HOME > 新着ニュース

新着ニュース

GEヘルスケア・ジャパン、次世代マルチスライスCTの新機種を発売 ~ 高い診断能力と経済性、操作性、患者の不安軽減を融合した64列CT ~本体上にカラーモニターを当社初搭載、16列以下のCTと同じスペースに設置可能~ 国内の医療機関の声をもとに国内で開発・製造した日本市場向けモデル ~優れた環境性能と医療機能に関する認定を同時に取得した初のGE製医療機器

[ 2010/04/15 ]
GECT.jpg
  GEヘルスケア・ジャパン株式会社は4月9日、次世代のコンピューター断層撮影装置(CT)「Optima CT660 Pro(オプティマ・シーティー660・プロ)」を、全国の臨床病院を主対象に発売した。

Optima CT660 Proは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が昨年5月に立ち上げた医療戦略「ヘルシーマジネーション」の重点分野の1つである「地域に適した技術開発」の一環として、国内の医療機関の声をもとに国内で開発・製造した64列CT。2009年5月に発売した高機能モデル「LightSpeed VCT Vision」に相当する診断能力を有しながら、ガントリ(機構部)上部に12インチのカラーモニターを初めて搭載して、検査時の患者不安の軽減や操作性の向上を図るとともに、小型化や電力消費量の削減など高い経済性を実現した。

Optima CT660 Pro最大の特長である当社初搭載の新開発カラーモニター「Xtream Display」では、クマやペンギンなどのキャラクターを活用したアニメーションや検査内容を説明する動画を放映可能なほか、検査時の息止め指示と検査の残り時間を表示でき、小児から高齢者まであらゆる患者の安心感を高めます。加えて、検査で最も時間のかかる患者の位置決めを迅速化できるセミオートポジショニングモードや、夜間・休館時の急患が発生した際にも専任操作者以外が対応可能な緊急検査モードなど、ユーザーの操作性を高める機能を搭載している。

またOptima CT660 Proの高い経済性を支えているのが、コンパクト性とランニングコストの低さ。Optima CT660 Proの最小設置面積は3m(縦) x 5m(横)と当社製64列CTに比べて約12~24%小さくてすむ。またこれまでの64列CTの必要電源容量は150kvAだったが、Optima CT660 Proは16列以下のCTと同じ75kvAですむため、これまで16列以下のCTを使用していた医療機関も検査室の改修や電源工事をすることなくOptima CT660 Proに切り替え可能。さらに、夜間や休日の待機電源を抑える機能を搭載することで、従来の当社製装置に比べて電気代を6割節約、医療機関のコスト削減に貢献するほか、環境性能の充実も図っている。

Optima CT660 Proは、幅広のワイド検出器とハイピッチのヘリカル(螺旋)スキャン、ならびに新開発のクリア・ビュー・テクノロジーの搭載で、高速かつ高画質での撮影と被ばくの低減を両立している。高速性を実現するのが、幅40mmのワイド検出器による1.375のハイピッチ・ヘリカル撮影で、心臓なら5心拍で、全身も10秒で撮影可能。新開発のクリア・ビュー・テクノロジーに含まれる主要機能は、新画像再構成技術「エイサー(ASiR:Adaptive Statistical Iterative Reconstruction)」と「シーブイアイアール(CViR:Clear View Image Reconstruction)」の2つ。近年の検出器の多列化に伴い、撮影断層像は加速度的に薄くなり、より微細な病変検出に貢献してきたが、同時に画像ノイズも増大するため、断層像ごとの密度分解能は低下し続けてきた。この画質の劣化を補うためには、X線照射量を増やすことが不可欠だが、照射量の増大は被ばく量の増加につながるため、画質向上と低被ばく化は常にトレードオフの関係にあった。

