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ジョンソン・エンド・ジョンソン、治りにくい高血圧の陰に潜む 「腎動脈狭窄症」 治療のための医療機器を発売

[ 2009/06/03 ]
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカル カンパニーは、2009年6月1日より、腎動脈狭窄症に対する治療法の1つである「腎動脈ステント留置術」に使用される、本邦初となる腎動脈専用ステント「PALMAZ® Genesis」(販売名:腎動脈用パルマッツ ジェネシス)を発売した。本製品を腎動脈専用ステントとして適応取得するのは、世界57ヵ国のジョンソン・エンド・ジョンソングループの中において、日本が初めてとなる。
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腎動脈狭窄症は、主に腎臓の血管に動脈硬化が起こることで、血圧が高くなったり、腎臓の働きを悪化させたりする原因となる病気。透析治療を必要とする末期の腎不全患者の約20%に腎動脈狭窄症が認められるといわれ、また日本人の三大死因である心筋梗塞や、脳梗塞などの動脈硬化性疾患を合併する症例が多く報告されている。

近年の超音波検査やCT造影検査などの進歩により、腎動脈の状態が容易に調べられるようになり、腎動脈狭窄症が従来考えられていたよりも多く存在することが明らかになってきた。また2008年には日本循環器学会より「脳血管障害、腎機能障害、末梢血管障害を合併した心疾患の管理に関するガイドライン」が発表され、腎動脈狭窄症に対する関心が高まっている。同社では、腎動脈用パルマッツ ジェネシスの発売をもって、「腎動脈狭窄症」治療の安全な手技の普及および疾患啓発を通じ、患者さんのQOL(Quality of Life)の向上を図っている。

小倉記念病院 診療部長 循環器科 横井宏佳氏は、「腎動脈狭窄症は、脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる血管の病気を併発する可能性が高くなるだけでなく、末期には腎不全になり透析治療が必要になることもある。自覚症状が現れにくいが、患者さん自身が血圧を把握することで早期に発見・治療が可能な病気なので、疾患の認知を高めていく必要があります」とコメントしている。

製品特長詳細

●独自のステントデザインにより、病変部へのアクセスが容易に 腎動脈用パルマッツ ジェネシスでは、従来品「PALMAZTM STENT」(販売名:パルマッツ ステント)で採用している直線型のステントデザインに「S型形状」を追加したことで、柔軟性が向上し、病変部へのアクセスが容易になる。腎動脈は腹部大動脈からほぼ直角に分岐しているため、従来ではアクセスが困難とされていた患者にも、施術が可能になる。

●ロープロファイル(小径サイズ)の実現により、合併症を低減従来のパルマッツ ステントでは、8Fr.(2.64mm)の大径ガイディングカテーテルとの併用が必要だったが、腎動脈用パルマッツ ジェネシスでは、6Fr.(1.98mm)の小径ガイディングカテーテルとの併用が可能となった。併用デバイスサイズと合併症の発生率には関連があることが報告されており、ロープロファイル(小径)化により、大動脈壁の損傷、解離、腎動脈閉塞などの合併症発生率の低減が期待される。

・製品概要販売名 腎動脈用パルマッツ ジェネシス
・承認番号 22100BZX00458000
・使用目的 経皮経管的に腎動脈の狭窄部位に挿入・留置することにより血管内腔を拡張・維持する。
狭窄率50%以上の症候性腎動脈狭窄症で、以下のいずれかに該当する患者
・腎動脈収縮期最高血流速度(PSV):180 cm/秒以上
・最大収縮期圧較差:20mmHg以上
クラス III 高度管理医療機器

【お問い合わせ先】
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
広報部 担当:山口
TEL:03-4411-7155/FAX:03-4411-7869