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島津製作所が移動型デジタルX線撮影システム「MobileDaRt Evolution」発売

[ 2008/09/05 ]
島津製作所は、病室や手術室、集中治療室、救急医療の現場などX線撮影室以外で、コードレスでX線撮影が行え、撮影直後にその場で画像確認ができるデジタル式回診用X線撮影装置の新製品で、商品名「MobileDaRt Evolution(モバイルダート エボリューション)」を9月3日から発売した。

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MobileDaRt Evolution


デジタル式回診用X線撮影装置は、X線撮影を必要とする場所に装置を移動させ、可搬型のフラットパネルディテクタ(平面検出器)を用いてX線撮影を行い、撮影3秒後にはその場で本体モニタに表示される画像を確認することができる検査装置である。新製品は、従来からの特長である「快適な走行と高い操作性」を受け継ぎ、新しくX線の最大出力を32kWに向上させたことから、小児や救急など患者が静止できない場合でもブレの少ない鮮明な画像が得られるようになった。また、夜間の回診業務でも静かに走行できる新静音モーターを採用するほか、移動時の安全性をより高めるために、走行時に注意音を出すことができる機能も追加している。さらに、本体モニタも15インチになり(従来製品は12.1インチ)、画像確認がしやすくなっている。

同社は、2000年にフィルムカセッテ式の回診用X線撮影装置「MUX100シリーズ」を発売し、軽快な走行と操作性の良さから、同シリーズはすでに世界各地の医療施設に4500台以上納入されている。その特長を受け継いだデジタル型の従来製品も2005年の発売以来、米国を中心に高い評価を受け、総納入台数は250台を数え、米国シェアは約30%になった。今年5月に中国四川省で発生した地震災害時の救急医療の現場でも、多くの被災者のX線撮影にスピーディに効率よく対応できたことから、走行性、即時性、操作性、利便性において高い評価を受けている。

同社は、ユーザーの要望をさらに反映させることで装置を強化し、病室や手術室の他、救急や災害時など制約が多く緊急性の高い医療現場でも、より安全に効率良く検査できるこの新製品を市場に投入し、さらなるシェアアップを図っていく。

【新製品の特長】
1. 撮影3秒後に、本体モニタで画像確認が可能
可搬型のフラットパネルディテクタ(491mm×477mm×23mm)で撮影後、わずか3秒で本体の15インチ液晶モニタに画像を表示。救急の際、次の処置に必要な情報がすぐに得られ、迅速な処置が可能になった。

2. ブレの少ない鮮明な画像を提供
最大32kWの出力により、撮影スピードを向上させ、姿勢を保ちにくい小児や救急搬送された患者の撮影を行う場合でも、ブレの少ないシャープな画像が得られる。

3. 抜群の走行性で、快適な移動を実現
ハンドルを軽く押せばスムーズに動き始め、方向転換も軽々行えるため、軽快に装置を移動させることができる。新静音モーターを採用し、走行音を一段と低減したことから、夜間でも快適に回診業務が行え、院内走行中のトラブル回避のために走行時に注意音を鳴らすことも可能。

4. スムーズな操作、高い利便性により、効率の良いX線撮影が可能
X線管を備えた最長1200mmの超ロングアームが広範囲をカバー。アームは自在に動かし、ぴたりと位置決めすることができる。作業をスムーズにする各種スイッチ、機能を備え、微妙な位置合わせも無理なく快適に行える。また、撮影のタイミングを捉えやすくするために、撮影準備完了時や撮影時に色で知らせる「光るハンドスイッチ」を組み合わせることもできる(オプション)。作業をよりスムーズに行うために、ハンドスイッチを追加で増設することも可能(オプション)。

5. 安心機能の充実
面積線量計または線量計算機能を組み込むことで、被ばく線量を表示することができる(オプション)。本体ハードディスクには3500画像を保存でき、万一のバッテリー残量低下にも応急的に撮影できる追加撮影機能を装備している。


【商品の概要】
商 品 名 : 回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution(モバイルダート エボリューション)」
価  格 : 1億1,000万円~(システム構成により異なる)
販売計画 : 発売後1年間の販売予定数 170台