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第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞 結果発表 一般部門 大賞は熊本県の主婦、宮崎眞理子さん 医療・研究部門 大賞は東京都の医師、越智小枝さんに決定!~ 「メタボ予防 ~ 私が決める新たな基準」に全国から47編の力作 ~

[ 2009/12/02 ]
GEヘルスケア・ジャパン株式会社が主催した「第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞」の一般部門 大賞に熊本県在住の主婦、宮崎眞理子さんの作品「メタボ予防 ~ 私が決める新たな基準」が、医療・研究部門 大賞に東京都在住の医師、越智小枝さんの作品「レセプター異常という現代病 ― 体の声が聞こえていますか?」が選出された。また、審査員特別賞には福岡県在住の医師、本多直美さんの作品「餅はできるか、美味いのか」が選ばれた。

同エッセイ大賞の本年の募集テーマは、「なぜ大切? メタボ予防 ~ あなたが決める新たな基準」。一般部門の大賞受賞の宮崎さんは、新型インフルには注射を打てばいい、メタボ対策は数値を守ればいい、という最近の思考回路を「~すればいい、という単純思考」と定義、痩せていた自身の父親が、脳出血で死亡した例を挙げつつ、数値には人から「考える力」を奪う危険がある、と指摘。あいまいな数値に任せきりにしている現代人を、「自分の身体にほんとうに目を向けない」と切り、その上で「自分で考える力」を身につけることこそ、真のメタボ予防策になると主張している。

医療・研究部門で大賞を受賞した越智さんは、「メタボの原因は実はわかっていない」という点に立脚し、メタボになる背景には仕事や生活のストレスによる体の「レセプター」(受容体)の鈍化がある、と指摘。「ストレスの大もと」を絶たなければ、メタボ世代は健康にはなりえない、と訴える。その上で、「1日に一度、自分の身体だけを考え、自分の身体に聞く時間をもとう」と医師としてアドバイスを送っている。

第5回から審査員を務める作家の渡辺淳一氏は、宮崎さんの作品について、「メタボについて、単なるデータや数値に目をうばわれることなく、それをこえて、自分で考える力を養うべきだ、という提言は、新鮮で現実的である。実際、病院の医師でさえ、最近は患者を診るより、パソコンのデータしか見ていないようなことも少なくない。今やデータ氾濫時代、こういうときこそ、このエッセイを多くの人に読んでもらいたいものである」と称賛しており、また越智さんの作品に対しては、「『自分の体の声を聞く』という一点においてきわめて専門的で説得力がある。往々にして、メタボという数値だけにとらわれる一般の人々へ、その生活態度にまで言及したところが、新鮮で意欲的である」と、高く評価している。

審査員特別賞を受賞した本多さんは、「健診は自分の現状を知り、未来の健康をデザインするきっかけだ。受診者が主体性を持って受診し、その結果を考えることができればメタボ予防につながる。基準値の妥当云々はさておき、変化を見ることが重要だ」と、医療を提供する医師ならでは視点で、メタボ予防に対する提言を展開しており、「現実の医療現場でメタボ健診にあたる医師の悩み、疑問、提言が具体的に説かれていて、貴重な記録になっている」(岡崎満義 元文藝春秋 取締役編集局長)との評価を獲得した。

本年の「第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞」は前述のテーマ「なぜ大切? メタボ予防 ~ あなたが決める新たな基準」のもとに募集を行い、合計47編の応募を集めた。医療関係者のみならず、学生、主婦、会社員や定年後の方々など、20歳から80歳までの幅広い職業と年齢層から応募があり、メタボ健診の真の意義を踏まえた上での、ウェストサイズにとどまらないメタボリックシンドローム予防に対する意識の高まりを表す結果となった。

第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞の結果詳細は以下のURLをご参照ください。
http://japan.gehealthcare.com/cwcjapan/static/company/essay/index.html

第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞 選考結果

≪一般部門 大賞≫
宮崎 眞理子(みやざき まりこ)
主婦
作品タイトル: 「メタボ予防 ~ 私が決める新たな基準」
作品要約: 新型インフルには注射を打てばいい、メタボ対策は数値を守ればいい、という最近の思考回路を「~すればいい、という単純思考」と定義。痩せていた自身の父親が、脳出血で死亡した例を挙げつつ、数値には人から「考える力」を奪う危険がある、と指摘。あいまいな数値に任せきりにしている現代人を、「自分の身体にほんとうに目を向けない」と、ばっさり切り、その上で「自分で考える力」を身につけることこそ、真のメタボ予防策になると主張する
審査員講評: メタボ検診の数値を気にするよりも自分自身の健康についてじっくり考える力を身につける事が大事という大変説得力のある文章が心に残った。何事も形ではなく中身が重要という強いメッセージが秘められている
<熊谷昭彦 GEヘルスケア・ジャパン(株)代表取締役社長兼CEO>

