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丸紅情報システムズ、デスクトップ型3Dプリンタ 『ユープリント(uPrint)』 を販売開始

[ 2009/08/03 ]

丸紅情報システムズ、デスクトップ型3Dプリンタ 『ユープリント(uPrint)』 を販売開始
ABS樹脂造形タイプで驚きの低価格 198万円(本体/税抜)




ユープリント(uPrint)
ユープリント(uPrint)
丸紅情報システムズ株式会社は、立体造形システムの専業メーカで世界最大46%のシェア(*1)をもつ、米国・ストラタシス社が開発したデスクトップ型3Dプリンタの新製品 『ユープリント(uPrint)』 の販売を開始した。

ユープリントは、3次元CAD(Computer Aided Design)やCG(Computer Graphics)などパソコン用設計ソフトのデザインデータを、プリンタ出力のように簡単な操作で3次元立体モデルを造形する 「3D(スリーディー:3次元)プリンタ」 である。ABS樹脂(*2)を熱で溶かして積層し、立体物を造形する。本体価格は198万円と、ストラタシス社の既存廉価製品(ディメンジョン768BST)と比較して100万円の低価格化を実現した。筐体サイズは、幅635mm×奥行き660mm×高さ
800mmと小型で、デスクトップにも設置可能である。最大造形サイズは、幅203mm×奥行き152mm×高さ152mmで、造形する際のABS樹脂の積層間隔は、0.254mmとなる。

また、造形はモデル材とサポート材(*3)の2種類で行う。モデル材はABS-M30樹脂を、成形を支えるサポート材にはアルカリ水溶液で溶けるアクリル系樹脂を使用しており、除去が難しいダクト形状の内部など、細かい部分のサポート材除去が可能である。造形材料はカセット方式で供給し、装置下部の収納室に差し込むだけで簡単に交換することができる。材料収納室をもう1段追加すれば、装置を停止することなく材料カセットを切り替えることが可能となる(オプション)。

筐体の色は、標準仕様のホワイト、特別仕様のレッド、グリーンの3種類から選択が可能(レッド、グリーンはオプション)。日本国内では、総販売代理店である丸紅情報システムズが提供する。ユープリントの標準価格は198万円(税抜)である。丸紅情報システムズでは、ユープリント本体、消耗品(造形材料、サポート材料など)、および保守サービス全体で、初年度売上目標額5億円を計画している。

ユープリントは、普通のパソコンや掃除機、エアコンなどに使用されるABS樹脂で造形する。3Dプリンタ利用の裾野を拡げる目的で、200万円を割る低価格を実現した。ストラタシス社製3Dプリンタで最も小型であるディメンジョン768に比べ、奥行きが約25センチ、高さが約24センチ小さく、オフィス環境のデスク上などに手軽に設置することができるが、造形スピードは上位機種のディメンジョン1200esシリーズと同様である。ユープリントのモデル材であるABS-M30樹脂は、高い強度と安定性(経年や光などに反応し変形、劣化しない)をもち、造形後すぐにはめ込みや負荷試験など機能チェックを行うことができる。

ストラタシス社CEOのスコット・クランプ氏は、以下のようにコメントしている。「自動製図機(プリンタ)が普及したのが約20年前で、設計者はCADソフトで設計したデータを紙に出力し、多くのスタッフと設計を検証することが可能となりました。2009年、ストラタシスが全ての設計者に3Dプリンタを提供します。オフィス環境で、設計データをすぐプラスチック(ABS樹脂)モデル化し、形状チェックや機能チェックを行うことができるようになるのです」

※ユープリント(uPrint)製品WEBサイトは こちら

(*1) Wohlers Report 2008による:Wohlers Reportとは、3次元造形装置の市場と傾向についてのコンサルティングを行うホーラーズ・アソシエイト社(Wohlers Associates, Inc.)のテリー・ホーラーズ(Mr. Terry Wohlers)により執筆される業界動向と市場占有率などに関する年1回発行のレポート。
(*2) アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)樹脂の合成樹脂。パソコンや掃除機、エアコンの本体などと同じ材料。
(*3) 熱で溶けた造形材料を積層する際に、造形モデルオーバーハング部位を支えるための材料。


【問い合わせ先】
丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション部
TEL : 03-5778-8069
URL : http://www.marubeni-sys.com