HOME > 新着ニュース

新着ニュース

富士フイルムが、患者の身体的負担が少ない「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」用処置具を発売

[ 2010/09/08 ]
富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、先端部に深部組織への侵襲を抑える「絶縁チップ」を搭載し、安全性と操作性をさらに向上させたディスポーザブル高周波ナイフ「SAFEKnifeV」「SAFEKnifeH」を、9月10日より富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて発売する。2品種とも、患者の身体的負担が少ない治療法である内視鏡的粘膜下層剥離術(以下、ESD)(*1)用処置具で、「SAFEKnifeV」は病変部に対して垂直方向に、「SAFEKnifeH」は同部に対して水平方向にアプローチする手技に適している。

articleffnr0437_img_03.jpg

ESDは、食道・胃・大腸の内側の粘膜層にとどまっているがん組織などの病変部を、開腹することなく内視鏡で観察しながら、病変部の粘膜下層を切開・剥離する手技で、患者の身体的負担が少ない低侵襲治療法の1つとして注目されている。しかしESDは、手元操作でスコープ先端と処置具を正確にコントロールしながら、処置具の先端部に高周波電流を通電させて病変部を切開・剥離するなど、非常に高度な技術が要求される治療法である。このため、医療現場からは、安全で使い勝手の良いESD用処置具が求められている。

今回発売する「SAFEKnifeV」「SAFEKnifeH」は、先端部に「絶縁チップ」を搭載した処置具で、粘膜下層の下の筋層への通電によるせん孔の危険性を低減し、ESDの安全性を向上することができる。 「SAFEKnifeV」は、先端部を病変部に対して垂直方向にアプローチしやすい形状とし、先端部の平板電極や棒状電極に通電することで、粘膜層および粘膜下層を切開することができる。また、先端部は可動式になっており、棒状電極をシース(*2)に収納すれば、平板電極のみを通電させることが可能。横方向にスライドさせながら、粘膜下層をスムーズに剥離できる。
一方、「SAFEKnifeH」は、病変部に対して水平方向からアプローチしやすいよう、先端部の形状をデザイン。前方に押したり、左右に動かしながら手前に引いて、粘膜下層の剥離を円滑に進めることができる。「SAFEKnifeH」は、特に管腔が狭い大腸や食道などのESDでの使用に適している。


articleffnr0437_img_01.jpg articleffnr0437_img_02.jpg


富士フイルムは、ESDなどで使用される処置具や内視鏡洗浄消毒システム「ENDOSTREAM(エンドストリーム)」など、内視鏡関連製品のラインアップを拡充している。「先進・独自の技術をもって、人々のクォリティ オブ ライフのさらなる向上に寄与していく」という企業理念のもと、重点・成長分野のメディカル・ライフサイエンス事業の取り組みを加速させ、医療の質や効率の向上、人々の健康増進に貢献していく。
*1 Endoscopic Submucosal Dissectionの略。
*2 スコープの鉗子口に挿入している、処置具のチューブ部分。

【SAFEKnifeVの特長】
・病変部に対して垂直方向にアプローチする手技に適した処置具。病変全体を確認しながら、より安全に処置できる。
・先端部の平板電極や棒状電極に通電して、粘膜層および粘膜下層を切開できる。
・先端部は可動式になっており、棒状電極をシースに収納すれば、平板電極のみを通電させることが可能。横方向にスライドさせながら、粘膜下層をスムーズに剥離できる。

【SAFEKnifeHの特長】
・病変部に対して水平方向にアプローチする手技に適した処置具。特に、管腔が狭い大腸や食道などのESDでの使用に適している。
・水平方向からアプローチしやすいよう、先端部の形状をデザイン。前方に押したり、左右に動かしながら手前に引いて、粘膜下層の剥離を円滑に進めることができる。


【お問い合わせ】
富士フイルムメディカル株式会社 営業推進本部マーケティング部
TEL 03-6419-8033