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GE横河メディカルシステム 次世代の心臓検査専用 SPECT 装置を発売

[ 2008/10/24 ]

GE横河メディカルシステム
次世代の心臓検査専用SPECT装置を発売
~コンパクトなボディに機能性や操作性を高い次元で融合した国内唯一の心臓専用装置~



GE横河メディカルシステム株式会社は10月24日(金)、現状では国内唯一となる心臓検査専用SPECT (単光子放射断層撮影装置) 「Ventri」 を、循環器病院や総合病院を主対象に発売した。

Ventri.jpg

【製品名】 Ventri (ベントリ) / 【希望小売価格】 1億1,800万円


■ 特長

「Ventri」 は核医学検査の中で4分の1以上の高い割合を占める心臓検査(*1) 専用のSPECTである。SPECTは、体内に投与された放射性医薬品から放出される単光子の微弱なガンマ線やX線を検出し、その分布を画像化する装置である。国内では現在、心臓や頭部、甲状腺、肝脾臓、腎臓、腫瘍(全身)、そして骨(全身)など多岐にわたる部位を幅広く検査可能な汎用型のSPECTが主流となっているが、同機は25%以上の検査需要を占める心臓検査に特化した国内唯一の装置として、高い機能性や操作性、患者負担の大幅な軽減、ならびに日本市場に合った小型化を実現している。
(*1)第6回全国核医学診療実態調査中間報告によると、2007年度の核医学検査の割合は心筋が25.6%

「Ventri」 は心臓専用の3次元画像再構成機能を搭載し、高精細な心臓の3次元画像の撮影時間を従来の半分に短縮している。また同装置で収集されたデータは、GE製核医学ワークステーション 「GEniEXeleris (ジニー・エクセラリス)」 で高度な画像解析が可能なほか、同社のワークステーションとCT (コンピュータ断層撮影装置) を組み合わせることで、核医学画像と冠動脈CTの画像を融合した3次元イメージを容易に作成可能である。これは 「CardIQ Fusion (カードアイキュー・フュージョン)」 と呼ばれるアプリケーションで、CTの冠動脈造影画像から抽出した心筋の3次元画像上に、同機で得られた心筋血流情報などの機能情報を重ね合わせることで、3次元的に心臓の血流情報を視覚化することができる(下図参照)。さらにCTで撮影した冠動脈も同時に観察できるので、核医学やCTの単独検査では難しい冠動脈の多肢病変における責任血管の同定にも高い有効性を誇る。

fusion.jpg 【CardIQ Fusion による核医学と冠動脈CTの融合画像】

左の画像は造影冠動脈CT画像から左室心筋を抽出し3次元画像を作成、その表面に核医学から得られた血流値を貼り付けたもの。冠動脈も3次元化している。心筋の血流状態と冠動脈が3次元的に同時に観察可能である。
なお、左側のカラーバーは心筋の血流を表し、赤いほど血流が多い。

「Ventri」 は患者の負担軽減にも大きく貢献する。心臓専用の3次元画像再構成機能を搭載することで、撮影時間の半減を実現したほか、検査時に腕を置くアームサポートや腹臥位検査用のフェース/アームポート、ならびに腰の負担を軽減するレッグサポートなど心臓検査に有用な装備を揃え、患者の負担を減らしている。
また、汎用型のSPECTでは広範な検査に対応する必要があるため、装置の操作が煩雑で、結果として検査の長時間化につながっていたが、同機では心臓検査に特化することで、操作を簡素化したほか、頻度の高い検査手順の自動化や患者の位置決め機能の強化を図り、使い勝手を向上した。またコリメータを手持ちにして迅速な交換を可能としたほか、コリメータキャビネットを小型化して、検査に使用する心電図や点滴棒をテーブルサイドに設置可能にするなど、優れた操作性を実現している。

「Ventri」 は日本市場に合った小型化も図っている。汎用型のSPECTを設置するには約30㎡のスペースが必要なため、これまで設置場所が確保できずに導入を諦めていた医療機関も存在した。同機は心臓に特化することで、1740mm(縦)×1150mm(横)×2630mm(奥行)と同社製汎用型SPECTに比べて約7割の小型化に成功、設置スペースも従来の3分の1となる約10㎡と、日本の市場ニーズにマッチした省スペース化を図っている。
しかしながら、体型や年齢に関係なく検査可能なほか、稀に見られる右心臓 (内臓逆位) の検査にも対応するなど高い柔軟性を有している。


■ 問い合わせ先

GE横河メディカルシステム株式会社 広報グループ
TEL : 042-585-9249