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『超臨場感コミュニケーションシンポジウム』開催

[ 2009/08/31 ]
8月26日(木)、独立行政法人 情報通信機構(NICT)主催の『超臨場感コミュニケーションシンポジウム』が、東京秋葉原・富士ソフト「アキバプラザ」で開催された。

『超臨場感コミュニケーション』 技術とは、ネットワークを通じて人々の相互理解と感動共有を形成しより高い価値を創造していく環境を実現していく新形態の技術です。3D映像、バーチャルリアリティ(VR)、高精細映像、ロボティクス、ユビキタスなどと融合し合いながら、これらを越えて存在するメディアと位置づけられている。

『超』 は2つの側面を持つと言われている。基調講演を行った広瀬通孝・東京大学教授は、「より高度な臨場感をもとめていくこれまでの延長上の成熟技術“Super”と、現実世界では不可能な世界をわれわれの体験に組み込んでいく模倣の先にある萌芽技術と言える “Meta” という、一見すると矛盾する技術が、超臨場の魅力である」 と述べていた。

最後にパネルディスカッション 『超臨場感コミュニケーションに期待するもの』 が行われた。超臨場コミュニケーション技術の最先端で活躍する技術者3名と精神科医での討論になったが、なかなか興味深かった。

Panel.JPG


■パネラー
・石橋 聡 氏  NTTサイバースペース研究所長
・小黒 久史 氏 凸版印刷 情報技術研究所 主席研究員
・香山 リカ 氏 精神科医 立教大学現代心理学部映像身体学科教授
■モデレーター
・榎並 和雅 氏 NICT ユニバーサルメディア研究センター長

精神を病んでいる患者は、体感幻想に苦しんでいる。患者は、医師に対して幻覚をすこぶるリアルに語り、多重人格者はみごとにそれぞれの人格を演じきるという。彼らはいわば超臨場に臨むこと、つまり自我境界を守れないがゆえに苦しんでいるのであり、超臨場コミュニケーションは果たしてこういう現実を置き去りにして進んでいいものか、という問題を提起された。パネラーも会場もいたく感じ入っており、議論が盛り上がった。



【お問い合わせ先】
独立行政法人 情報通信機構(NICT)
http://urc.nict.go.jp/