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ギブン・イメージング社のBravoR pHモニタリングシステムが胃食道逆流症検査に非常に効果的な診断ツールであることを試験で確認

[ 2009/06/12 ]
ギブン・イメージング社は、カテーテルを用いたpHモニタリング検査で確定診断できなかった患者にBravo pHモニタリングシステムを使用したところ、胃食道逆流症(GERD)の確定診断ができたことを確認した試験結果を発表した。この試験(S1892)は、英国ロンドンのガイズ&セント・トーマス病院食道研究所のRami Sweisらのチームによるもので、5月30日~6月4日に開催された米国消化器病週間(DDW2009)年次集会で発表された。

「Bravoがなかったら、この試験を行った患者の多くがGERD診断を受けなかったでしょう。患者の忍容性、日常活動の制約、患者のコンプライアンス、食道内胃酸曝露の日間変動など、従来の検査に伴ういくつもの問題をこのワイヤレスpHモニタリングシステムは解決してくれます。特に患者の忍容性が優れているために、pH値のデータ収集時間とデータ量が増大します。データが多ければ、症状や疾患 の原因が胃酸の逆流である否かを確定診断することができます」と、チューリッヒ大学病院の胃腸科顧問医師であるMark Fox医師は述べている。

この試験では、カテーテルによる従来のpHモニタリングシステムを使って評価したときに、逆流を示唆する症状があるものの、正常な酸曝露であり症状との関連性が陰性であった患者23症例を連続して組み入れました。標準的な食道内胃酸測定法を用いて、総逆流、垂直位逆流、仰臥位逆流を解析した。本試験の主要結果は24時間胃酸曝露とした。主な所見は次の通りであった。

-カテーテル法によるpH測定で陰性であった患者4例のうち、1例以上が48時間ワイヤレスpHモニタリングによって病理学的酸曝露が認められた。
-2例にほぼ1例が、96時間ワイヤレスpHモニタリングによって1日以上の病理学的酸曝露が認められた(総逆流、垂直位逆流、仰臥位逆流)。
-モニタリング時間を延長することによって、逆流エピソードと症状との関連性が有意となる患者数が増えた。
-陽性所見(酸曝露または症状との関連性有り)を呈していた患者7例中6例が外科的逆流防止術後に寛解し、一方、完全陰性所見であった患者7例中6例は薬物療法に奏功しなかったことがフォローアップ検査により示された。

試験担当医らは、pHの平均値または日内最低値が臨床症状と大きな関連性があるかどうかについては不明であるとしながら、本試験ではいずれの検査法も診断率を向上させたとしている。

■Bravo pHモニタリングシステムについて

カテーテルを用いないBravo pHモニタリングシステムは、カプセルを使用して食道のpHデータを収集し、そのデータを患者が携帯するポケベルサイズの小型外部受信装置に無線遠隔測定器を介して送信するシステムであり、これまでのpH測定法の常識を覆した。Bravo pHモニタリングシステムは、カテーテルを用いる従来のpH測定法と同様、携帯型のpHモニタリングシステムであり、日常生活を送りながらpH値を測定・収集してGERDの有無を評価するゴールド・スタンダードの測定法とみなされている。

Bravo pHモニタリングシステムでは、患者は普段通りの食事や活動を続けることができる。さらに、従来のカテーテル法でつきものの喉や鼻の不快感がなく、pH測定を行っていることが外部からはわからず、従来のカテーテル法のような人目を気にするきまり悪さがない。また、従来のカテーテル法は24時間モニタリングが一般的だが、Bravo pHモニタリングシステムはその倍の48時間モニタリングが可能であるため、GERDの正確な診断に必要なデータ量をさらに多く収集することができる。この試験で、Bravoは酸曝露に基づくGERD診断の尤度を向上させ、48時間の長期モニタリング検査は、2003年、American Journal ofGastroenterology誌に発表された研究報告の通り、症状と逆流現象との関連性の説明をより容易にすることが確認された。Bravo pHモニタリングシステムは、論文審査のある50を超える学術専門誌や学会誌に取り上げられている。

インピーダンスpHモニタリングと併用することもある従来のカテーテル法は、非常に小さなカテーテルを鼻孔から食道へと挿入する。このカテーテル法では、患者は往々にして普段通りの日課をこなすことができず、そのため、pH値を24時間モニタリングしてもGERDを予測できないことがある。Bravo pHモニタリングシステムは、従来のカテーテル法に伴う咽喉刺激感、睡眠困難、飲食時の不快感を一掃する。

胃食道逆流症(GERD)

胃食道逆流症(または胸焼け)は、胃の内容物が食道に逆流すると発現。偶発的な胸焼けは正常だが、胃食道逆流症が原因で引き起こる慢性的な胸焼けは日常活動に影響を与え、食道に損傷を起こす。治療しないまま放置していると、胃食道逆流症は下記のようなさらに深刻な内科的疾患を引き起こす可能性がある。

- 嚥下障害
- 嚥下痛
- 食道狭窄
- バレット食道(前癌状態)
- 慢性嗄声または慢性喉頭炎
- 呼吸障害(咳嗽、喘息)

【お問合せ先】
ギブン・イメージング株式会社 広報担当
株式会社ブレインズ・カンパニー 内
担当: 堀田(ホッタ)、植村(ウエムラ)
TEL: 03-3496-1091
FAX: 03-3496-2216
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