HOME > 新着ニュース

新着ニュース

GEが最小・最軽量の超音波診断装置「Vscan」を発売

[ 2010/07/08 ]
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、ポケットに入れられる最小・最軽量*の超音波診断装置を新発売した(*同社比)。同製品は米GEが2009年5月に立ち上げた、医療に関するビジネス戦略「ヘルシーマジネーション」にもとづき開発された。今年2月から欧米、インドなどで発売されており、本体は縦135mm×横73mm×奥行き28mm、重量はバッテリー、プローブを含めて390gと、どこへでも持ち運べる手軽さと、ダイヤルキーを採用し片手で扱える操作性を有しながら、簡易診断が必要とされるさまざまな医療現場のニーズにこたえる新感覚のポケットサイズのエコー装置である。USB経由でパソコン(非医療機器)への接続が可能で、手軽に汎用端末上で記録した撮影画像を閲覧できる。また装置の充電は専用のドッキングステーションに置くことで簡単に完了する(充電時間は1時間:バッテリー持続時間も)。希望小売価格は98万円(税込)。

性能面ではカラードプライメージング機能を搭載。3.5インチの液晶画面で血流をリアルタイムに観察できるほか、腹部・心臓・産婦人科の領域に最適な撮影条件を初期設定している。検査室外やベッドサイドでの診察に加え、身体所見から救命救急、在宅や僻地・災害医療、スポーツ医学など、これまで超音波診断が困難であったり使用頻度が低かった幅広い用途での利用が期待される。

Visual(視覚的な)とScan(診断)を組み合わせて名づけられたVscanは、診病連携、在宅医療、地域医療など、日本が抱える医療課題の解決に対処し、日本の医療の可能性を大きく広げるだけでなく、医師と患者を結ぶ新しいコミュニケーションツールとして、患者や家族の方々のQOL(生活の質)を高めることをめざす。

さる7月7日、グランドハイアット東京において、同製品披露の記者発表会が開催された。冒頭の挨拶に立った同社 代表取締役社長兼CEO・熊谷 昭彦氏は、自らのポケットから同製品を取り出し、その高い携帯性を披露。つづいて同社超音波本部本部長・多田壮一郎氏が同製品プレゼンテーションを行った。同氏はこの中で7月7日よりカスタマーコールセンター(0120-202-021)とウェブサイトのVscan特設ページ(www.gehealthcare.co.jp内Vscanコーナー)にて先行予約を開始し、発売を今年9月下旬、初年度国内販売目標が1,000台であると述べた。その後、秋田赤十字病院内科部長・石田秀明氏が幅広い分野における新製品の有用性と、医療課題解決の可能性について講演。そしてNPO法人全国在宅医療推進協会理事長・神津仁氏が、即時画像診断技術の進歩が診病連携および在宅医療や患者のQOLにもたらす変化について講演を行った。講演終了後には参加者が実機にふれることのできるコーナーが設けられ、その精度を体感した。

P1010170.JPG
会場全景

P1010172.JPG
冒頭の挨拶に立った同社 代表取締役社長兼CEO・熊谷 昭彦氏

s_s_ge-1.jpg
同製品プレゼンテーションを行った同社超音波本部本部長・多田壮一郎氏(左)、講演を行う秋田赤十字病院内科部長・石田秀明氏(右)