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シーメンス旭メディテック(株)が、「The 1st Definition Symposium」 を開催

[ 2009/09/03 ]

シーメンス旭メディテック(株)が
「The 1st Definition Symposium」 を開催




さる8月29日(土)、シーメンス旭メディテック(株)は、パシフィック東京(東京・港区)にて 「The 1st Definition Symposium」 を開催した。

世界初のDual Source CTである同社の 『SOMATOM Definition』 は、その優れた時間分解能により循環器領域で高い評価を得ている。同シンポジウムでは、実際に同装置を使用されている先生方による 「Cardiac Imaging」、「Dual Energy Imaging」 の講演および同社新製品である 『SOMATOM Definition Flash』 の使用経験の発表が行われた。

会に先立ち、国立循環器病センター 内藤博昭氏による挨拶が行われた。「通常、心臓を撮像するには、半回転での撮影が一般的だが、シーメンス社の 『SOMATOM Definition』 は2管球であるため、1/4回転で撮像することができ、撮像時間の大幅な短縮を実現している」 と同社製品の特長を端的に述べた。

続いて、SessionⅠでは、「Cardiac Imaging」 について3講演が行われた。まず、「冠動脈Ⅰ:Dual Source CTが冠動脈疾患診断にもたらした革新について」 と題して、三浦俊郎氏(山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学)による、同社製品の最大の特長である時間分解能に焦点をしぼった発表が行われた。

小松 誠氏(尼崎中央病院循環器科)は 「冠動脈Ⅱ:Dual Source CTでみる冠動脈プラークの展望」 と題し、同氏の留学先であったドイツのエアランゲン大学での話をまじえ、プラーク評価について講演された。同氏は、『SOMATOM Definition』 を用いる利点として、「慢性心不全などβ遮断薬が使えない症例や、小児など高心拍症例時の撮影に最適である」 と述べた。

次に、Dual Energyによる心筋評価について 「心筋:MDCTを用いた心筋評価~これまでの検討とDual Energy CTの可能性~」 と題して、城戸輝仁氏(愛媛大学大学院医学系研究科生画像応用医学分野)による発表が行われた。同氏は、「MDCTを用いた心筋評価はCT機器の発展と造影剤の使用法や撮像タイミングの工夫や的確なフィルタ処理により、今後さらなる発展をとげる可能性があると思う」 と述べた。

引き続き 「Special Report」 として、本年7月25日に 『SOMATOM Definition Flash』 の国内1号機が導入された榊原記念病院から、井口信雄氏(榊原記念病院循環器内科)が、「Initial Experience of Definition Flash」 と題し、同装置初期使用経験を報告した。同院では小児の検査を非常に多くこなしているため、、驚異的な被ばく低減の実現、撮像時間の短縮、また心房細動、バイパスといった、適応症例の広い同装置を用いることは、小児検査に非常に有用であると語った。


SessionⅡでは、2つの管球からエネルギーの異なるX線を同時に照射する撮像方法である 「Dual Energy Imaging」 について、4名の先生方による講演が行われた。

まず、「体幹部:Dual Energy CT ~腹部領域~」 と題して北野 悟氏(奈良県立医科大学放射線医学教室)が発表を行い、骨除去CTA、合成画像、Lier VNCなどのアプリケーションは、腹部領域に応用可能であり、また2つの管電圧の成分を効率的に利用することにより、読影目的に合わせた最適な画像を簡便に作成することができると述べた。

次に、中澤哲郎氏(国立循環器病センター診療放射線部)による肺のパフュージョンボリューム 「肺:肺領域における血流イメージングと臨床応用」 と題した発表が行われた。同氏は 「Dual EnergyによるLung PBV imageは、scintigraphyとおおむね同様の血流イメージを得ることができる」 と述べ、また 「造影法やPBV imageの表示法、評価法も含め、今後さらなる検討が必要である」 と語った。

次に 「頭頸部:Dual Energy CT~頭頸部領域での臨床応用~」 と題し、渡邉嘉之氏(聖路加国際病院放射線科)による講演が行われた。同氏は、「頭頸部CTAにおけるDual energy法による骨除去、石灰化除去は、ルーチン検査として簡便に使用可能であり、同社新製品である『SOMATOM Definition Flash』を用いれば、より精度の高いDual energy解析ができるであろう」 と高い期待を示していた。

最後に、高橋 哲氏(神戸大学医学部附属病院放射線科)により「結石:Dual Energy Imaging~結石~」と題したが発表が行われ、非常に濃密で活発なシンポジウムが幕は閉じた。
内藤博昭氏
内藤博昭氏

三浦俊郎氏
三浦俊郎氏

小松 誠氏
小松 誠氏

城戸輝仁氏
城戸輝仁氏

井口信雄氏
井口信雄氏

北野 悟氏
北野 悟氏

中澤哲郎氏
中澤哲郎氏

渡邉嘉之氏
渡邉嘉之氏

高橋 哲氏
高橋 哲氏

会場風景
会場風景