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画像診断の読影効率を上げ、新たな道を開く マルチモダリティ対応の新しい画像診断ワークステーション・PACSを発表

[ 2009/12/02 ]
シカゴで開催中の第95回北米放射線学会(RSNA 2009)において、シーメンスの新しい画像診断ワークステーションとPACSが発表された。このマルチモダリティ対応の新しい画像診断ワークステーション・PACSは、シーメンスの有する読影プロセスに関する豊富な知識を活用することにより、カーディオロジー、オンコロジーおよびニューロロジーなど複数の専門分野での画像診断装置の読影効率を高める。この新しい画像診断ワークステーション・PACSは、シーメンスのMRI、CT、PET・CTスキャナなどの画像診断装置と ITソリューションを独自の方法で統合する。シーメンスは、このクライアント・サーバテクノロジーに基づいた総合的ソリューションをRSNA 2009で展示する。

「臨床現場でのより優れた読影ツールを求める声に応えるためには特別な能力を必要としますが、私たちはそれに応えることができます」と、シーメンス ヘルスケアの画像診断&ITソリューション部門のCEO、Bernd Montag氏は述べている。同氏はまた「この新しい画像診断ワークステーション・PACSを開発するために、シーメンスは疾病固有の読影プロセスに関する豊富な知識を活用し、ルーチン検査と、より詳細な読影のどちらにも活用できる最新の臨床用アプリケーションを提供する最先端の画像処理テクノロジーを実現することができました。医師の皆様の読影手法を大きく変えることを目的に開発されたこの最新の画像診断テクノロジーが有する潜在的な診断能力を十分に活用していただけることを、私たちは願っています」とも語っている。

臨床効率

新しい画像診断ワークステーション・PACSは、医師がさまざまな臨床領域で最先端の読影ツールに容易にアクセスし、利用できるという点から、ワークフローの効率と診断の信頼レベルを向上させる画期的なテクノロジー。たとえば、この画像診断ワークステーション・PACS では、自動的に画像を適切なアプリケーションにロードし、疾病固有の条件に応じて事前に処理されている対応レイアウトにソートする機能を有するため、アプリケーションの選択、データのロード、および対応レイアウトの選択を手動で行う必要がなく、医師はワンクリックで必要に応じた方法で画像を呼び出して読影できる。心臓CT検査を1例にあげると、この新しい画像診断ワークステーション・PACSは、適切な心臓用アプリケーションを選択し、血液プールと肋骨を自動的に画像から除去し、適切な心臓位相を選択し、それに対応するレイアウトで画像を表示する。冠動脈も、医師が直ちに読影できる状態で表示される。この新しい画像診断ワークステーション・PACSが読影準備を行ってくれるため、医師は画像の読み取りと診断に、より多くの時間を費やすことができる。

また、さまざまなワークフローのステップを分類し、適切な画像を各ステップに対応して並べる機能を有することにより、構造的ワークフローをサポート。MRIによる全身撮影の場合、広範囲にわたる一連の画像を身体の部位に応じてソートすることで各レイアウトとワークフローステップに自動的に構造化する。このため、医師は自らデータを検索しソートする必要がなく、検査の終了後、直ちに高度な読影を開始することが可能となる。さらに、読影中に所見や測定値が自動的に追跡され、専用のリストに加えられるため、ユーザはワンクリックだけで、さまざまな所見を効果的に閲覧できるようになっている。加えて、このソフトウェアでは、検査所見が目的に合わせコンテクストを特化したレポートに自動的に統合されるため、画像、所見、および撮影結果に迅速に、しかも指定条件のとおりにアクセスし共有することができる。

先進的イメージングとITシステムインテグレーション

トータルソリューションプロバイダとして突出した強みをもちながら、シーメンスは、クライアント・サーバテクノロジーに支えられた単一の完全なソリューションの中で、画像診断装置と読影システムの先進的な統合を提供する。画像診断装置とITシステムインテグレーションにより、取得した画像は、ネットワーク内で速やかに利用できるようになる。たとえばDual Energy CTスキャンのような最新のCT撮影で得られた画像が、ネットワーク内のどこでも活用できたり、検査室から離れた場所でMRIのプロトコルを策定し、必要な情報を自動的にMRIに送信することが可能になる。

放射線科医および循環器専門医にとって、既存のPACS上のワークステーションから読影アプリケーションにアクセスできることがきわめて重要であることから、この新しい画像診断ワークステーション・PACSはすべての主要医療機器メーカによる既存PACSとRISに統合できるように設計されている。さらに、シーメンスによる最新のPACSと連携させれば、PACSが画像ルーティングプロセス全体を制御するため、画像診断装置から画像を再送する必要がなくなる。クリックの必要がないシステムインテグレーションを通じて、画像がオートルーティングされ、自動的に利用可能になるため、ユーザーは迅速に画像と適切なアプリケーションにアクセスすることができる。また、統一されたユーザーインターフースと連携させれば、異なったアプリケーション間でスムーズなデータ転送を行うことができ、読影ワークフローのスピードを向上させることが可能となる。

【お問い合わせ】
シーメンス株式会社
コミュニケーション部
ヘルスケアマーケティングコミュニケーショングループ
グループマネージャー
高橋 誠
TEL: 03-5423-8421 FAX: 03-5423-8494
e-Mail: makoto.takahashi@siemens.com