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サイバーナイフ治療に 日本初の呼吸追尾システム使用

[ 2010/06/07 ]
アキュレイ社は6月3日、埼玉医科大学国際医療センターが、日本の病院で初めてシンクロニー呼吸追尾システムを使ったサイバーナイフ治療を提供したことを発表した。同システムを使った初の治療は2010年4月26~28日の3日間、転移性肺がんの女性患者に対して行われた。

サイバーナイフ・ロボティック放射線外科システムの構成部であるシンクロニー呼吸追尾システムは、サイバーナイフ治療中にリアルタイムで患者の呼吸動作のモニタ、追尾を行い、これにより医師は複雑に動く腫瘍をミリ単位以下の標的精度で治療することができる。追尾システムにより腫瘍の動きを追うが、腫瘍の動きは肺のような体幹部にあり、呼吸と動きをともにする腫瘍に対しては特に重要で、追尾システによって動く腫瘍に対する高精度照射ビームの照射をダイナミックに指示できる。追尾システムは相関モデルをたえず更新し、呼吸、腫瘍の動きのいかなる変化にも対応して自動的に修正する。これにより患者は治療中も快適に呼吸でき、医師は周辺正常組織や重要組織に対する放射線照射を減らすことができる。

厚生労働省は2008年8月、呼吸に伴って動く腫瘍を含む頭蓋外腫瘍の治療におけるサイバーナイフ・システムの使用を承認。このことにより放射線外科で治療できる患者タイプが劇的に拡大し、脊椎、肺、肝臓、膵臓、前立腺がんも含まれることになった。2010年4月にはサイバーナイフ・システムで使える金属マーカの使用も承認され、追尾システムを使った今回の治療が可能となった。

現在、日本には21のサイバーナイフ・システムが設置されている。世界の肺がん治療への同システムの使用は2009年には前年比25%増加し、現在までに1万2,000人以上の肺がん患者が治療を受けている。

サイバーナイフ・ロボティック放射線外科システムは、体内のあらゆる部位の腫瘍でも非侵襲的に治療できるように設計されたロボット放射線外科システム。連続的画像誘導技術とコンピュータ制御のロボット可動性を使い、治療中を通じてリアルタイムで腫瘍と患者の動きを自動的に追尾、探知、修正する。これにより同システムは高線量の照射をピンポイントで行うことが可能で、周辺正常組織への損傷を最小限に抑えながら、頭部や体幹部に対し侵襲的な固定用フレームも不要にしている。

【お問い合わせ】
日本アキュレイ株式会社
〒100‐0005 東京都千代田区丸の内1‐8‐2 第二鉄鋼ビルディング6階
マーケティング 武田 卓子 takeda@accuray.com