーカである。

現在、国内では粒子線治療の専用施設として、公的および民間医療機関7 施設で治療や臨床研究が行われている。同社はこのうち5 施設に装置を納入し、99%という高い稼働実績がある。現在までに10,000 人以上の方が治療を受けている。今回の契約により、国内で稼働中または稼働予定の粒子線治療施設12 施設のうち8 施設が同社製となった。

同社は、治療装置本体や治療を支援するソフトウエアを開発し、より精密に、より多くの患者を治療できる装置を提供するとともに、粒子線治療施設の運営に必要な人材の育成や、施設間の連携支援など運用面にも注力し、粒子線治療の普及促進に取り組んでいく。

【お問い合わせ】
三菱電機株式会社 電力事業部 磁気システム部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2 丁目7 番3 号
電話 03-3218-2466 FAX 03-3218-9027

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