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(株)日立メディコ、「プロダクトミーディング2009」を開催

[ 2009/04/14 ]
さる4月10日、株式会社日立メディコは同社大会議室(東京・千代田区)にて、ITEM2009に先立ち新製品を中心とした出展製品の説明会「プロダクトミーディング2009」を開催した。

はじめに、同社執行取締役社長 浜松 潔氏が挨拶に立ち、今年のITEM2009で同社がかかげるコンセプトは「やさしさは、見える」であると紹介した。同社では、2008年4月以降、ユーザ、患者に価値ある製品を提供するため製品開発に注力し、“高性能” “患者にやさしいデザイン” “ユーザビリティ”に徹底的にこだわった製品開発を行ってきた。同氏は、「ITEM2009では、思いやり、やさしさ、高精細を融合した製品をご覧いただきたい」 と述べた。

次に、マーケティング統括本部営業技術本部長 久芳 明氏よりITEM2009における同社展示ブースの説明が行われた。

今回、同社ブースでは新製品を多数リリースしており、それら製品すべては、透明感溢れる白と太陽をイメージしたスマイルイエローをカラーデザインコンセプトとしているとのことであった。同氏は次のように語った。「画像診断機器メーカとして、われわれの提供する“やさしさ”とは、あくまでも製品、ソリューションです。」

引き続き、展示される各製品についての発表が行われた。
まず、XRマーケティング本部 小田和幸氏による説明によって、多目的イメージングシステム 『EXAVIST』 を中心に、VISTAシリーズの製品コンセプトについて説明が行われた。VISTAシリーズは、2007年にデビューしたオフセット式多目的イメージングシステム 『CUREVIST』 と、『EXAVIST』 からなる製品のことであり、同装置には“VISTA panel” “VISTA desk” “FAiCE-V”という共通の技術が使われている。

また、本シリーズの開発の背景として、1台で多目的な検査に対応できる装置、リスクの少ない検査環境、X線透視下で実施する治療を伴う検査(IVR)の最適な実施環境という市場ニーズの高まりがあったと話された。

デザインの取り組み・プロセスについて同氏は、「われわれの開発の特長は、開発の上流から製品発表まですべての工程にデザイナーが参画していることです。特に画像診断機器は動きを伴うものであるため、機能美を考えたデザインとなるよう努力しております。徹底した現場観察と現場のニーズの抽出、そしてそれをもとに患者や医師に優しいデザイン、快適な作業環境を提供するといったプロセスでデザインを作りあげていきます。」 と語った。

また 『EXAVISTA』 の特長については、現場ニーズに合わせて40×30cm、30×30cmの2つのFPDが選択可能であること。さらに省スペース&省ランイングコストを考えた設計、150cmのワイドストローク、第3世代FPD(VISTA Panel)と画像自動制御エンジン(FAiCE-V)が搭載されていることなどが挙げられると述べた。このほか、同装置には1,000本ノンインタレース仕様やハイビジョン仕様の透視画像をデジタル化してリアルタイムHDDに記録ができる「透視高画質録画」といった機能が兼ね備えられている。

次に、マーケティング統括本部 CT戦略本部 羽田野顕治氏による、新製品64列マルチスライスCTの特長とコンセプトの紹介が行われた。新製品の詳細情報はITEM2009にても発表される。

引き続き同社オープンMRIシステムについて、マーケティング統括本部 MRI戦略本部 八杉幸浩氏が発表を行った。

今年度の日立MRIの戦略として、同氏は3つの柱を挙げた。“新製品の投入” “ブローバル展開” “特長のある製品の投入”である。
まず、新製品の投入として、あらたに超電導方式と永久磁石方式の2種類のオープンMRI新製品を投入し、中磁場から高磁場までMRIフルラインナップメーカとしてシェア拡大を図ると述べた。

グローバル展開としては、超電導方式MRIと永久磁石方式MRIの特長を生かし、世界のMRI市場に対してグローバル展開を行う。そして、特長のある製品投入として、垂直磁場方式で、これまでにない強い静磁場強度が特長である新製品 『OASIS』 のように、成熟したMRI市場において、「オープンMRIの日立」という地位を堅持していきたいと語った。

