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GE横河メディカルシステム(株)、 「ブレストトモシンセシス」に関するセミナーを共催

[ 2009/02/17 ]

GE横河メディカルシステム株式会社
世界最先端の乳房画像診断技術 「ブレストトモシンセシス」 に関するセミナーを共催
~ 第18 回日本乳癌画像研究会にて、トロント大学のジャン博士が講演 ~



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会場の様子
GE 横河メディカルシステム株式会社は2 月7 日~8 日(日)に長崎新聞文化ホール(長崎県長崎市)で開催された第18 回日本乳癌画像研究会において、「ブレストトモシンセシスの臨床研究」と題するランチョンセミナーを同研究会と共催した。

ランチョンセミナーでは国立病院機構名古屋医療センターの遠藤登喜子氏が座長を務め、乳房の画像診断分野の世界的権威であるトロント大学ブレストイメージング部長であるロベルタ・ジャン(Robarta A. Jong)氏が世界最先端の乳房画像診断技術「ブレストトモシンセシス」について講演、今後の乳がん診断の可能性を探った。

デジタルブレストトモシンセシス(DBT) は、1 回の撮影で検査部位に異なる角度でX 線を連続パルス照射し、撮影後コンピュータで画像を再構成することで、任意の複数断層画像を一度に得る技術。通常のマンモグラフィ画像は乳房を2 次元画像にて観察するのに対し、DBT では、奥行き方向のデータも収集し、薄いスライスに画像再構成して観察することにより、通常の2 次元画像では困難であった乳腺の重なりを解消し、より精度の高い情報を得ることが可能となる。

ジャン氏はDBT 機能のクリニカル評価について次のような報告を行った。
「一般的にマンモグラフィにおいては、偽陰性(本来陽性と判断されるべきものを陰性と判断する)は20%と言われている。この原因としては、高密度乳腺(Dense Breast)の場合の高信号に疾患部分が重なっていた場合に見逃している可能性が考えられる。DBT により、薄いスライス厚で画像を観察することにより、高密度乳腺における診断能が上がると考えられる。

そこで、2D マンモグラフィとDBT の25 症例において臨床評価を行い、結果としてトモシンセシスの検出能の方が高いことが統計的に実証された。また2D 画像において病変と考えられていたものについてDBT を用いて再検証することで、病変ではないことが確認された例もある。臨床評価の画像を用いて具体的事例を示し、2D 画像とDBT 画像の比較を数多く例示した。特にGE におけるDBT の特長としては以下の3 点が挙げられる。
2D と同じピクセルサイズでDBT のデータを取得することにより、2D 同様の高精細画像が得られること
撮影角度が40 度で広いため、隣接した物体でも薄いスライス厚で観察できること
間接変換フラットパネルの利点である『低線量域での高いDQE(detective quantum efficiency:量子 検出効率)』の効果により、2D 撮影時と同等以下の被ばくでの撮影が実現できること

今後、臨床のスクリーニングの場で用いる場合の問題点としては、情報量が多くなることにより、読影医師への負担が考えられ、読影の環境についての検討も必要となってくる。
トモシンセシスは非常に注目されている新しい技術であり、早急に製品化を期待する声も上がってきている。しかし、撮影・読影・画像管理などトータルワークフローの確立、更なる臨床データとエビデンスの整備など実施すべき点が多い。上記の点を解決すべく、慎重に臨床評価を進めている」


【お問い合わせ】
GE 横河メディカルシステム株式会社
広報グループ・松井
Tel: 042-585-9249 Fax: 042-585-9541
Mail: aki.matsui@ge.com