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ジョンソン・エンド・ジョンソンが頭蓋内血管再建機器「CODMAN ENTERPRISE™ VRD」を発売開始

[ 2010/07/09 ]
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニーは7月7日より、これまでは治療が困難だったワイドネック型脳動脈瘤(*2)を治療可能とした、本邦初となる頭蓋内血管再建機器「CODMAN ENTERPRISE™ VRD(*3)」(販売名:コッドマン エンタープライズ VRD)を発売した。本製品は2010年1月に厚生労働省より薬事承認を取得、2010年7月より保険適用となった。

「脳動脈瘤」は、脳の主要血管にコブ(瘤)ができたもので、コブの血管壁が薄くなったところは血流や血圧などで破裂する危険性があるが、未破裂であればほとんど自覚症状がない病気。脳動脈瘤が破裂した状態が「くも膜下出血」であり、死に至ったり、重い障害が残ったりする患者さんが約5割にのぼる重篤な疾患で、突然死の6.6%がこれに該当するといわれる(*4)。

動脈瘤の破裂を予防するには、開頭手術を行い、動脈瘤の根元を金属製のクリップで挟むクリッピング術と、脚の付け根からカテーテルを挿入し、血管内から瘤内にコイルと呼ばれる極細のワイヤーを詰めることで瘤内への血流を遮断するコイル塞栓術という方法がある。

近年の脳ドックやCT、MRIなどの普及によって、未破裂の脳動脈瘤が多く発見されるようになり、手術件数も増加傾向にある。「コッドマン エンタープライズ VRD」はニッケルとチタンの合金であるニチノール製で、ワイドネック型動脈瘤のうち、2.5mm~4mmの血管に生じた直径7㎜以上の未破裂動脈瘤に適用される。

神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科 脳卒中センター部長・坂井信幸氏は「今までは脳内血管用に設計されたVRDがありませんでした。今回の承認は、日本国内の脳動脈瘤の先進治療の進歩をもたらす重要な一歩です。コッドマン エンタープライズ VRDはきわめて柔軟性の高いVRDをデリバリーシステムに装着した製品で、脳血管内での正確な操作と留置が容易に行えます。脳動脈瘤は治療の選択肢が限られる疾患でしたが、本品の登場により脳動脈瘤を抱えるより多くの人々の治療が可能になるでしょう」とコメントしている。

*1 本邦初: 2010年7月7日現在
*2 動脈瘤のネック部が4mm以上またはドーム/ネック比(体部径/頸部径の比)が2未満の未破裂脳動脈瘤
*3 VRD:Vascular Reconstruction Device (血管再建機器)
*4 出典:日本脳神経外科学会実施 「UCAS Japan(日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査)」より

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製品特長

今まで塞栓コイル単独のコイル塞栓術が困難だったワイドネック型の脳動脈瘤のうち、2.5~4mm径の親動脈に最大径7mm以上の未破裂脳動脈瘤への施術が可能になった。

製品概要

・販売名:コッドマン エンタープライズ VRD
・承認番号:22200BZX00078000
・使用目的:コイル塞栓術時のコイル塊の親動脈への突出・逸脱を防ぐために使用
・対象患者:ワイドネック型(ネック部が4mm以上またはドーム/ネック比が2未満)脳動脈瘤のうち、2.5~4mm径の新動脈に最大径7mm以上の未破裂脳動脈瘤を有する患者
・クラス:クラスⅣ
・償還価格:¥446,000

【お問い合わせ】
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
コミュニケーション部 担当:山田
TEL:03-4411-7155/FAX:03-4411-7869