先輩はメタボである。


2009年08月06日(木)

ほとんど予想で書いています。

素敵なウェブサイトを見つけました。
三文文士のネガティブ空間」 といいます。
どなたが作っているかは存じませんが、
書評のページがいたく気に入りました。

というのも、このページをきっかけに
今まで避けてきた本を読んでみようと
決心することができたからです。

その本の名前は 『功名が辻』。
山内一豊とその妻千代を中心とした
司馬遼太郎作の歴史小説です。

主人公は妻の千代で、
“内助の功” や “良妻賢母” がテーマ
…なんですか?
(いや、読んだことがないので)


というのも、以前読んだ司馬作品の中に
『戦雲の夢』 という本がありました。
土佐の戦国大名・長曾我部盛親を
主人公とした物語です。

その物語の中では、
「盛親のアイディアを盗んだ一豊の発言が
関ヶ原合戦に大きな効果を及ぼし、
それをきっかけに徳川家康の目に留まった」
的なことが書いてあったんです。

一豊はそれをきっかけとして、
関ヶ原合戦後に土佐の大大名に出世します。
よりによって、盛親の生国ですよ。

それ以来、僕は一豊が大嫌いです。
NHKの大河ドラマもスルーでした。
彼には気の毒なほど少ない材料での
判断となりましたけどね。


さて、そこで書評です。
そこにはこのような記述がありました。

「愛すべき山内一豊は、
人生の目標である国持ち大名になった途端に、
愛すべき人物ではなくなった。

  <中略>

人は、人生の目標をなし得たあと、
どのように生きるべきなのか。」


グッときましたよ。
特に最後の1文なんかは最高です。

確かに一豊も辛かったでしょう。
出世とはいえ他人の領地へ国替えされて、
叛乱や暗殺の恐怖と戦わなければならない。
力で民衆や家臣を抑えたくなる気持ちも
わからないことはありません。

恐怖にかられた一豊の心が壊れていき、
その心理描写を追っていく中で
逆説的に最後の1文がふと頭をよぎる
…んですかね?
(だから、読んだことないんですって)


「壊れていく姿を因果応報的に眺めたい」
という訳ではありません。
「成功した男の最後を見守りたい」
という方が近いかもしれないですね。

さらには、人生訓のようなものまで
拾えてしまうかもしれないじゃないですか。
人として。男として。
ぜひとも読んでみたい本になりました。



中華風仕切線

ムック氏より

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