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日本光脳機能イメージング研究会 開催さる

[ 2009/07/21 ]
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大会長挨拶をする福田正人・群馬大学准教授
7月18日(土)、東京・千代田区永田町の星陵会館で、第11回 「日本光脳機能イメージング研究会」 が開催された。200人を越える研究者が参集した。

今年の4月1日より、“うつ症状の鑑別診断補助” として先進医療の承認を受けたことで、近赤外分光法を用いた脳機能の画像化は非常に注目を浴びている。現在、精神疾患は医師による問診が一般的であるが、脳の血液量の変化という客観的な指標で精神疾患を評価できるということは今後の診断に大きな力になると期待されているからだ。

大会では、精神科領域では初の 「先進医療」 ということで、この領域の発表が多いものと想像していたが、他領域の発表も多く非常に応用範囲が広い技術であることを改めて思い知らされた。教育講演では、早産児における酸素毒性を回避し脳酸素代謝量を考慮した酸素投与の指標作りへの活用が、香川大学医学部附属病院・日下隆医師から紹介されていた。重篤な障害を残すことがある新生児の脳循環、酸素化状態の評価に有用であり、臨床現場への普及が望まれると強く感じた。さらに医療分野における多様な可能性も指摘されており、今後の研究成果を追っていきたいと考えている。

大会では今回より、オリジナル研究を発表する機会を多くの研究者に与えたいということで新設された 「ポスター発表」 。30演題という数にも驚かされたが、教育、心理学などこれまで客観的な判断の難しい領域での新たな取り組みには、脳の底知れぬ魅力を感じぜずには入られなかった。今後の脳機能の解析が本当に楽しみである。