Optima CT660 Proは、新画像再構成技術ASiRを搭載することで、撮影画像から密度分解能を左右する画像ノイズを除去することに成功、照射するX線量が同一の場合の密度分解能を従来に比べて最大20%向上し、1枚ごとの画質向上を実現した。逆に従来と同等の画質であれば最大40%の被ばく量削減が可能で、高画質と被ばく低減の真の両立を実現。微細な病変を捉える必要のある検査においてはこれまでと同じX線量で、通常の画質で十分な場合にはX線照射量を大幅に低減した撮影を可能にすることで、患者と担当医に最大限のメリットを提供する。またASiRの搭載で、従来機では出力80kWで撮影したのと同等の画質を48kWの出力で描出可能となるため、医療機関の省エネにも貢献する。また、CViRの搭載で撮影画像からアーチファクト(偽像)成分のみを除去、ASiRとあわせてさらなる画質の向上を実現する。この高速かつ高画質撮影の実現で、臨床的には、救急や小児医療などの高速低被ばく検査及び検診への有用性が期待されている。

同社は国内に開発・製造拠点を持つ優位性を生かし、近年、国内の顧客の声を反映した製品を日本で開発し、国内市場のみならず、全世界に向けて展開する「In Japan For Global(日本発、世界へ)」戦略を積極的に推進している。同戦略の第1弾として2005年12月に発売したMRI「Signa HDe」は、発売から4年3カ月で560台の受注を達成するなど、同社製MRIの受注記録を更新し続けている。

同社は、今回発売するOptima CT660 ProをこのIn Japan For Global戦略の第2弾と位置づけ、全国の中・小規模病院や診療所の買い替え、ならびに大学病院や地域基幹病院の買い増しを主対象に、このOptima CT660 Proを販売。加えて、Discovery CT750 HDなど他の製品群とあわせて最上位機種から普及機までの全ラインアップのさらなる積極的な拡販を展開し、国内のCT市場におけるナンバーワンの地位獲得をめざす。

Optima CT660 Proは、GEが独自に定めた厳しい環境と医療の基準と同時にクリアした初のGE製医療機器。GEは、世界が直面する最も困難な課題の解決に貢献する企業として、2005年に環境に関するビジネス戦略「ecomagination」、2009年に医療問題に取り組むビジネス戦略「healthymagination」を立ち上げた。この両戦略を通じて、想像力を駆使した環境・医療関連の革新的な技術開発や比類なき製品やサービスを提供し、世界の環境と医療問題を解決することをめざす。この一環で、独自に定めた厳しい基準をクリアした、優れた自社製品やサービスの認定制度を設けており、このほどGEヘルスケアグループとして世界で初めて、Optima CT660 Proがエコマジネーションとヘルシーマジネーションの認定を同時に獲得した。

GEヘルスケアでは現在、CTや磁気共鳴断層撮影装置(MRI)などすべての製品群のブランドを、最先端テクノロジーや最新アプリケーションを搭載した最上位機種の「Discovery」、生産性や効率性に優れ一段と質の高い診療を可能にする「Optima」、シンプルで高い操作性を誇り日々の臨床ニーズに応える「Brivo」の3つに集約する動きを全世界的に順次進めている。CTではすでに2008年10月に、GEの次世代マルチスライスCTの技術を集大成し製品化に成功した世界初のハイデフィニション・マルチスライスCT「Discovery CT750 HD」を発売しているが、Optimaブランドで国内発売するCTは今回のOptima CT660 Proが初。

同社は、1998年に世界初のマルチスライスCT「LightSpeed QX/i」(4スライス)を発売して以来、2001年には「LightSpeed Ultra」(8スライス)、2002年には「LightSpeed Ultra 16」(16スライス)を発売。その後、高度な画像診断に必要な大量のデジタルデータ(ボリュームデータ)を短時間に取得でき、臨床的には5心拍(約5秒)での心臓撮影を実現した世界初のボリュームCT「LightSpeed VCT」(64スライス)を2004年に、そして2008年10月には「Discovery CT750 HD」(64スライス)を発売。2009年5月には、このLightSpeed VCTの主要機能とDiscovery CT750 HDの中核技術を併せ持つ「LightSpeed VCT VISION」(64スライス)を発売している。

・販売名: 全身用X線CT診断装置Optima CT660
・希望小売価格: 13億円(税込み)
・発売日: 2010年4月9日
・初年度国内販売目標: 100台
・医療機器認証番号: 222ACBZX00021000
Optima CT660 Proは、類型:Opitma CT660ProJとOptima CT660Pro。

【お問い合わせ】
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
広報・松井亜起
TEL. 0120‐202‐021 FAX. 042‐589‐1439
Mail: aki.matsui@ge.com