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ケアストリームヘルス シカゴ フィールド博物館の調査に協力 CR システムが古代の秘密に迫る

[ 2008/05/19 ]
ケアストリームヘルス社(以後、CSH)のデジタルイメージング装置と画像解析技術が、シカゴ フィールド博物館が所有する世界的に貴重な収集品に隠された秘密を発見し、分析を行う上で、重要な役割を果たしている。
CSHは、フィールド博物館が所有する100万個を超える標本や遺物からデジタルX線画像を撮影し、保存し、配信することを可能にするCRシステムを寄贈した。フィールド博物館では、増え続けるデジタル画像の管理、閲覧、保存を行うために、CSHのPACSシステムも使用している。 
古代エジプトのミイラのX線画像はデジタル画像の可能性を示している。最近になって撮影されたミイラの鮮明なデジタル画像は、頭頂葉に今まで分からなかった腐食を捉えた。このことは、このミイラが生前、寄生虫に蝕まれていたか、貧血、あるいは栄養失調の状態であったことを示している。また同じミイラの骨盤のデジタル画像は、このミイラが30から40歳の女性のものであることを示している。他にも、ペルーの「false head(人工の頭)」と呼ばれるミイラに付けられたマスクのX線画像は、この中に貝殻が詰められているという驚くべき事実を明らかにした。南米の西海岸沖に生息する食用のナンベイチドリマスオガイ(Mesodesma donacium)の貝殻2枚が、明瞭な画像によって確認できた。貝殻は意図的にマスクの詰め物に使われており、食事を提供する意味があったと考えられるが、他の遺物には、貝殻が詰められたものはなく、その目的は不明である。
CSHのCRはミイラ、革製品、かごのような有機物や、陶器、化粧しっくい、ビーズなどの高密度な遺物のX線画像を鮮明に捉えることができる、まさに理想的なシステム。同様にフィールド博物館に設置されたCSHのワークステーションは、すばやく用意した文献や画像イメージへの簡単なアクセスを可能にする強力なデータベースを持った画像ビューワーである。
CSHには、さまざまな産業のニーズを満たす非破壊検査システムを開発・販売する非破壊検査ソリューショングループという事業部がある。同事業部は博物館や美術館からの要請に応える社内リソースを有しており、建築物、ミイラ、恐竜、彫刻、絵画、歴史的遺物等のX線画像を撮影する最新のデジタルシステムを提供している。
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ミイラ(頭部画像) Mummy image (head)
鮮明なデジタル画像は、頭頂葉に今まで分からなかった腐食を捉えた。このことは、このミイラが生前、寄生虫に蝕まれていたか、貧血、あるいは栄養失調の状態であったことを示している。
撮影および画像提供: フィールド博物館