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ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカと消化器内視鏡実施時コンピューター支援下個別鎮静システム(CAPS)導入に向けて日本における共同開発契約を締結

[ 2010/05/26 ]
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは、アストラゼネカ株式会社(以下アストラゼネカ)と、消化器内視鏡検査及びポリープ切除術(以下、消化器内視鏡)実施時における鎮静システムの日本導入に向けて、このほど、共同開発契約を締結した。この契約により、当社は開発中の新しいコンピュータ支援下個別鎮静システム(以下CAPS)の承認取得を、アストラゼネカはすでに販売している全身麻酔・鎮静用剤「1%ディプリバン注」(一般名:プロポフォール)の消化器内視鏡実施時におけるCAPS使用下での鎮静での効能追加の承認取得をめざす。

日本において胃がんと大腸がんの年間死亡者数は10万人におよび、がんによる全死亡者数の3分の1を占める。これらのがんを早期に発見・治療することで、より多くの患者さんの救命が可能になる。消化器内視鏡検査は、がんの早期発見に有益であるとされ、スクリーニング法として一般化しており、年間1,000万例以上の検査が行われている。最近では欧米と同様に、日本でも不安を和らげた苦痛の少ない消化器内視鏡に対する患者のニーズが高まりつつあるが、現在日本では消化器内視鏡実施時の鎮静の承認を取得している薬剤がなく、患者さんの不安や苦痛のより少ない、安全かつ速やかな回復が得られる鎮静法が求められている。

CAPSは患者視点に立って開発された製品であり、日本の患者にとって、さらに消化器内視鏡を受診しやすい環境の整備に貢献できると同社は考えている。本契約により、同社は、長年にわたりディプリバンの経験をもつアストラゼネカと、新しい鎮静システムの開発を共同で進めることが可能になった。同社は、アストラゼネカとの共同開発を通じ、関連学会と協力しながら、質の高い医療の実現をめざす。

【お問い合わせ】
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
メディカル カンパニー
コミュニケーション部 担当: 山口
TEL:03-4411-7155 FAX:03-4411-7869

参考資料
CAPS(コンピューター支援下個別鎮静システム)は、ジョンソン・エンド・ジョンソンにより開発された医療機器で、コンピューター支援下で患者ごとに薬剤の投与量を調節し、同時に生体モニタリングおよび患者さんへの酸素供給を行う薬剤投与・管理システム。米国で実施された1,000名規模の臨床試験データは本年5月1日~5日にニューオリンズで開催された米国消化器病週間(DDW)にて発表された。CAPSは、まずは消化器内視鏡領域での導入をめざす。

ディプリバン(1%ディプリバン注)は、本邦において全身麻酔の導入および維持、集中治療における人工呼吸中の鎮静の適応を持つ静脈投与の麻酔剤の標準薬だが、体内からの消失が速やかなため、投与終了後の覚醒が早く、また吐き気などの副作用が少ないという特長をもち、欧米では消化器内視鏡実施時の鎮静剤として広く使用されている。日本では消化器内視鏡領域における鎮静剤としての適応の承認を取得していないため、CAPS使用下での鎮静の効能追加を取得することで、多くの患者や医療従事者への治療の選択肢が増えることが期待される。