次に、新製品MRI 『OASIS』 と 『AIRIS Vento』 が紹介された。 『OASIA』 は、超電導磁石の採用により高い静磁場強度を実現。開放角度270度、開口部の高さ44cmと開放性に優れたガントリである。また、同社独自開発によるソレノイド受信コイル技術も大きな特長の1つである。これにより、中心部の感度が高くSN比の高い画質を得ることができる。
また同社パラレルイメージング技術 「RAPID」 を搭載しているため、高感度と撮像方向の自由度が高く、効果的に撮像時間の短縮が図れる。

『AIRIS Vento』の特長は、スマイルイエローを基調とした新しいデザインとなっている点である。また、高速演算コンピュータの搭載により、同社比30%以上の画像再構成速度を有している。さらに超電導MRI装置と共通のプラットフォームの採用により、必要な情報を簡単に呼び出すことのできる高い操作性も特長の1つである。

マーケティング統括本部 US戦略本部の岡田一孝氏は、超音波診断装置 「HI VISION Preirus」 を紹介した。同装置は、デザインに丸みを大胆に取り入れ、ハードウェア、プローブ、パネルすべてを一新した次世代のプレミアム超音波装置である。同装置は国内で初展示となる。

同装置の特長として、同氏は“高画質化” “操作性向上”の2つの点を挙げた。高画質化では、日立グループの総合力を集結した新開発のブロードバンド技術により、従来にない高画質化を実現している。また 「Single Crystal Probe」 の開発により、高感度で広帯域の画像の表示が可能となっている。

操作性向上では、パネルとモニタが一体で移動できるため、検査スタイルに合わせた自然な姿勢での検査が可能である。また、幅45cmの設置場所を選ばないスリムボディとタッチパネル操作により、新しいワークフローが実現した。

次に、マーケティング統括本部 メディカルIT戦略本部 井桁嘉一氏によるメディカルITシステムの発表が行われた。
ITEM2009での同社ブースの大きなテーマは、“画像システム” “病院情報システム”の2つの展示である。

“画像システム”で展示する画像診断システム 『OPEN-RIS』 のコンセプトは、不慣れな当直業務にへの配慮した“業務支援”、業務学習エンジンと医療コメント機能の充実を図った“医療安全”、蓄積した実績情報から将来の運営シミュレーションが行える“経営支援”である。また同システムはユーザビリティにこだわって開発された。

PACSシステム 「Natural-Report&NV-1000」 の特長は、黒を基調とした画像読影に配慮した画面デザインである。また、読影レポート作成に配慮した画面構成、Web画像サーバにCPI、KINのImageDisplayの機能を実装している。

また同氏は、WEB型電子カルテ 「Open-Karte」 の説明を行い、同システムは、医事、オーダ、電子カルテだけでなく、看護支援やリハビリ、透析など各部門支援機能を内包したトータルパッケージシステムであると述べた。

各部門支援機能を基幹システムに内蔵することで情報の一元管理が行え、各部門間での連携が進められる。また同システムの導入により、高額な部門システムの導入が必要なくなるため、低コストで業務の効率化が図れる。

最後に、核医学治療製品営業本部 放射線治療システム営業部 加納川 洋氏により、高精度放射線治療装置TomoTherapy社製『Hi-ARTシステム』の紹介が行われた。

同システムの特長として、同氏は 「CT技術を統合したことで、容易な照射位置補正が行え、より正確な放射線治療を可能にしています。また、正常組織に対する放射線被ばくのリスクが高い部位についても効果的な治療が行え、さらに、治療時間の短縮により、患者さんへの負担が軽減できるのです。」と語った。
浜松 潔氏
浜松 潔氏

久芳 明氏
久芳 明氏

小田和幸 氏
小田和幸 氏

羽田野顕治 氏
羽田野顕治 氏

八杉幸浩 氏
八杉幸浩 氏

岡田一孝 氏
岡田一孝 氏

井桁嘉一 氏
井桁嘉一 氏

加納川洋 氏
加納川洋 氏

会場風景
会場風景