≪医療・研究部門 大賞≫
越智 小枝(おち さえ)
医師
作品タイトル: 「レセプター異常という現代病 ― 体の声が聞こえていますか?」
作品要約: 「メタボの原因は実はわかっていない」という点に立脚し、メタボになる背景には仕事や生活のストレスによる体の「レセプター」(受容体)の鈍化がある、と指摘。「ストレスの大もと」を絶たなければ、メタボ世代は健康にはなりえない、と訴えている。その上で、「1日に一度、自分の身体だけを考え、自分の身体に聞く時間をもとう」と、医師として人間としてアドバイスを送る
審査員講評: 過栄養は自律精神の不足が原因でなく、むしろ頑張り過ぎからであるという指摘は、共感する人も多いのではないか
<奥田高志 GEフィナンシャルサービス(株)取締役副社長>

≪審査員特別賞≫
本多直美(ほんだ なおみ)
医師
作品タイトル: 「餅はできるのか、美味いのか」
作品要約: 健診センターという現場で特定健診に実際にかかわっている筆者ならではの視点で、メタボ健診を「餅作り」に巧みに例えている。「メタボ」という愛嬌のある名称が、検診や健康管理に国民の関心を向けた功績を評価しつつも、①基準値・判定法への疑問、②手続きの煩雑さ、③40歳からで良いかなど、具体的事例を挙げながら、健診実施1年後の見直しを訴えている。例えば、基準値の厳しさは、「従来なら『生活指導』レベルが『受診勧奨』になる」と、メタボ健診の落とし穴、メタボビジネスへの警鐘など、現場の医師ならではの主張を展開する
審査員講評: 健診センターという現場で特定健診(メタボ健診)に実際にかかわっている筆者ならではの視点でルールを決める側(国)と現場とのギャップを指摘し印象に残る作品
<渡邉温子 GEヘルスケア・ジャパン(株)取締役 ライフサイエンス統括本部長>

第22回GEヘルスケア・エッセイ大賞・概要
• 主催: GEヘルスケア・ジャパン(株)
• 特別協賛: GEキャピタル
• 募集テーマ: 「なぜ大切? メタボ予防 ~ あなたが決める新たな基準」
• 募集期間: 2009年7月~2009年9月28日
• 審査員: 渡辺淳一 作家
岡崎満義 元文藝春秋 取締役編集局長
奥田高志 GEフィナンシャルサービス(株)取締役副社長
熊谷昭彦 GEヘルスケア・ジャパン(株)代表取締役社長兼CEO
渡邉温子 GEヘルスケア・ジャパン(株)取締役 ライフサイエンス統括本部長
• 賞・賞金: ◆一般部門:大賞(1名)賞金10万円 + 寄付金10万円
(受賞者指定の医療福祉施設・団体・機関に寄付)
◆医療・研究部門:大賞(1名)賞金10万円 + 研究助成金10万円
(循環器の研究に取り組む受賞者指定の医療福祉施設・団体・機関に寄付)
◆審査員特別賞(1名)賞金3万円
• 応募総数: 47編
• 大賞の発表: 11月下旬に主催者ホームページ(www.gehealthcare.co.jp)に掲載

GEヘルスケア・エッセイ大賞は、GEヘルスケア・ジャパン(当時社名:横河メディカルシステム、略称YMS)の創立5周年を記念した「第1回YMS学生論文大賞」として1987年に開始以来、広く一般から医療・時事テーマについて提言を募り社会に還元することで、医療・健康・福祉・社会・人生などの問題に対する関心を広く喚起することを目的として実施されてきた。2004年度まで「GE横河メディカル・Essay大賞」の名で親しまれてきたが、2005年度より名称を「GEヘルスケア・エッセイ大賞」へと変更し、テーマを「医療」のみに絞ることで、潜在・顕在化している医療問題への提言を募っている。本年で22回目を迎えるGEヘルスケア・エッセイ大賞は、過去最高で703編もの貴重な提言をいただくなど、全国でも伝統ある医療エッセイコンテストとしてその注目度も高まっている。

GEヘルスケア・ジャパンは本エッセイ大賞を通じて、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質向上を目指すGEの新戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」の浸透をめざすほか、「病気になってから治す」のではなく「発病する前に」兆候を発見し、個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療をデザインする『アーリー・ヘルス』のビジョン達成を図る。さらに、「我々は患者さんのために最善を尽くすことに誇りに持つ」の企業理念に則り、広く人々の健康に貢献する企業となることをめざす。

【お問い合わせ】
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
GEヘルスケア・エッセイ大賞 事務局長 松井 亜起
Tel: 0120-202-021
Fax: 042-585-9541
Mail: aki.matsui@ge.com