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地域医療連携ソリューション事業でNEC・三洋電機・CSIが協業

[ 2010/06/28 ]
日本電気株式会社(以下 NEC)、三洋電機株式会社(以下 三洋電機)、株式会社シーエスアイ(以下 CSI)の3社は、地域医療連携ソリューション事業において協業することとした。 

同協業は、NECとCSIが推進している地域医療連携ソリューション事業に三洋電機が新たに参画するもの。NECとCSIではこれまで、地域における中核病院・専門病院・療養型病院の診療情報を共有するソリューションを提供してきた。今回、診療所向け電子カルテシステムで国内シェア1位(注4)を有する三洋電機の参画により、診療所による診療情報の公開・共有も迅速かつ低コストで実現可能となる。NEC・三洋電機・CSIはこれまで、電子カルテシステムの開発・販売において連携を進めており、今回の協業は、この連携をサービス事業に拡大するもの。

NECとCSIは、電子カルテシステムと地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」(アイディーリンク、注5)を接続して情報公開を行う「地域医療連携ソリューション」を2009年7月から販売している。 「ID-Link」は、さまざまな医療施設に分散されている診療情報を患者番号(患者ID)で統合して共有するサービス。医療施設内の専用サーバに格納された診療情報を、サービスセンタを経由しておのおのが閲覧でき、さらにサービスセンタには診療情報は保管されない安心・安全な仕組みとなっている。

これまで地域医療における情報連携においては、中核病院や専門病院などの病院が診療情報を公開し、診療所は閲覧のみという利用方法が主であった。しかし昨今、生活習慣病の治療や在宅医療などをより効果的に行うために、診療所も診療情報を公開し、病院が診療所の診療情報を閲覧したり、診療所間の情報共有を行いたいといったニーズが高まりつつある。こうした市場ニーズを背景に、三洋電機の診療所向け電子カルテシステムを「ID-Link」に接続することで、診療情報の公開・閲覧の範囲が大きく拡がる。

あわせて、NECは、「ID-Link」の診療所向け価格を見直し、本年10月より従来比約40%の低価格化(従来:7,000円/月 → 新価格2,980円/月)を行う。また診療所が「ID-Link」にセキュアに接続するための「オンデマンドVPNセットプラン」も新たに提供開始する。これらにより、各医療施設が従来以上に診療情報を共有しやすくなり、地域医療の連携強化や医療サービスの向上が可能となる。

地域医療連携ソリューションの概要は以下のとおり。

・「地域医療連携ソリューション」は、(1)電子カルテシステム、(2)地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」、(3)電子カルテシステムを「ID-Link」に接続して診療情報を公開するのに必要な機能を予め組み込んだ専用サーバ(診療情報公開用サーバ)の3つで構成される。

・電子カルテシステムは、大規模病院向けにNECが「MegaOakHR」(メガオークエイチアール)、中小規模病院向けにCSIが「MI・RA・Is(ミライズ)シリーズ」、診療所向けに三洋電機が「Medicom(メディコム)-DP/X、Medicom-HR」を提供。

・地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」の価格は以下のとおり。

■診療所の場合
・ID-Linkサービス・単体プラン
  【新価格】月額利用料 2,980円(税別、注6)
・ID-Linkサービス・オンデマンドVPNセットプラン
  【新価格】月額利用料 3,960円(税別、注7)

■病院の場合
・一般病床300床未満の場合 月額利用料 50,000円(税別、注6)
・一般病床300床以上の場合 月額利用料 80,000円(税別、注6)

なおNECとCSIは、「ID-Link」未接続の医療施設との情報連携のために、「MegaOakHR」「MI・RA・Is(ミライズ)シリーズ」向け診療情報公開用サーバに本年12月よりSS-MIX(注8)標準化ストレージを搭載する。診療情報提供書CD-ROMの発行・格納とCDに記録されている一般的なデータファイル(JPEGやPDF等)を取り込むシステム(注9)と組み合わせることで、自施設の電子カルテ情報から厚生労働省標準規格(注10)に準拠した診療情報提供書(電子紹介状)を作成することができ、「ID-Link」に接続していない医療施設へ診療情報を提供することが可能となります。

NECと三洋電機は2001年より病院向けの情報システムで提携をしており、システムの相互供給やインターネットを介した保守運用サービスを共同展開してきた。また三洋電機とCSIは2004年より、医事会計・電子カルテ、接続ソフトの開発で提携し、事業を進めてきた。これらの協業実績をふまえてさらに関係を強化し、新たに地域医療連携ソリューション事業を展開する。

(注1)本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:遠藤 信博
(注2)本社:大阪府守口市、代表取締役社長:佐野 精一郎
(注3)本社:北海道札幌市、代表取締役社長:赤塚 彰
(注4)㈱シードプランニング調べ 2009年9月末現在
(注5)「ID-Link」は株式会社エスイーシー(本社:北海道函館市、代表取締役社長:永井英夫)が提供しており、各医療施設内の専用サーバに格納された診療情報を、同社のサービスセンタを経由して閲覧する仕組みとなっている。ID-Linkの詳細:http://www.nec.co.jp/medsq/solution/id-link/index.html
(注6)インターネット接続費用は含まない。診療情報を公開する場合は、診療情報公開用サーバ費用が別途必要となる。 (注7)IPsec+IKE通信に対応した高セキュリティ接続を提供するオンデマンドVPNサービスとのセットプラン。インターネット回線は別途必要。オンデマンドVPNサービス単体で利用する場合はID-Linkサービス利用料とは別に、月額1,200円がかかる。診療所の情報公開に対するオンデマンドVPNサービスの適用は順次対応予定。
(注8)SS-MIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)厚生労働省電子的診療情報交換推進事業
(注9)株式会社SBS情報システム(本社:静岡県静岡市 代表取締役社長篠原光秋)から、ハードウェアとプリセットで提供。
(注10)『保健医療情報分野の標準規格として認めるべき規格について』(平成22年3月31日、医政発0331第1号)

【お問い合わせ先】

NEC 医療ソリューション事業部
電話:(03)3456-6156
eメール:press@med.jp.nec.com

三洋電機株式会社
コマーシャルカンパニー メディコム事業部
電話:(03)5816-5170

株式会社シーエスアイ
医療システム事業部 事業推進部
電話:(011)271-4371
eメール:Webmaster@csiinc.co.jp