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持田シーメンスメディカルシステム(株)、乳がん検診用超音波自動ボリュームスキャナー 『ACUSON S2000 ABVS』 を発表

[ 2009/04/15 ]

「受診者に優しい」 乳がん検診用超音波自動ボリュームスキャナー登場
約1分間の自動スキャンにより、簡便で信頼性の高いデータ取得、抵抗感の軽減が可能に



持田シーメンスメディカルシステム(株)は、乳がん検診用超音波自動ボリュームスキャナー 『ACUSON S2000 Automated Breast Volume Scanner(以下、ACUSON S2000 ABVS)』 の販売を5月から開始する。

同機は、それぞれの乳房を1~3回の自動スキャンをすることにより、簡便にボリュームデータを取得する。検査者がプローブを乳房上くまなく走査させる従来の超音波診断装置と比べ、検査時間を従来の乳房超音波検査の1/3~2/3に短縮できるうえ、操作が簡便で特別な技術を必要としないことから、検査者の技術習熟度依存せずに信頼性・再現性の高いデータを取得することができる。また、検査時間の短縮により、乳房の圧迫が不要であった超音波検査をさらに 「受診者に優しい検査」 へと導く。

※2009国際医用画像総合展(ITEM2009)にて実機を展示 ※4月17日(金)~19日(日)


New England Journal of Medicine(*)によると、乳腺が発達している比較的若い受診者では、乳がん検診におけるゴールデンスタンダードとされているマンモグラフィでも疾患を見落とす可能性があり、超音波検査と併用することによりスクリーニングの検出率が上昇することが報告されている。日本においても、乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験(J-Start)が進められており、今後も乳がん検診における超音波診断装置の重要性がさらに増すことが予想される。
(*) N Engl J MED 356;3. Boyd N.F. et Al., Mammographic Density and the Risk and Detection of Breast Cancer

しかしながら、従来の超音波検査においては、乳房超音波検査に必要な技術を習熟したスタッフが求められることや、受診者の抵抗感の軽減が課題となっていた。また、スクリーニングの精度を維持するためには、誰がいつ検査をしても同様の画像が取得できる再現性の実現が課題であった。


今回開発された 『ACUSON S2000 ABVS』 は、約1分間の自動スキャンにより “15.4cm×16.8cm” という広範囲なボリュームデータを収集することができる。また、それぞれの乳房に1~3回ずつ施行することで乳房全体のボリュームデータの収集も可能である。簡便な操作によって検査時間を短縮でき、検査者に依存しない再現性の高い画像が得られる。また、受診者1人に対する検査時間は10分弱となり、現在の超音波診断装置の検査時間より格段に短縮された。受診者にとっては上半身の衣服を脱いでいる時間を短くすることができ、抵抗感と負担感の軽減に貢献する。

ボリュームデータを収集することで、今までの超音波検査では困難であった外科医視線の断面(Coronal)も高精細な画像で提供し、腫瘍の浸潤などの診断にも貢献することが期待される。また、1回の検査のあと、任意の断面を何度も構築することができ、複数の読影医のチェックを受けることができる。


データの再現性や信頼性を高め、受診者に優しい検査を実現した乳がん検診用超音波自動ボリュームスキャナーであり、従来の超音波検査の弱点を克服し、乳がんの早期発見や検診率の向上に貢献することが期待される。


【問い合わせ先】
持田シーメンスメディカルシステム株式会社
マーケティング部
担当 : 大場 拓也、本田 春香
TEL : 03-5423-8700  FAX : 03-5423-8511
Email : haruka.honda@siemens.com