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<特別インタビュー> ユーフォニック・テクノロジー(株) 医療機器・表示装置向け画像処理チップを開発

[ 2008/08/07 ]
ユーフォニック・テクノロジー(株)が 高速・高精細な組み込みアプリケーション向け
表示コントローラLSI 『EGC601』 を開発

-同社 代表取締役社長 高見沢一彦氏と取締役技術本部長 増田慎治氏に訊く-

複数画面を同時に制御可能とする、医療機器・表示装置向け画像処理チップを開発したユーフォニック・テクノロジー(株)。新製品『EGC601』の特長、使用用途についてお話を伺った。


-御社設立までの経緯をお話し下さい。

 私どもは、(株)リアルビジョンとNECシステムテクノロジー(株)の出資により、スピンオフ型ベンチャー企業として、2004年1月に設立されました。
 日本では、米国などと比べて、開発型ベンチャー企業が発展しにくいといわれております。しかし、私どものスピンオフ型ベンチャーでは、出資企業のリソースを効率的に活用することができ、それにより、ベンチャー企業の利点である機動性やフロンティアスピリットをより発揮しやすい体制を作ることができるのです。これらの利点を生かし、開発コンサルテーションから、LSI、ボード、装置の開発まで、幅広い製品とサービスを提供しています。


-このたび開発された画像処理チップ 『EGC601』 の特長についてお話し下さい。

 『EGC601』は、医療、ボードPC、FA組み込みなど、非常に汎用性のあるグラフィック・コントローラです。柔軟なハードウェア構造をもつため、組み込み分野における画像表示機能を大幅に改善できます。  『EGC601』の大きな特長は、チップ上にCPUを搭載していることにあります。そのため、医療機器装置にそのまま組み込むことで、表示画面を制御することができます。XGAの画素数なら4画面まで同時に表示できるスペックを備えております。さらに、機能ごとに素子を集めてブロック化する設計手法を採用しているため、ブロック同士の信号のやり取りを効率化し、消費電力を従来の画像処理チップの20分の1に抑えることができます。


-今後の展開についてお話下さい。

 医療分野においては、これら 『EGC601』 の特長を生かし、院内のベッドサイドモニタに組み込んで使用していただくことが最も有用ではないかと私どもは考えております。生体情報や画像情報を瞬時に1つの画面に表示させる機能、かつリアルタイム性が要求される分野にこそ、私どもの製品をお役立ていただけると自負しております。
 今後は、従来のグラフィックスボードを使用してのモニタ表示だけでなく、私どもの『EGC601』を組み込んだ、インテリジェントなモニタをモニタメーカ様はじめ皆様にご提案していきたいと思っております。


-どうもありがとうございました。
『EGC601』
医療機器・表示装置向け画像処理チップ
『EGC601』

高見沢一彦氏
代表取締役社長
高見沢一彦氏

増田慎治氏
取締役技術本部長
増田慎治氏