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GE Healthcareが考えるCTの未来予想図

[ 2008/10/03 ]
「CTを超えたCT」 - LightSpeed CT750 HDの登場 昨年の第93回北米放射線学会(RSNA)において、GEヘルスケアは次世代CTの中核となる技術面および臨床面における革新的な技術要素「HD(ハイデフィニッション)CTテクノロジー」を発表した。この技術要素は会場に集まった世界中の医療関係者からこれまでにない高い評価を受け、一日も早い製品化が望まれていた。 そしてこの6月、「LightSpeed CT750 HD」がFDAの承認を受け、発売の運びとなった。日本でも今秋に発売する予定である。

INSIDE LightSpeed CT750 HD

LightSpeedCT750 HDは、GEヘルスケアが提唱する次世代CTのビジョン「See More, Know More, Less Dose」を高い次元で融合した。

「See More」 よりクリアで飛躍的な写像性(鮮明度)を実現した画像の提供
「Know More」 従来のCTでは得ることのできなかった臨床情報の提供
「Less Dose」 画質を犠牲にすることなく、飛躍的な被ばく低減の実現

ここでは「See More」について紹介する。

「See More」 CTで初めてガーネットを使用した新型「GE Gemstone」検出器を搭載、断層像1枚1枚の画質を向上

体内を透過してきた不可視なX線を光情報に変換するX線検出器のシンチレーター素材は、これまでの20年以上にわたる技術開発の過程においても、従来の重金属の化合物から全く変わることがなかった。
しかしGEは今回、CTの歴史上初めてこの素材にメスを入れた。GEが採用したのは「宝石」。独特の光学特性を有するガーネットに、シンチレーション(放射線が物質内を通過するとき発光する現象)効果を有する数種類の希土類を合成し、検出器素材として採用した。 実はGEは人工ダイヤモンドを世界で初めて開発し、様々な製品供給をしてきた実績を持つなど、世界有数の人工石の開発・加工技術を有している。人工ガーネットもその一環として研究を重ね、今回ついに一つの技術として実を結んだ。
「GE Gemstone(ジーイー・ジェムストーン)」検出器の最大のメリットは、CT画像の根幹であるアキシャル画像(断層像)において、小さなモノを識別する能力である空間分解能を大幅に向上したこと。フルレンジ時の中心分解能は世界最高の0.23mmを実現し、従来製品と比べて33%も向上したほか、オフセンターの分解能も47%以上改善するなど、断層像1枚ごとの画質を格段に高めた。
臨床的には、冠状動脈内腔をより高精細に描出できるため、狭窄部位のプラーク性状評価診断能が向上し、今や世界の死亡要因の第4位となっている慢性閉塞性疾患(COPD)などの診断に必要な末梢肺気管の描出が可能になるなど、早期発見・早期治療に大きく貢献する。

LightSpeed CT750 HDの臨床評価の共同研究を実施している米ウィスコンシン医科大学の画像診断部門を統括するデニス・フォーリー博士は、この次世代CTの臨床的有用性について以下の通り述べている。 「LightSpeed CT750 HDを使用してまず感じたのは、従来のCTに比べて極めて微小な病変部を鮮明に描出できることで、臨床応用領域が確実に広がるだろうということです。とりわけCTによる血管造影、ならびに整形外科領域や側頭骨錐体部などの微細な部位の診断に高い有用性が期待できます。また半分の出力、すなわち2分の1の被ばく量で従来と同レベルの高画質画像を撮影可能な点には、ただただ驚くばかりです」

【お問い合わせ】
GE横河メディカルシステム株式会社 松井亜起
Tel: 042-585-9249
Mail: aki.matsui@ge.com
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         GE GEMSTONE検出器