HOME > 新着ニュース

新着ニュース

国際モダンホスピタルショウ2009① PSP セミナーレポート

[ 2009/07/22 ]

ピー・エス・ピー株式会社
国際モダンホスピタルショウ2009にてプレゼンテーションセミナーを開催
「PACS新時代 ~施設間を越える画像連携~」




伊藤 直記氏
伊藤 直記氏
さる7月15日(木)、ピー・エス・ピー株式会社は、国際モダンホスピタルショウ2009(会場:東京ビッグサイト、会期:7月15日~17日)において、出展者プレゼンテーションセミナーを開催した。埼玉県済生会川口総合病院 放射線科 伊藤 直記氏を講師に招き、「PACS新時代 ~施設間を越える画像連携~」 と題した同セミナーは、会場が満席になるほどの注目を集めた。講演の概要は以下の通りである。

講演の冒頭で伊藤氏は、2008年度の全国的なPACSの普及について言及し、その主な要因としてDPC導入施設の拡大、電子画像管理加算の変更の2点が挙げられるとした。DPC導入施設では入院患者のフィルム費用が病院の持ち出しになることと、従来のデジタル映像化加算が電子画像管理加算に名称変更のうえで組み込まれることがその理由で、同氏が勤務する川口総合病院では上記2つの項目で4000万円を超える経済効果があり、今やPACS
化の減価償却は数年間で実現できる時代になっていると述べた。

続いて、施設間の画像授受の理想的なあり方について語った。従来のようなフィルムによる画像授受では、近年の画像診断に見られる画像データ量・カラー画像検査・シネモード撮影などの増加に対応することが難しくなっている。また、フィルムスキャニングの手間やそれに伴う画像劣化、提供フィルムのコストなどの問題も考えられる。しかし、全ての施設がデジタル化を完了することは現実的に困難であり、PACS化された施設が画像を受け取る時には相手側の施設が任意の方法で行うとして、PACS化された施設が画像を提供する際はデジタルデータで行うことが理想の環境と言えるのではないかと語った。

しかし、PACS化施設の画像提供のデジタル化は思うように進んでいないのが現状であり、氏のリサーチでは2つの要因が考えられるそうだ。1つめは画像と一緒に提供する簡易ビューアの、簡易ビューアゆえの機能不足であり、2つめは使用手順の難解さである。これらの問題をクリアしなければ画像提供のデジタル化は思うように進まず、理想的な状況を実現するためには、高機能かつ簡単操作のビューアを病診連携の場でも自由に使用できることが必要であると語った。

ピー・エス・ピーで使用している他院画像提供用ソフト 『EV Lite』 は、基本性能はPACS版と同等であり、全ての操作が右クリックに格納されるなど操作も簡易化されている。また、目的に合わせたメニューの変更やSUV測定機能の提供が可能であり、受け取った画像をドラッグ&ドロップで表示することもできる。さらに、連携施設において擬似的なPACS環境を構築して病診連携を強化する 「地域PACSプログラム」 や、PACSと3Dワークステーションソフトの融合による全く新しい3D環境の構築を実現している。まさに、高機能かつ簡単操作を実現したビューアソフトである。