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東芝メディカルシステムズ(株)が経営戦略発表会を開催

[ 2008/11/28 ]
さる11月25日(火)、世界貿易センタービル(東京・港区)にて、東芝メディカルシステムズ(株)が経営戦略発表会を開催した。

会では、同社代表取締役社長 小松研一氏による、同社事業概況、市場環境、TMSCグループ業績、中期経営計画、主要事業戦略について発表が行われた。

まず事業概況について、同社は、(株)東芝の社会インフラ事業グループの一員として、グループ全体の16%の売上げを得る、安定した部門であると述べた。市場環境として、医用画像診断の世界市場は2004年から2007年にかけてCAGRは4%の成長であったが、主要国での医療費抑制政策が影響し、今後は年2.5%程度の成長にとどまると予想しているとのこと。その反面、後進国であるBRICa地域では18%と大きく成長しているため、今後は、後進国を中心とした市場動向に期待すると述べた。

同社グループ業績は、日本および世界のマーケットの厳しい状況における2008年度上期の受注状況では、日本を除く米国、欧州、その他の地域においては、前年度上期に比べ65%の伸びを示している。今後はグローバルな販売の促進をめざすという。

中長期経営計画として同社は、2011年の連結売上高4,500億円という中期目標を設定した。また、事業ビジョンでは、“サイバーホスピタルの実現”をめざす。“サイバーホスピタル”とは、ネットワーク上ですべての患者の医療情報を、厳重なセキュリティのもとで、いつでもどこでも専門医が参照できるシステムで、適切かつ最高水準の診断治療に価値ある情報提供を支援するものである。従来はモダリティ機器から得られた情報をデータベースとして蓄えるだけであったが、今後は、その情報をさらに高度な医療の診断や診断支援に応用する新たなビジネスを展開していきたいと述べた。

最後に主要事業戦略として、4つの目標を掲げた。1つめはグローバルR&D強化である。R&Dの拠点は、本社R&Dセンターを中心としたアジア、2006年度に設立した米国R&Dセンター、今回欧州にて設立するR&Dセンターである。米、欧、アジアの3極のR&D体勢により、さらなるテクノロジーリーダーシップの強化を図る。

2つめとしてグローバル事業成長加速として、主要4事業(CT、MRI、超音波、X線)のさらなるグローバルな展開を進め、各国におけるビジネスのシェア拡大を図る。特に、最大市場である米国においては、『Aquilion ONE』、『Aquilion 64』を中心とした戦略的な事業の拡大を行い、2011年にはグローバルCTシェアナンバーワンをめざすとのこと。

3つめは事業領域の拡大である。従来の画像診断領装置事業以外に、イメージをもとにした治療分野におけるImag Guided Treatment事業拡大を図ると述べた。

そして、4つめとしてサービス事業の収益拡大を挙げた。同社は、RPP戦略を推進していると説明を行った。RPPとは、Reactive(事後保守)、Proactive(事前保守)、Predictive(予測保守)の略である。現在、RPP戦略に基づく開発、サービス体制を構築しており、2009年1月には本社新サービス塔が完成予定である。これによりさらなるRPP機能の拡充を図ると述べた。
小松研一氏 小松研一氏